テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

初期の《華》咲く!

2017-06-12 22:12:37 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 うぎゃッ! くッつくゥ~!」
「がるる!ぐるるるる~!」(←訳:虎です!剥がれない~!)

 こんにちは、ネーさです。
 いやもうぅ、DIYしようかと瞬間接着剤を手にしてみたら、
 接着剤が指にくっついてしまい、エラいことに……!
 もう当分DIYはいいや~向いてないんだわ~と諦めの境地から、
 さあ、すっぱり立ち直るためにも、
 本日の読書タイムはアグレッシブに!こちらの御本を、どうぞ~♪

  



        ―― 007 逆襲のトリガー ――



 著者はアンソニー・ホロヴィッツさん、
 原著は2015年に、日本語版は2017年3月に発行されました。
 新たな《007》の物語、
 イアン・フレミング財団公認の“ボンド”ストーリーは、
 ええ、呆気にとられるほどアグレッシブー!

「むゥ? どこがァ?」
「ぐるるるがるるるるぐるぅ?」(←訳:いつものボンドさんでしょ?)

 コードネーム《007》――
 英国秘密情報部(MI6)00部門(ダブルオーセクション)諜報員、
 ジェームズ・ボンドさん。

 多くの方々は、ボンドさんの名を聞いて、
 映画のボンドさんを思い浮かべることでしょう。

 活字マニアの、
 つまりイアン・フレミングさんの原作作品を読んでいる方々も、
 スクリーンでボンドさんを演じた俳優さんたちの顔を、
 完全に無視するわけにはいきませんね。

 そうして、この『逆襲のトリガー』を手にしたなら……

 イメージせずにはいられないボンド役の俳優さんは……

「あのおかたァ、でスねッ!」
「がるるぐるる!」(←訳:功労者だよね!)

 ショーン・コネリーさんの、
 小粋なタキシード姿。
 颯爽としたスーツ姿。

「ふァいッ! もッちろんッ!」
「ぐるるーがる!」(←訳:コネリーさん!)

 うん?なぜコネリーさんなんだ?
 なぜロジャー・ムーアさんや
 現ボンド役のD・クレイグさんじゃないんだ?という疑問には、
 こうお答えしましょう。

 物語の舞台は……1960年代。

「ろしあァ、まだァありませんッ!」
「がるぐるるる!」(←訳:ソ連だもんね!)

 50年前。
 それは、ソヴィエト連邦が未だ健在の時代です。
 米国とソ連が、冷戦真っ最中の時代です。
 携帯電話はなく、
 デジタルカメラもなく、
 ゲーム機もPCもない時代です。

 そしてまた、
 ソユーズだのアポロ計画だのが進行中であった時代でもあります。

「げつめんにィ、いちばんのりィ!」
「ぐるるがる!」(←訳:宇宙に進出!)

 米ソの両陣営がテクノロジーの絶対を信じ、
 競争を繰り広げている一端で、
 《007》もまた競争に身を投じる事態となりました。

 狭い運転席と、
 目もくらむようなスピード、
 エンジンの轟音。

 上司Mさんに、
 ボンドさんはニュルブルクリンクで行われる
 カーレースに出場を命じられたのです。

「ええッ? きけんッでスよゥ!」
「がるるぐーるる!」(←訳:最難関レースだ!)

 最難関であろうと
 ソ連のスパイによる罠が待っていようと、
 ボンドさんは闘わねばなりません。

 誰と?
 何と?

 それを知るには、
 まずニュブルクリンクへ――

「さいしんのォ、ましんとォともにィ!」
「ぐるるるがるるるる!」(←訳:出来れば勝ちたいね!)

 奇妙な命令は、
 ボンドさんにどんな世界を体験させるのか――

 『ゴールドフィンガー』の後日譚としれ設定されたこの物語は、
 S・コネリーさんファンの方々に、
 初期スタイルのボンドが好き!という御方におすすめです。
 ぜひ、一読してみてくださいね~♪

 
 
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