テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

― 森に道を探して ―

2017-03-20 22:00:34 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 しゅくじつゥ~ぽかぽかッ♪」
「がるる!ぐるるるがるる!」(←訳:虎です!行楽日和でした!)

 こんにちは、ネーさです。
 お出掛けはできませんでしたが、
 ユヴェントスがきっちり勝利を収めてくれたので、
 ぽかぽか、いえ、ホクホク気分で春分の日も読書タイムに勤しみましょう。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  



           ―― 狩人の悪夢 ――



 著者は有栖川有栖(ありすがわ・ありす)さん、2017年1月に発行されました。
 『Nightmare of a hunter』と英語題名が付されています。

「あはァ! ありすゥせんせいィ、とうじょうゥでス!」
「ぐるるがるぐるるるる!」(←訳:それにあの探偵さんも!)

 ええ、著者・有栖川さんの代表作といえば、
 英都大学で臨床犯罪学を研究している
 火村英生(ひむら・ひでお)準教授と、
 著者さんと同名の作家・有栖川有栖さんことアリスさんが
 ホームズさんとワトソン博士のように
 コンビを組んで活躍するシリーズですね。

 そして、こちらの『狩人の悪夢』は、
 火村さん&作家アリスさんシリーズの長編最新刊!

「きゅうじつにィ、ぴッたりィのォ~」
「がるるるぐるるる!」(←訳:エンタなミステリ!)

 有栖川さんの作品の特徴は、
 エンタメ度は高く、
 それでいて格調も高い、という点でしょうか。

 今回も、オープニングは荘重かつ暗示的です。

 出版社が企画する対談に出席するため、
 大阪の自宅から
 新幹線に乗って東京へやって来たアリスさん。

 さて、改札口に、と歩き出したところで――

「あれェ? ひむらァせんせいィ??」
「ぐるがるるっ!」(←訳:偶然ですねっ!)

 ちょうど京都に帰ろうとしている火村さんと
 東京駅でたまたま行き逢いました。

   出張か?
   出版社で対談をするんや。
   すまん、急いでるんだ、15時20分の《のぞみ》に乗りたい。
   おっと、それは悪かった。

 そんなやり取りの後、
 手を振って別れてしまった二人でしたが、
 この邂逅は、何かの“予兆”だったのでしょうか……

 数週間後、
 対談をして親しくなった作家さんのお家に招かれたアリスさんは
 事件に遭遇します。

「たッ、たいへんでスゥ!」
「がるぐるるぅ!」(←訳:通報しなきゃ!)

 警察に通報し、
 火村さんへも急を報せるメールを送りながら、
 第一発見者のひとりとなったアリスさんは考えます。

 何があった、ここで?

「いつもとォ、ちがうゥのでスゥ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:発見者だなんて!)

 いつもなら、
 フィールドワーク中の火村さんに呼び出され、
 アリスさんも捜査オブザーバーとしてに協力する、
 という形なのですが。

 今日に限って、
 捜査陣はもとより、
 火村さんよりも早く
 犯罪現場に行き着いてしまったアリスさん。

 さて、アリスさんの眼に、耳に、脳裏に、
 どのような“絵解き”が視えてくるのか……?

「動機はっ??」
「がるるっ?」(←訳:方法はっ?)

 物語のテーマとなっているのは、
 悪夢。

 また、もうひとつ、影の主役となっているのが
 京都郊外という設定の、森。

 悪夢の樹々が生茂る森を脱け、
 火村さんとアリスさんが看破した
 事件の全容とは――

「ううッ! あくむはァ、いやでスゥ!」
「ぐるがるる!」(←訳:早く解決を!)

 日本の現代ミステリ数ある中で、
 最も文芸作品に近い《火村さん&アリスさん》シリーズの快作は、
 ミステリ好きさんはもちろん、
 ホラー好きさん&ファンタジー好きな活字マニアさんにも、
 おすすめですよ。
 ぜひ、一読を♪
 

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