テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

快速の頭脳戦!

2017-02-24 22:11:33 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
 うむむゥ? ぷれみあむゥ~??」
「がるる!ぐるがるるるる?」(←訳:虎です!どこがプレミアム?)

 こんにちは、ネーさです。
 プレミアム・フライデーとやらと2月ラストの週末がやって来ましたね。
 読書タイムもよりいっそうプレミアムにすべく、
 さあ、本日は、こちらのエンタな小説作品を、どうぞ~♪

  



            ―― 去就 ――



 著者は今野敏(こんの・びん)さん、2016年7月に発行されました。
 『隠蔽捜査6』と副題が付されたこの御本は、
 《隠蔽捜査》シリーズの8作目となります。

「えッ? ろくさつめェじゃないィのォ?」
「ぐるる~?」(←訳:8作目~?)

 《隠蔽捜査》シリーズは、
 この『去就』を含む長編作品が6作、
 短編集が2作刊行されているので、
 この御本で8作品目、となるんです。

 息の長~い、
 つまりはそれだけ読者さんに愛されているこのシリーズの主人公さんは、
 大森署の署長さんである、
 竜崎伸也(りゅうざき・しんや)さん。

 もとは警察機構内のエリート街道を走っていた竜崎署長、
 大森署で幾つもの難事件を解決し、
 手柄を立てたのですから、
 本庁に胸を張って帰還!
 となっても良さそうなものですけど……

「きょうもォ、はんこォおしてまス!」
「がるるぐるがるるる!」(←訳:署長室には書類の山!)

 どうやら竜崎さん、
 手柄を振りかざしてキャリア職に戻ろうなどとは
 夢にも考えていないようです。

 いま、竜崎さんが考えているのは――

「あたらしいィ、ぶきょくゥ!」
「ぐるがるるるー?」(←訳:新設するんだー?)

 頻発するストーカー犯罪に対抗すべく、
 新たに作られることになった
 ストーカー対策チーム。

 大森署でも、もちろん、
 ストーカー犯罪は大問題になっていますから、
 生活安全課を中心にチームを組む予定でいましたが。

 ネックとなるのが、人手不足。

「ふァ~…やぱりィ~…」
「がるる~…」(←訳:だよね~…)

 それでも、犯罪には全力で立ち向かわねば、と
 チームの編成に取り組む
 竜崎署長と大森署の署員さんたちは。

 なんと、自分の足元に、
 ストーカー犯罪の芽を見出す事態に 
 愕然となります。

「ええッ?」
「ぐるっ?」

 若い女性が、連れ去られた?
 続いて、重大な事件もが発生?

 大森署には捜査本部が設置され、
 竜崎さんが家に帰れない日々が始まるようです。
 現場で捜査をする刑事さんたちにとっても、
 試練と苦悩の毎日が。

「こんなときこそォ、ほうれんそうゥ!」
「がるぐるがる!」(←訳:報告連絡相談!)

 本部で刑事さんたちからの報告を待ちながら、
 竜崎さんの頭脳は回転します。

 解決方法は、どこにある?

「いそいでェ、いそいでェ!」
「ぐるるる!」(←訳:着地点へ!)

 スピーディな展開の警察小説は
 エンタ度満点、
 一気読みしたくなる快作です。

 週末の、休日の読書リストに、
 ぜひ、加えてみてくださいね~!

 
コメント
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