世界の物理学者が探し続けた「神の粒子」発見か 物質を構成する素粒子に質量を与えたとされる未知の粒子「ヒッグス粒子」を見つけた可能性が高まり、ジュネーブ郊外にある欧州合同原子核研究機関(CERN)は13日、緊急の記者会見を開く。 「神の粒子」とも呼ばれるヒッグス粒子は、現代物理学の基礎である標準理論を説明する粒子の一つで、世界の物理学者が40年以上探索を続けてきた。存在が確認されれば世紀の大発見となる。 発表するのは、日本の研究者も数多く参加するCERNの「ATLAS」実験チームと、欧米中心の「CMS」実験チーム。いずれもCERNの「大型ハドロン衝突型加速器(LHC)」という実験装置を使って、陽子と陽子を高速で衝突させ、そこから出てくる粒子をそれぞれ分析した。 その結果、今年10月末までの両方の実験データの中に、ヒッグス粒子の存在を示すとみられるデータがあることが分かった。8月までのデータでは、存在する確率が95%以下しかなく、データのばらつきかどうか判断がつかなかった。 (2011年12月8日03時03分 読売新聞) |
上の記事はリンク先の全文だが、リンク先には大変わかりやすい図版もある。何だかよく判らないという人は当然リンク先を見なければならない(笑)。
してもまあ、もう見つからないのかと思っていたよww
上の記事の最後の段落を読むと、今までは本当の確証がなかったというだけで、それらしいデータはすでに十分出ていたようである。まあ標準理論の要も要、量子論と相対論をつなぐ架け橋になる粒子だから、確証も慎重になるし、それが得られれば発表はこのように鳴り物入りとなるわけである。
さあそれで、である。ヒッグス粒子が見つかったとなると、こないだからグランサッソで出ている「光速を超えるニュートリノ」はいったい何なのか。
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それにしても、このニュースを知ったのはtwitterのトレンドに出ていたからである。そしてこれを書いている現時点ではNHKのニュースサイトでも見出しは出ていない。普段は読売新聞はニュースの巡回リストには入れていないのだが、このニュースはほぼ読売のスクープのようである。