テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

《応援団》にエールを♪

2017-03-07 22:22:35 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 くんかッ、くんくんッ! においィまスゥ!」
「がるる!ぐるるるるるがる!」(←訳:虎です!フキノトウの匂い!)

 こんにちは、ネーさです。
 気温はまだ冬を引きずっていますが、
 地面からはフキノトウやタンポポの香りがいたしますね。
 春よ来ーい!もう寒いのはイヤだー!と声を大にしつつ、
 さあ、本日の読書タイムは、
 こちらの御本を、どうぞ~♪
 
  



          ―― 日本美術応援団 ――



 著者は山下裕二(やました・ゆうじ)さん&井浦新(いうら・あらた)さん、
 2016年11月に発行されました。
 『今度は日本美術全集だ!』と副題が付されたこのMOOK本は、
 輝かしい歴史を誇る《日本美術応援団》シリーズ7冊目の作品です。

「はッそうがァ、ざんしィ~んッ!」
「ぐるーるがるるぐる!」(←訳:アピール方法も斬新!)

 1996年のこと、
 《日本美術応援団》は結成されました。

 団長は明治学院大学教授の山下裕二さん、
 団員1号が作家・美術家の赤瀬川原平(あかせがわ・げんぺい)さん。
 団員2号は画家の南伸坊(みなみ・しんぼう)さん、という
 エレガントかつファンキーなトリオによる
 《日本美術》を応援する運動は、
 結成当時、大きな話題となりました。

 けれど、2014年、
 赤瀬川さんが常世への旅に出立し、
 《応援団》の席のひとつにぽっかりと、
 決して埋められぬ穴が空きましたが……。

「このたびィ、ふたたびィ!」
「がるるるぐるるる!」(←訳:応援団はトリオに!)

 2013年、団員3号として
 《応援団》に入隊、いえ、入団していたのは、
 俳優の井浦新さん。

 アート好きな方々は、
 NHK『日曜美術館』の司会進行をしている井浦さんの姿を
 きっとTV画面で目にしたことがあるでしょう。

「かッこいいィのでスよゥ!」
「ぐるるがるるーぐる!」(←訳:知性派アクターさん!)

 《日本美術応援団》に加入したからには
 学ランを着て表紙を飾らなくちゃいけません♪
 なので、ええ、御本の表紙には、
 学ランをキメた井浦さんの艶姿が♪♪

「うゥ~むッ! やぱりィ!」
「がるるるるぐるる!」(←訳:役者さんの存在感!)

 団員3号入団記念編となるこの『今度は日本美術全集だ!』では、
 あらためて、
 “日本美術の流れ”が
 山下団長指導のもと、
 明朗軽快にレクチャーされています。

  第一章『日本美術応援団、前へ』
  第二章『旅と美術』
  第三章『《日本美術全集》で知る日本美術の3万年』
  第四章『山下裕二選 日本美術・極私的50』
  第五章『日本美術を語る』
 
 といった構成の中、
 山下団長は井浦団員と、
 評論家・辻惟雄(つじ・のぶお)さんと、
 画家・山口晃(やまぐち・あきら)さんと
 活き活きと語り合い、
 日本美術の過去と未来を俎板に乗せる――

「げんだいのォ、にほんびじゅつもォ~」
「ぐるるるがるるるるるる!」(←訳:たくさん取り上げてるよ!)

 かつて、メジャーな美術館・博物館で開催されるのは、
 古代文物をテーマにしたやたらとカタい企画や、
 既に評価の定まった西欧美術の巨匠さんの特集や、
 人気の高い印象派の展覧会ばかり、
 という時期もありました。

 それが今では、
 あまり名前の知られていない江戸中期の画家さんや、
 忘れられていた絵師さんの作品が
 企画展の目玉になり、
 大勢のアート好きさんから支持されるまでになったのは……

「だんちょうさんのォ、ふんばりィ!」
「がるるるるぐるる!」(←訳:団員さんの頑張り!)

 ええ、《日本美術応援団》の息の長い活動は、
 “美術の見方”を確かに変えてきた、のです。

   描く・見る・継いでゆく。

 アート好きさんも活字マニアさんも、
 カッコイイ《日本美術応援団》へエールを送るべく、
 ぜひ、一読を♪

 
 
 
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