クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

村上春樹のアンデルセン文学賞スピーチ

2016-12-13 | 文芸

週末、

「ノーベル賞の授賞式」が

行われました

 (日本からは、大隅教授が出席


「ノーベル賞」といえば、

毎年、

「文学賞」の有力こうほ(候補)

と 

されながら・えらばれない、

村上はるき(春樹)先生

取りざたされますが、

 「読者歴15年」のチットによれば、村上さんは、1ヶ月ほど前

「アンデルセン文学賞

というのを

じゅしょう(受賞)したそうです

 

 「アンデルセン文学賞」とは、デンマークがほこる

世界的どう(童)話作家・アンデルセン

えいえん(永遠)にけんしょう(顕彰)するために

もうけられた、

 わりかし・あたらしい、文学しょう(賞)


・・・・しかしながら、

 村上はるきが、アンデルセンのしょう(賞)をもらう・・

って、

なんか、いがい(意外)

 

そっ(率)直な反応を

示したところ

いやいや、村上さんにピッタリな賞でしょ 


と、

チットがフォローしてきました。


「親指姫」や「人魚姫」、「マッチ売りの少女」で知られる、

ハンス=クリスチャン=アンデルセン

は、

その美しさにあふれた

作品とは

うらはらに、

 「デンマークのオランウータン」とまで呼ばれた、みにくい・ようぼう(容貌)

ひん(貧)困

苦労しすぎて

くっせつ(屈折)してしまった

性格

などがかさなって、

 実生活においては あい(愛)をえられず、ざせつ(挫折)をくり返した人

だったそうです。。



(彼は自らを投影し、みにくいあひるの子を書きました)


 一方、日本の 村上はるき(春樹)氏ですが

この人は、

ごくふつう人のかんかく(感覚)を

もって

生活しながらも、

 現代に生きる人々が、ふと足をふみ入れてしまうパラレルワールド

そう(創)造する、

大人向けおとぎ話の

マイスター

人の心のかげ(影)なる・部分を見つめ

 それを、ふかく・ほりおこさずにはおかない、「作家魂」を

もつがゆえに、

 アンデルセンの、なげきやかなしみを、的かく(確)にとらえて

かんじることが

できるのか、

じゅしょう(授賞)式のさい、

こんなスピーチを

していました


<以下、村上スピーチ要約>


最近、アンデルセンの『影』という短編小説を

 初めて読みましたが、

 読んで驚いたのは あまりに暗く、

 希望がない筋立てであったことで、

 なぜ、アンデルセンは

 こういうストーリーを書かなければならなかったのだろう?

 と思いました。

 主人公は、ある日、ふとしたことから 自分の影をなくし、

やがて、その影に

自分の立場を奪われて、

あげく、

影に殺されてしまいます。

 そんな小説を書くことで、自らの内心を吐露したアンデルセン。

彼は書きながら、

自分の何かを発見したかったのではないでしょうか?

 直視するのが苦しい、自分の内面の影に向き合い、逃げることなく正直に描き抜く。

 それは、物語の書き手としてやらなければならないことであるばかりでなく、

誰しもが、

必要な時に、自分の影と対峙しなければならないのです。

 ・・・それは、たやすいことではありませんが、

避けていては、

人は

真に成長することはできないし、

もし

それを拒んでしまっては、

 最悪、主人公のように、自分の影に破壊されて終わるでしょう。

 影に対峙しなければならないのは、個人のみならず国家や社会も

同じです。


 どんな国家や社会にも影はあります。

見つめるのが苦しいからといって

そこから目を背けたり、

無理やり取り除いてしまっては、

あとには

薄っぺらな幻想しか

残りません。

・・・・・

国家が

どれだけ高い壁を築き、

よそ者を排除して

自分たちの好ましい形に歴史を書き換えていっても、

それは結局、

自分自身を傷つけるだけでしょう。」


(だいたいこんな感じ)


 村上さんがさいごに言った、「部外者排除」や「壁」のたとえは

具体的に

どこの国のどのこうい(行為)をさすのか?

ご本人は

はっきり

言いませんでしたが、


これが今、世界中で 

 ひとつの潮流となっている、

 移民排斥問題やヘイト問題、歴史修正の動きを

さしていることは

まぎれもない。

村上さんのような立場の人が、

こういう発言をすることには、

すごく意味があるんだよ。」


チットが言っていました。


 『自らの影とともに生きることを、辛抱強く 学ばねばなりません。』(by村上春樹)


   (・・・・・・・。) 













 
















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3 コメント

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ありがとうございました。 (fern)
2016-12-22 20:44:14
アンデルセンのすずの兵隊のお話と、村上春樹さんの受賞のスピーチのお話、とても感動いたしました。

村上春樹さんのおっしゃる通りですね。
影の部分と共に生きることを学ばなければいけませんね。

私もその言葉を心にとめておきたいと思います。

すずの兵隊のお話は、なんて奥が深いお話なんでしょう。
昔、昔はアンデルセンの童話を多分読んだことがあったと思うのですが
すっかり、忘れていました。
また今読み直したら、なにかもっと心に深く感じるものがあるのかもしれませんね。
fernさまへ♪ (クリン)
2016-12-22 22:13:19
はじめまして、クリンともうします。よろしくおねがいいたします!
(※先に自己しょうかいさせていただきますが、にんげんの女の子です。よく、アライグマのぬいぐるみとまちがわれるので・・)

コメント、ありがとうございました!
アンデルセンのお話、クリンたちも全部知っているわけではないのですが、「すずの兵隊」は、いつまでも心にのこるお話だなって思いつづけていて、今回とりあげてみたしだいです☆

クリンたちも、「影」とともに生きる」っていう気もちをもつってダイジだなって、村上さんのスピーチでかんどう(感動)したので、共かん(感)してくださる方がいて、ほんとうにうれしいです。
ありがとうございました。


fermさまへ・その2 (クリン)
2016-12-22 22:22:19
ついしんですが、「アンデルセン文学賞」は、ハリーポッターの作者の方も受しょう(賞)されたそうです。

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