テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

涙。

2008-07-23 23:23:21 | ブックス
 本日7月23日は《ハリー・ポッター》シリーズ最終巻発売の日でした。
 JR八王子駅近くの本屋さんでは、
 店員さんが道行く人に『いかがですか~』と盛んにアピール。

「ふァ~、でぃすぷれいィ、すごォいィ~!」

 
 
 ですが、その一方では……。
 ニュース等で御存知でしょうか、
 京王八王子駅のショッピングビル内にある本屋さんで
 悲しい事件が起こりました。
 ネーさも時折り利用する書店さんです。
 もしかしたら、
 亡くなられた御方とお話ししたことがあったかもしれない、
 本を包装していただいたこともあったかもしれない、と思うと、
 なんともいえない、やりきれない気持ちになります。

 心より、ご冥福をお祈りいたします。
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めくるめくフィギュアワールド(ドイツ版)!

2008-07-23 13:58:38 | ブックス
 こんにちは、海ってすてき!でもばっちりカナヅチなネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃはァ、うゥ、えェ~とォ、およぎはァ……」 

 はい、夏の海辺とは限りなく縁が薄い私たち、
 本日も書物の世界にしばし憩いましょう。
 とは申しましても、こちら、ちょこっと変り種さん、なのですが。
 


      ―― シュライヒ コレクション・カタログ2008 ――



「ふんふんッ? ネーさ、しゅらいひッてェ、なァにッ?」

 『シュライヒ』とは、1935年にフリードリッヒ・シュライヒさんが設立した
 ドイツの玩具会社です。
 現在、世界中で人気なのが、テディちゃが眺めているそれ――
 フィギュア製品。
 これは、シュライヒ社が発売しているフィギュアのカタログ・ブックなんですよ。

「まふッ!
 ふぃぎゅあッ! りあるゥ~でスッ!」

 日本でも最近はフィギュアの知名度が高まり、
 フィギュアはどんなものなのか、
 幼児から大人にまで理解が及ぶようになりました。
 その功績は、なんといっても『海洋堂』さんに負うところ大、ですね。
 『海洋堂』さんの作るフィギュアの精密なことは、
 テディちゃもよく分かっているでしょ?

「ふァいィ~! テディちゃ、ちぇしゃねこッ、もッてるでス!」

 でも、歴史的に考えると、フィギュアの本場はヨーロッパであると言えます。
 人間や動物をかたどった小さな人形に、細かく彩色して飾りつけるのは、
 イタリアを中心に、とても昔から行われてきました。

 精密さ、細密さがより増すのは、18~19世紀以降でしょうか。
 とあるフィギュアが、
 有名な童話作家さんの有名な物語の主人公に抜擢されたのは19世紀。
 極小サイズの兵隊さんが、
 悲しい恋をしたり、魚に飲み込まれたりした御話です。
 童話作家さんの名は、ハンス・クリスチャン・アンデルセンさん。

「えッ?
 あのォ、へいたいさんはァ、ふぃぎゅあ、だッたのでスかァ?」

 そうです。
 アンデルセンの小さな兵隊さんは、
 実は、良家の子息たちの教育のために作られたものでした。
 軍事学というのは、当時は必須教養だったんです。
 教師たちは、数百もの軍人フィギュアを使い、
 ワーテルローの戦いや、ハンニバルとローマの戦等をテーブル上で展開してみせ、
 生徒たちに《軍史》をレクチャーしていたんです。

 兵隊さんフィギュアは、しかし、時代の遷り変りとともに主流ではなくなりました。
 21世紀の今、主役の座についているのは、
 虎や馬、犬、猫、牛、山羊、恐竜……。

「ほわッ、うまがァ、こんなにィたくさんッ!」

 欧州人にとって人間に最も近しい動物は馬なのでしょうか、
 ここでは、農耕馬、軍馬、ポニーと、
 馬のフィギュアのバリエーションが豊富な点が目に付きますね。
 そしてまた、樹木にも凝っていること!
 バオバブの木のフィギュアなんて、びっくりさせられました……。

「こりすぎィ、でスッ!」

 専門店があり、多数のコレクターさんがいるほどの『シュライヒ』フィギュア、
 入手の機会があったら、このカタログ、ぜひいただいちゃいましょう!
 フィギュアにあまり興味がなくても、
 図鑑を見ているような気分になります。
 さらに、『海洋堂』さんの製品とはサイズや重量、質感も異なるので、
 お店で実物に接してみると、新鮮な感動が!

「テディちゃのォおすすめはァ、たれみみうさぎィでスッ♪ ぷふふッ♪」
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