Jリーグが発足した頃、鹿島を応援していました。転勤族で会社の関係もあったんですが、地元ながらアビスパの印象は悪かった。まぁ、J2に関しては応援の対象外で(笑)
リストラで久留米に戻り、「(J2に)落ちそうで落ちないアビスパ」の評価で受験生に人気というばからしい自慢のぎりぎりの試合を子供と観に行きました。感想は、こいつら、意欲があるんかって内容でした。信じられない楽観論が現実に打ち砕かれ、アビスパはJ2に降格しました。
降格後のフロントがとった方針は、矛盾したものでした。いや、ある意味で当時の普通か。金のかかるベテランを大量にクビ、安い若手の育成を旗印にする。それで次年度昇格を謳い文句とした。まずはフロントの一新であるべきが、責任を選手だけに押し付けたわけです。
結局、アビスパは福岡市役所の天下り団体だったみたいです。役人だから、大手企業とはパイプがありますけど、小企業は無視。もちろん市民不在で、赤字は税金から。経営戦略は収支のみです。サッカーを愛してない机上のゲーム。
アビスパが県民対象じゃなく、福岡市民のみのチームなら関係ありません。それなら近くのサガン鳥栖はどうかというと・・こちらはJ2から除名されそうな状況で経営陣のトラブルが続いていました。
まぁ、鳥栖の応援というより東京ヴェルディの試合をと観に行き、熱戦の末に勝ちました。試合終了後、アビスパを見捨ててサガンファンに転向(笑)
サガン鳥栖は経営陣を一新して、鳥栖市民に愛されるチームになっています。そうは言っても、小さな市です。「佐賀県民、筑後地区」と隣接する久留米周辺も取り込もうと活動しています。遠くの福岡より近い鳥栖ってことで、スタジアムまで車で10分だし(笑)
7月4日、アベスタでサガンとアビスパの九州ダービーがあります。子供と一緒に観戦予定です。連敗スタートながら補強で最近は負けなしのサガンと、金がないから補強しないと言い放って最近勝ちなしのアビスパ。アビスパのサポーターはヴェルディ戦でついに応援拒否したようです。
レベスタに名物応援歌「博多の男」が流れない。改善のきざしが見えないチームへの抗議の意味を込め、サポーター5団体が応援をボイコット。スタンドの一角が空席となり、鳴り物が鳴らない異様なムードだった。その中でアウェーでの前2試合の大敗から立ち直ることなく3連敗。篠田監督は「サポーターの言いたいことはわかる」とうつむいた。(6/29 西日本スポーツ)
試合場で、負けても印象に残るのがアウェーでのサポーター応援。特に札幌戦は、こういうサポーターがいるから選手は頑張れるんだなと痛感しました。
地元新聞でアビスパをシリーズで特集し、フロントの意識改革を迫りましたが無駄だったようです。ファンとフロントの板ばさみで選手も意欲をなくすでしょう。
今のアビスパとサガンの勝ち点差は13。昇格の3位チームとの差も13。この差が残り試合でどうなるか・・まだJ1昇格の夢は残っています(~0~)