テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

拝見、長編マンガの歴史!

2017-08-10 22:11:09 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 あすはァ、しゅくじつゥ~なのでス!」
「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:虎です!山の日だよね!)

 こんにちは、ネーさです。
 山登り……そんなワードワークとは縁遠いインドア派の私たちが
 休日をいただいちゃうとは、
 なんだか申し訳ないような気がいたしますけど、
 ありがた~く受け取って、
 充実の読書タイムを過ごしましょう♪
 今回のおすすめは、はい、こちらの御本ですよ~!
 
  



        ―― 長編マンガの先駆者たち ――



 著者は小野耕世(おの・こうせい)さん、2017年5月に発光されました。
 『――田河水泡かあら手塚治虫まで』と副題が付されています。

「ふむふむゥ!まんがッ!」
「ぐるがるるるる!」(←訳:今や世界共通語!)

 ホントにそうよね、
 現代の日本が誇る最強のプロダクトといえば、
 マンガと、そしてアニメーション!

 著者・小野さんは
 そんな日本マンガの振興とともに育った世代さんと言えましょうか。

 1946年のこと、
 疎開先から東京に戻ろうとする途中で
 少年・小野さんは『子供マンガ新聞』をお母さんに買ってもらいました。
 そこに連載されていた
 横井福次郎さんの『ボックリ坊ヤノ冒険』で、
 戦後マンガ体験をスタートさせた小野さんの前に、
 翌年、現れたのは
 『新宝島』。

 手塚治虫さんによる、
 “日本のかきおろし漫画本では戦後第一号”
 だったという作品に接して、
 そうなれば、もう――

「まんがのォ、とりこッ♪」
「がるるぐるるるー!」(←訳:夢中になるよねー!)

 序章『日本は長編マンガの王国』に始まり、
 『のらくろ』の田河水泡さん、
 『ハレー彗星を見た少年』の茂田井武さん、
 『火星探検の』大城のぼるさん、
 『フクちゃん』の横山隆一さん、
 『魔人モセス』の松下井知夫さん
 『冒険ターザン』の横井福次郎さん、
 『スピード太郎』の宍戸左行さん、
 『来るべき世界』の藤子不二雄さん、
 『恐竜時代』の田川紀久雄さん、
 そして手塚治虫さんを中心とする戦後マンガ論へと、
 小野さんは日本のマンガ史を辿ってゆきます。

 でも、こうして全体の流れを見ると、
 不思議な気持ちにもなりますね。

 大雑把に言ってしまえば、
 20世紀前半の日本の長編マンガには
 つねに《SF》的要素が
 色濃く寄り添っていた……?

 《SF》的発想が、日本の長編マンガを発展させた……?

「そこからァ、あらたなァなみィ、うまれましたでス!」
「ぐるるるるるがるるるる!」(←訳:スポ根ものや少女マンガ!)

 私ネーさ、個人的には
 大城のぼるさん作『火星探検』(1940年刊)
 が紹介されている第三章に惹かれました♪

 鮮烈で、スペクタクルな火星の風景。
 原画を観てみたいものです!

「すてきなァ、うちゅうゥたんけんッ!」
「がるるるるぐる!」(←訳:あたたかなSF!)

 博学博識博マンガな著者・小野さんのガイドでめぐる
 先駆者たちが拓いた長編マンガ歴史は、
 マンガを愛する方々に、ぜひのおすすめです。
 SF小説が好き&SF映画が好きな方々も、
 手に取ってみてくださいね♪
 

 
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