テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ ポチたちの《歴史》な足跡 ~ 

2017-05-18 21:58:33 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでッッス!
 こッぱァ、いただきィましたでスゥ!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!まずは一冠!)

 こんにちは、ネーさです。
 我らがユヴェントス、コッパ・イタリア獲得しました!
 選手さん&スタッフさんに今回も拍手を送りつつ、
 次はリーグ優勝を決めちゃってほしいと願いを込め、
 さあ、本日も元気よく読書タイムです~♪

  



         ―― 犬たちの明治維新 ――



 著者は仁科邦男(にしな・くにお)さん、2017年2月に発行されました。
 『ポチの誕生』と副題が付されたこの御本は、
 《犬にとっての幕末~明治維新》をテーマとする
 ノンフィクション作品です。

「にんげんとォ、どうようゥにィ~」
「ぐるるるがる!」(←訳:ワンコも大変!)

 明治維新と、
 維新に伴う価値観・文化観の大きな変化。

 その変化は、日本の犬たちの上にも
 当然ながら及びました。

 江戸時代の日本には、
 “飼い犬”――
 犬は誰かの所有物であるという概念がなかった、と
 著者・仁科さんは御本冒頭の『はじめに』で記します。

「えッ? じゃあァ~…」
「がるる?」(←訳:八房は?)

 滝沢馬琴さんの『南総里見八犬伝』に登場する
 八房(やつふさ)のような、
 大名家で飼われている犬は
 『手飼いの犬』と呼ばれていました。

 ことわざの、『飼い犬に手をかまれる』も
 江戸初期には『手飼いの犬に手をかまれる』だったんですって。

 言葉としての“飼う”は、ありはしたんですけど、
 現代の私たちが考える“飼う”の意味とは
 ずいぶん違うものであったらしくて。

「ふむふむッ、それがァ、とつぜんッ!」
「ぐるがる!」(←訳:意識改革!)

 転換点のひとつは、
 ペリー提督の来航だった、と申せましょうか。

 条約を締結後、
 日本を出港するペリー提督の船には、
 ジャパニーズ・ドッグたち、
 それにジャパニーズ・キャッツ、キジ、オシドリ、
 といった動物たちも乗せられていました。

「もしかしてェ?」
「がるるる?」(←訳:おみやげ?)

 ペリー提督だけでなく、
 米国の初代日本総領事ハリスさんも犬が好き。
 
 彼らに影響されてか、
 日本が開国したあと、欧米では
 ジャパニーズ・ドッグ=狆(ちん)が
 大々人気となったのでした。

「いまはァ、しばいぬゥ!」
「ぐるがーるぐるる!」(←訳:柴犬ブームだよね!)

 江戸の『手飼いの犬』の時代から、
 特定の飼い主がいる『飼い犬』の明治へ。
 ワンコたちにふりかかる、
 変革の嵐とは。

 《西郷どんの犬》の章、
 明治期の犬の名前を巡る混沌、
 《薩摩の犬》の悲しい運命など、
 驚きの発見も詰まったこの御本、
 動物好きな活字マニアさん必読の一冊です!
 本屋さんで、図書館で、
 ぜひ、探してみてくださいね~♪
 


 
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