かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

浦島太郎のパッチワーク

2017年03月10日 | 好きなもの

先日、スマホの調子が悪くて近くのドコモショップに出かけた。

めったに利用することはないが、行くたびに、店員さんの対応には関心させられる。

最初に応対したのは、名札に「研修生」と書かれた若い男性。

最初の挨拶からきちんと教育されたであろうとおりにやれており、診断手順もわかりやすく説明しつつ、暇な私が振った余談にもにこやかに対応し、まったく不快感はなかった。

感心したのが、その研修生君のバックアップ指導体制がきちんとしていたことである。

研修生君の対応不可能なことには、彼自身が速やかに判断し、躊躇することなく指導教官役の上司にヘルプを求め、受け継ぎされていた

受け継ぎされたデキる上司の女性店員さんも、てきぱきと鑑別診断を説明しながら進めてくれた。

それでも結局最後は、更に中枢のヘルプデスクであろう部署の電話サポートまで使わなければならず、問題が解決されたときには3時間がたっていた。

 

この研修生指導体制は、わが職場でも見習うべきところがたくさんあり、しかしながら一般企業ではこれが常識なのかもしれないと考えると、医療現場はそういった面では遅れているかもしれないと思った。

 

大手携帯電話会社3社のCM合戦は、d社ユーザーではあるが、いまのところa社がいいと個人的には思っている。

浦島太郎、桃太郎、金太郎、最近はかぐや姫が登場し、発展性のあるストーリー仕立てで、じょうずに自社サービスを広告している。

s社のお犬様は、最初はかなりびっくり、感心したが、ネタ切れ的な感じがしてきている。

d社はCM合戦においては戦力外で、お役所下がりの会社の野暮ったさ満載である。

 

今朝、新聞の挟み込んであったa社の広告に、思わず目が釘付けになった。

きれいな解像度の高いカラー広告により、浦島太郎の着ている服が、実はかなり手の込んだものだということがわかった。

ボロの継ぎはぎと思いきや、雪花絞りや分銅つなぎのような藍型染め布、更紗や藍染紬、ぼかし染めの錦紗など、数々の魅力的な古布によるパッチワークである。

よくみれば裾部分には皮革も用いられている。

 

どなたが作られたのか知らないが、CMの衣装部門があったらノミネートしたい。

 


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