テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

金字塔、ふたたび!

2017-07-13 22:14:42 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 きたぞォ、ぴれねーさんみゃくゥ!」
「がるる!ぐるがる!」(←訳:虎です!峠が来る!)

 こんにちは、ネーさです。
 ええ、ツール・ド・フランス2017は第12ステージ以降、
 ピレネー、中央山塊(マシフ・サントラル)、アルプス、と
 山岳コースが相次ぎますよ。
 ガンガン攻めて坂を乗り切れ!と声援を送りながら、
 さあ、本日の読書タイムは……
 いま話題の、こちらのコミック作品を、どうぞ~♪
 
  



         ―― ポーの一族 春の夢 ――



 著者は萩尾望都(はぎお・もと)さん、2017年7月に発行されました。
 おそらく、活字マニアさんならずとも御存知のことでしょう、
 今週の初めから何十回となく
 TVでCMが放送されているとあっては……!

「びッくりィしましたでスゥ!」
「ぐるるるる!」(←訳:魂消ました!)

 それも道理、とも言えましょう。
 《ポーの一族》シリーズといえば、
 著者・萩尾さんの代表作であるだけでなく、
 最近では翻訳されて海外にもファンが大勢!という
 日本マンガ史上の金字塔なのですからね。

 その《ポーの一族》シリーズに
 40年ぶりに新刊が加わった!わけで、
 これはもう今年の読書界のトップニュース確定です。

「さらにィ、びッくりィなのはァ~」
「がるるる!」(←訳:絵ですね!)

 そうですね、
 約一年前、御本の表紙にもなっているカラー画が
 発表誌の表紙を飾ったとき、
 《ポーの一族》ファン諸氏は
 えええええ~っ??と叫んだものです。

 これは誰?
 もしかして、これがエドガー?
 ……エドガーなんですか、これが!

「しょッくゥでしたでス~…」
「ぐるる!」(←訳:でもね!)

 そう。でも。

 画風の違い、
 顔や背景の描き方の違いは、
 読み進むうちにあまり気にならなくなります。
 いえ、全く気にならなくなるだろうとは保証できかねますが、
 ささやかな違和感は二の次になってしまうこと必至です。

 画風より、物語がすごい!
 どんどん引き込まれてゆく。

 それくらい面白いんですー!

「よみはじめればァ~」
「がるぐるるる!」(←訳:実感できます!)

 時代は1940年代の英国――
 児童文学好きな御方には
 《ナルニア国》シリーズの時代、と言えばお分かりでしょうか。

 ロンドンはドイツ軍の空襲を受け、
 郊外や地方へと多くの子どもたちが疎開していた時代。

 イギリス、ウェールズ地方のアングルシー島の或る館でも
 戦火を逃れてきたとおぼしき
 ふたりの少年が暮らし始めましたが。
 
 島には既に、
 もうふたり、いたのです。

 戦争に親を、家を、心の拠りどころを奪われた子どもたちが。

「にたものォどうしィ?」
「ぐるがるぅ?」(←訳:なのかなぁ?)

 その出逢いは、どこへ向かうのか。
 子どもたちから何を抉り取るのか――

 読み進みながら、
 それでもなお、違和感を払拭できなかった昔からのファンさんは、
 御本のカバー見返しに記されている
 著者・萩尾さんの言葉に目を留めてみてください。

   《絵も顔も変わりました。歳月を感じます。
    でも心の中にずっといてくれました。
    エドガーもアランも。》

 この言葉を胸に、
 再びページを捲れば、
 唯一無二の物語がそこにある――

「ずッとォ、ここにィ!」
「がるるるる!」(←訳:これからも!)

 マンガ好きさん&全活字マニアさん、
 ぜひ、一読を♪
 
 
 
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