「こんにちわァ、テディちゃでス!
ねッちゅうゥしょうにィ、ごようじんッなのでス!」
「がるる!ぐるるるる!」(←訳:虎です!風邪にもね!)
こんにちは、ネーさです。
ユヴェントスが昨日も勝ってくれたのでお祝いに、
いえ、熱中症予防のため
アイスクリームをパクついた暑~い一日の終わりには、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの新書を、どうぞ~♪
―― ダ・ヴィンチ絵画の謎 ――
著者は斎藤泰弘(さいとう・やすひろ)さん、2017年3月に発行されました。
新書ではありますが、表紙右上に、小さく
『カラー版』と記されていますように、
図版資料がカラー印刷で収録されていますので、
アート好きさんにも楽しめるこの御本は――
「てッてきにィ、れおなるどォ~おじさんッ!」
「ぐるるがるぐるるる!」(←訳:業績を突き詰めます!)
世界中に、
いったい何人の“レオナルド研究家”さんが存在するのか?
ルネッサンス時代のイタリア美術研究者さんならば、
数十人どころか、
数百人を超える研究家さんがいることでしょうが、
その方々の多くが《本命》と考えるのは、やはり。
「ゆいいつゥむにィのォ!」
「がるぐる!」(←訳:この巨匠!)
レオナルド・ダ・ヴィンチさん(1452~1519)。
著者・斎藤さんは日本に於ける
“レオナルド研究”のトップランナーさんとして、
評論書を著し、
教壇に立ってもいる御方ですが、
或る日、一人の学生さんのレポートに
ウウムと唸らされました。
《モナリザ》のことを皆が褒めているけど、
あれがどうして名画なのか、
僕には分かりません。
あれを観て感動しないのは、
僕が悪いせいでしょうか?
「うッ? あうううゥ?」
「ぐーるがるぅ」(←訳:えーとそのぅ)
好き、とか。
嫌い、とかよりも。
感動――絵画から汲み取る感動とは何なのか。
それは、作者=描き手のこころを、
どのような思いを抱え、
何を考えながら描いたのかを理解することだと
斎藤さんは定義します。
一枚の絵画作品から、
それを描いたときの画家の心のありよう、
思想や志向を感じ取る。
アタマで理解するのではなく、
画家の《生きた日々》を追体験するかのように。
「れおなるどォおじさんのォ?」
「がるるる?」(←訳:LIFE?)
斎藤さんが『モナリザ』の解析に充てるのは、
御本後半の、第10章と第11章。
そこへ至るまでの章で語られるのは、
レオナルドさんの《遍歴》です。
フィレンツェ時代、
レオナルドさんはどのような自然観を持っていたか?
ミラノへ移って出会った新しい自然学は
レオナルドさんをどう変えたのか?
イタリア各地を旅し、巡ることで
独自の地質学を究めていったレオナルドさんの眼に
世界はどう見えていたろうか――
「こうきしんのォ、かたまりィ!」
「ぐるるがる!」(←訳:尽きぬ疑問!)
科学の知識と、
絵画表現。
創作と、毎日の暮らし。
御本の終盤ではレオナルドさんの晩年もが記されていて、
『モナリザ』を探る試みは
ひとりの画家さんの伝記として
読み取ることも出来ます。
何を描いたのか――
何を描き残したかったのか、彼は?
「だからァ、けんきゅうしゃさんたちはァ~」
「がるるぐるがるる!」(←訳:今日も探し続ける!)
真摯な研究書ですけれど、
《レオナルド学入門書》ともいえるこの御本、
気取らない文章でとっても分かり易く書かれています。
特に、レオナルドさん晩年の描写は
読み手の想像力を刺激するものでした!
アート好きさんにはとりわけのおすすめ、
ぜひ、一読してみてくださいね♪
ねッちゅうゥしょうにィ、ごようじんッなのでス!」
「がるる!ぐるるるる!」(←訳:虎です!風邪にもね!)
こんにちは、ネーさです。
ユヴェントスが昨日も勝ってくれたのでお祝いに、
いえ、熱中症予防のため
アイスクリームをパクついた暑~い一日の終わりには、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの新書を、どうぞ~♪
―― ダ・ヴィンチ絵画の謎 ――
著者は斎藤泰弘(さいとう・やすひろ)さん、2017年3月に発行されました。
新書ではありますが、表紙右上に、小さく
『カラー版』と記されていますように、
図版資料がカラー印刷で収録されていますので、
アート好きさんにも楽しめるこの御本は――
「てッてきにィ、れおなるどォ~おじさんッ!」
「ぐるるがるぐるるる!」(←訳:業績を突き詰めます!)
世界中に、
いったい何人の“レオナルド研究家”さんが存在するのか?
ルネッサンス時代のイタリア美術研究者さんならば、
数十人どころか、
数百人を超える研究家さんがいることでしょうが、
その方々の多くが《本命》と考えるのは、やはり。
「ゆいいつゥむにィのォ!」
「がるぐる!」(←訳:この巨匠!)
レオナルド・ダ・ヴィンチさん(1452~1519)。
著者・斎藤さんは日本に於ける
“レオナルド研究”のトップランナーさんとして、
評論書を著し、
教壇に立ってもいる御方ですが、
或る日、一人の学生さんのレポートに
ウウムと唸らされました。
《モナリザ》のことを皆が褒めているけど、
あれがどうして名画なのか、
僕には分かりません。
あれを観て感動しないのは、
僕が悪いせいでしょうか?
「うッ? あうううゥ?」
「ぐーるがるぅ」(←訳:えーとそのぅ)
好き、とか。
嫌い、とかよりも。
感動――絵画から汲み取る感動とは何なのか。
それは、作者=描き手のこころを、
どのような思いを抱え、
何を考えながら描いたのかを理解することだと
斎藤さんは定義します。
一枚の絵画作品から、
それを描いたときの画家の心のありよう、
思想や志向を感じ取る。
アタマで理解するのではなく、
画家の《生きた日々》を追体験するかのように。
「れおなるどォおじさんのォ?」
「がるるる?」(←訳:LIFE?)
斎藤さんが『モナリザ』の解析に充てるのは、
御本後半の、第10章と第11章。
そこへ至るまでの章で語られるのは、
レオナルドさんの《遍歴》です。
フィレンツェ時代、
レオナルドさんはどのような自然観を持っていたか?
ミラノへ移って出会った新しい自然学は
レオナルドさんをどう変えたのか?
イタリア各地を旅し、巡ることで
独自の地質学を究めていったレオナルドさんの眼に
世界はどう見えていたろうか――
「こうきしんのォ、かたまりィ!」
「ぐるるがる!」(←訳:尽きぬ疑問!)
科学の知識と、
絵画表現。
創作と、毎日の暮らし。
御本の終盤ではレオナルドさんの晩年もが記されていて、
『モナリザ』を探る試みは
ひとりの画家さんの伝記として
読み取ることも出来ます。
何を描いたのか――
何を描き残したかったのか、彼は?
「だからァ、けんきゅうしゃさんたちはァ~」
「がるるぐるがるる!」(←訳:今日も探し続ける!)
真摯な研究書ですけれど、
《レオナルド学入門書》ともいえるこの御本、
気取らない文章でとっても分かり易く書かれています。
特に、レオナルドさん晩年の描写は
読み手の想像力を刺激するものでした!
アート好きさんにはとりわけのおすすめ、
ぜひ、一読してみてくださいね♪