１０・９

もう２４・５年前、ワタクシが中学生３年だった頃、ある日父親がビートルズのアルバム「レットイットビー」のＣＤを買ってきた。
買ってくれと言ったわけでもなく、親からプレゼントをもらう年齢でもない。
父親は石原裕次郎や北島三郎のファンで、演歌を好んでおり、洋楽などは無縁の人で、今だ不思議だ・・

当時流行の「フラッシュダンス」「フットルース」のサントラ版やワム、マドンナ、ボンジョビ、マイケル・ジャクソンなど、一通りは聴いた。
個人的には、シュープリームス、ジャクソンファイブ、スティービーワンダーなどのモータウン音楽が好きでよく聴いていたが、どちらかというと邦楽の方が多かった。

ビートルズも「イエスタデイ」「ヘイジュード」など、有名な曲は知ってましたが、アルバムは聴いた事はなかった。
レットイットビーはビートルズ最後のオリジナルアルバムで、最後から聴くのも違和感があり、特別の興味も無く、しばらく放っておいたが、ある日受験勉強の合間に聞いてみた・・

フォークカントリー調の「Two Of Us」で始まり２曲目の「Dig A Pony」「I've Got A Feeling」で胸が高鳴り・・「Across The Universe」 「Let It Be」で感動し、「One After 909」「Get Back」で止めを刺された・・・ほんの４０分弱で

「レットイットビー」は、アルバムとしては出来ばえが悪く、駄作と言う評価がありますが、ワタクシのなかでは、ラバーソウルの次に好きなアルバムです。

ジョンレノンの曲としては「Dig A Pony」が最初の出会いですが、今でもビートルズでもっとも好きな曲ベスト１０のなかに入ります。

本日、ジョンレノンの６９回目の誕生日です。

この日になると父親から最後にもらったプレゼント「レットイットビー」を聞きたくなります。