テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

未知なる世界――質屋?

2017-06-13 22:14:42 | ブックス
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 さァ~むゥ~いィ~ッ??」
「がるる!ぐるるる!」(←訳:虎です!ぶるるる!)

 こんにちは、ネーさです。
 梅雨寒の直撃を受けているここ東京・多摩地域……
 いやいや、グチってばかりじゃダメですね。
 今日も読書に元気を貰って
 体温を高く、免疫力も高く!
 なので、さあ、本日はすこぶる愉快なコミック作品を、どうぞ~♪
 
  



     ―― 七つ屋 志のぶの宝石匣(ほうせきばこ) 1&2 ――



 著者は二ノ宮知子(にのみや・ともこ)さん、
 1巻は2014年11月に、2巻は2015年11月に発行されました。
 『のだめカンタービレ』ですっかり大人気漫画家さんとなった
 著者・二ノ宮さんが、この作品で挑むのは……

 質屋さんの世界ー!

「ふァッ! こちらがァ、だいいッかんッ、でスゥ!」

  

「ぐるるるがっるー!」(←訳:第2巻はこっちー!)

  

 質屋さん。

 その存在は、現代文学好きな活字マニアさんよりも、
 時代小説が好き!
 歴史ノンフィクションが好きさ!な活字マニアさんに
 より馴染み深いものかもしれませんね。

 お江戸の時代の庶民さん、お武家さんも、
 現金が必要になったら質屋さんへ行く。
 刀剣、書、着物、お布団を持ち込んで、
 お金に換える――

「いまはァ、あんまりィ?」
「がるるるる?」(←訳:聞かないね?)

 ええ、もちろん、質屋は絶滅した訳じゃありません、
 現代でも営業しています。

 ただし、だいぶ傾向というか、
 内実は変化しているうようで、
 質草としてお金に換わることが多いのは、
 宝石やブランド品なんですって。

「むむッ? きらぴかのッ?」
「ぐるるるがっる!」(←訳:アクセやバッグ!)

 けれど、或る日。

 江戸時代から続く老舗の質屋・倉田屋(くらたや)さんに
 持ち込まれたのは、
 ありきたりな質草ではありませんでした。

「うきゃきゃッ? これはッ!」
「がるるぐるる!」(←訳:小さな男の子!)

 まあつまりはね、
 質屋さんが知人さんの子を預かることになった、ってことで、
 男の子は質屋さんのお家ですくすくと育ちます。
 学校にもちゃんと通って、
 いいところに就職して、
 会社での勤務内容も高く評価されてて。
 何も不満はなさそうで。
 でも。

 胸の奥に、ちょっとした鬱屈を抱えたまま、だったんです。
 小さなころの、
 家族と離ればなれになったあの日からの、
 変わらぬ思い。

  ―― 我が家に繁栄をもたらしてきた宝石の行方は? ――

「ほうせきィ~?」
「ぐるるがる!」(←訳:家伝の秘石!)

 そうして、北上顕定(きたがみ・あきさだ)さんは
 父祖が遺した宝石の在り処を虎視眈々と追い求め、
 家族を離散させた何者かを追い詰めてゆく……

 と、そんなサスペンスドラマだと思ったら、
 大間違い~!!

「ふァ?」
「がるっ?」

 著者さんは、なんたって『のだめ』作者の二ノ宮さんです。
 宝石の謎も、
 顕定さんの思念も、
 笑いの衣に包んで予想外の方向へ引っ張ってゆきますよ♪

「じゃあァ、ほうせきィはッ?」
「ぐるるー?」(←訳:どこにー?)

 いえいえ、
 謎解きはそんなにチャチャッと終わりませんとも!
 現在も進行中の《七つ屋》ものがたり、
 4巻まで刊行されておりますが、
 まずはこちらの、1巻2巻で入門を。
 梅雨の湿気払いにおすすめのコミック作品、
 一読してみてくださいな~!
 
  
 
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