テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

超絶技巧を、アールデコの館で。

2017-01-25 22:07:57 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでッス!
 よしッ! げんきだまァ、おくるぞォ~!」
「がるる!ぐるがるるる!」(←訳:虎です!行けトリノへ!)
「とうゥッ!!」

 こんにちは、ネーさです。
 今度こそミランを粉砕するのだユーヴェの戦士たち!
 と、お腹の底からの願いをこめて
 元気玉をユヴェントススタジアムに遠投した後は、
 はい、読書……を本日はサボることにして、
 展覧会情報を、どうぞ~♪

  



          ―― 七宝 並河靖之 ――



 東京都港区白金台の東京都庭園美術館にて、
 会期は2017年1月14日~4月9日
 (第二・第四水曜日=1/25、2/8、2/22、3/8、3/22は休館)、
 『明治七宝の誘惑――透明な黒の感性』と日本語副題が付されいます。

 ↑上の画像のチラシ(フライヤー)には、
 ちょっと仕掛けがありまして、
 用紙の右側の部分を……

  

 開くと、↑こうなります♪

「わほほゥ~♪」
「ぐるがる!」(←訳:壺が登場!)

 藤の花が描かれた美しい壺……
 と言いたいところですが、
 この藤のお花、筆で描いたものではありません。

 漆黒の地色の壺――
 明治後期に制作された『藤草花文花瓶』は、
 七宝(しっぽう)。

 着色した硝子の粉を
 丁寧に丁寧に、
 気が遠くなってしまうような細かい作業を重ねて
 壺の地にそっと置き乗せてゆき、
 高温の窯で熱して創り上げる工芸品、
 いえ、美術品です。

「こッ、こまかいィ~!」
「がるぐるがる!」(←訳:超絶技巧だよ!) 

  

 この壺の作者は、
 並河靖之(なみかわ・やすゆき)さん(1845~1927)。

 明治時代、七宝は
 輸出用美術工芸として非常な人気を博しました。
 並河さんは当時を代表する七宝家さんだったのです。

「どのさくひんもォ~…」
「ぐるるがる!」(←訳:驚異の極地!)
 
  

 大正期に入って急激に生産が落ち、
 七宝家・並河さんの名が忘れられた時代もありましたけど、
 近年、明治工芸の素晴らしさが広く認知され、
 並河さんの人気は再び高まっています。

 そして、没後90年となる2017年、
 初の回顧展開催となりました!

「ぱちぱちぱちィ~!」
「がるるる~!」(←訳:めでたや~!)

 この展覧会には、
 国内外に現存する並河さんの七宝作品、
 下絵などの関連資料も併せて展示されます。

 また、『ドレスコード割引』もありますよ♪

「どれすこーどォ??」
「ぐるがぅる?」(←訳:それなぁに?)

 並河さんが制作した花瓶やお皿には
 《蝶》の図像がしばしば取り入れられています。

 そこで!
 《蝶》のモチーフを身に着けて来館した御方には
 入館料金を¥100割引きするんですって。

「ちょうちょでッ?」
「がるる!」(←訳:蝶々で!)

 お出掛けする際は、皆さま、
 蝶の形のアクセや、
 蝶がデザインされたスカーフで装って、
 チケット購入窓口でドレスコード割引を
 申し出てくださいな~♪

「ちょうちょでェ~」
「ぐっるー!」(←訳:ラッキー!)
 
 


    さあ、ここで今回のオマケ画像は……まあっ!豪華!
   
    「おォ~!」
   
    「がるー!」
    頂きものなんですけど、
    『ゴディバ』さんのアイスクリーム……
    豪華過ぎて、私ネーさ、動揺しております。
    開封&実食しましたら、
    また改めて御報告いたしますね♪


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