「こんにちわッ、テディちゃでス!
もッとォ、もうふゥをッ!」
「がるる!ぐっるがるるるる!」(←訳:虎です!もっとお日さまを!)
こんにちは、ネーさです。
一段と寒さが増したのでモコモコ靴下を購入いたしました。
足元の防寒対策が進んだら、
さあ、読書も防寒仕様にいたしましょうか。
本日は、こちらのホカホカ《料理小説》を、どうぞ~♪
―― エッグマン ――
著者は辻仁成(つじ・ひとなり)さん、2017年10月に発行されました。
『EGGMAN』と英語題名が付されているこの御本は、
キッチンに立つのは嫌いじゃないわよ♪という活字マニアさんには
“やる気”も湧いてくる楽しい作品です。
「たァ~くさんッ、でてくるゥのでス!」
「ぐるるがーる!」(←訳:お料理シーン!)
主人公は、
不器用で、晩熟(おくて)で、人見知りの、
サトジさん。
本名は、佐藤次郎さんというのですけれど、
幼なじみにはサトジと呼ばれていて、
行きつけの居酒屋《ゆるり》の店主さんからは
サトちゃんと呼ばれている彼の恋は……
「ながァいィ~ッ!」
「がるぐるるるぅ!」(←訳:気が長過ぎるぅ!)
そうなのよねえ。
物語の冒頭で、
サトジさん、ほぼ一目惚れいたします。
居酒屋《ゆるり》のコの字型のカウンター席、
サトジさんの対面に座っている女性の、
なんて素敵な笑顔。
でも、その彼女――マヨさんの隣席には
男性が座っています。
そう、マヨさんは結婚したばかり、なんですって。
「しつれんッ、かくていィ!」
「ぐるるる!」(←訳:ところが!)
数年後、サトジさんは聞かされます。
マヨさんは離婚したのだ、と。
「ちゃんすゥ、とうらいィでスかッ?」
「がるるるぐるる!」(←訳:そうでもないよ!)
離婚したマヨさんは、
居酒屋《ゆるり》に来店することもなくなりました。
ここまででもう、軽く6、7年の歳月が流れているというのに、
ふぅ、まだまだ、
サトジさんが吹っ切れるための時間には足りません。
さらに、2年ののち。
サトジさんは《ゆるり》に再び来店した
マヨさんを目にし。
その一年後、
サトジさんとようやく
“個人的な会話”をマヨさんと交わすことに
成功するんですけれども。
「おッそォ~いィッ!」
「ぐるーるがっるぐる!」(←訳:スピードアップして!)
はいはい、サトジさんの潜在意識も
スピード上げなきゃ!と感じたのでしょうか、
ここから物語の速度と勢いは増してゆきます。
マヨさんと、より近付くために
サトジさんが引っ張り出す伝家の宝刀は――
お料理!
それも、卵をふんだんに使っての、
人の心を覆う鎧をゆっくり剥がしてゆく、
美味しい料理です♪
「そうゥこなくッちゃッ!」
「がるるぐるる~!」(←訳:お腹が鳴るよ~!)
マヨさんと、
そしてもうひとり、
大切な或る人のお腹とハートを温めるため。
サトジさんが創り出すのは、
たまごかけご……
いえ、いえいえ、これ以上は内緒にしておきましょう。
どんなお料理が、
どんな風にサトジさんとマヨさんの出逢いを
ぎゅぎゅっと結びつけてゆくのか、
サトジさんの、
マヨさんの心がどこへ向かうのか。
「……ぐゥ~!」
「ぐーるー!」(←訳:グーグー!)
美味しそうな食べものの描写に
お腹を鳴らしながら、
皆さまも、ぜひ、一読を♪
もッとォ、もうふゥをッ!」
「がるる!ぐっるがるるるる!」(←訳:虎です!もっとお日さまを!)
こんにちは、ネーさです。
一段と寒さが増したのでモコモコ靴下を購入いたしました。
足元の防寒対策が進んだら、
さあ、読書も防寒仕様にいたしましょうか。
本日は、こちらのホカホカ《料理小説》を、どうぞ~♪
―― エッグマン ――
著者は辻仁成(つじ・ひとなり)さん、2017年10月に発行されました。
『EGGMAN』と英語題名が付されているこの御本は、
キッチンに立つのは嫌いじゃないわよ♪という活字マニアさんには
“やる気”も湧いてくる楽しい作品です。
「たァ~くさんッ、でてくるゥのでス!」
「ぐるるがーる!」(←訳:お料理シーン!)
主人公は、
不器用で、晩熟(おくて)で、人見知りの、
サトジさん。
本名は、佐藤次郎さんというのですけれど、
幼なじみにはサトジと呼ばれていて、
行きつけの居酒屋《ゆるり》の店主さんからは
サトちゃんと呼ばれている彼の恋は……
「ながァいィ~ッ!」
「がるぐるるるぅ!」(←訳:気が長過ぎるぅ!)
そうなのよねえ。
物語の冒頭で、
サトジさん、ほぼ一目惚れいたします。
居酒屋《ゆるり》のコの字型のカウンター席、
サトジさんの対面に座っている女性の、
なんて素敵な笑顔。
でも、その彼女――マヨさんの隣席には
男性が座っています。
そう、マヨさんは結婚したばかり、なんですって。
「しつれんッ、かくていィ!」
「ぐるるる!」(←訳:ところが!)
数年後、サトジさんは聞かされます。
マヨさんは離婚したのだ、と。
「ちゃんすゥ、とうらいィでスかッ?」
「がるるるぐるる!」(←訳:そうでもないよ!)
離婚したマヨさんは、
居酒屋《ゆるり》に来店することもなくなりました。
ここまででもう、軽く6、7年の歳月が流れているというのに、
ふぅ、まだまだ、
サトジさんが吹っ切れるための時間には足りません。
さらに、2年ののち。
サトジさんは《ゆるり》に再び来店した
マヨさんを目にし。
その一年後、
サトジさんとようやく
“個人的な会話”をマヨさんと交わすことに
成功するんですけれども。
「おッそォ~いィッ!」
「ぐるーるがっるぐる!」(←訳:スピードアップして!)
はいはい、サトジさんの潜在意識も
スピード上げなきゃ!と感じたのでしょうか、
ここから物語の速度と勢いは増してゆきます。
マヨさんと、より近付くために
サトジさんが引っ張り出す伝家の宝刀は――
お料理!
それも、卵をふんだんに使っての、
人の心を覆う鎧をゆっくり剥がしてゆく、
美味しい料理です♪
「そうゥこなくッちゃッ!」
「がるるぐるる~!」(←訳:お腹が鳴るよ~!)
マヨさんと、
そしてもうひとり、
大切な或る人のお腹とハートを温めるため。
サトジさんが創り出すのは、
たまごかけご……
いえ、いえいえ、これ以上は内緒にしておきましょう。
どんなお料理が、
どんな風にサトジさんとマヨさんの出逢いを
ぎゅぎゅっと結びつけてゆくのか、
サトジさんの、
マヨさんの心がどこへ向かうのか。
「……ぐゥ~!」
「ぐーるー!」(←訳:グーグー!)
美味しそうな食べものの描写に
お腹を鳴らしながら、
皆さまも、ぜひ、一読を♪