ポッパーのニ長調のガボットの経過句の魅力を正と続の2回書いたが、ものはついで、もうひとつ。
単刀直入、冒頭のテーマである。経過句ではないけれど、主題が無くては始まらないし(笑)。チェロにとっては、ハ長調、ト長調に次いで親しみやすいニ長調の主題だが、精確にとるのは難しい。そして、アウフタクトから頻繁に出てくるポルタート(だっけ?)も曲者。
アウフタクトのd-fisはまだいいけれど、3小節目の8分音符e-fisがなぜか難しい。ボーイングもリズムも音程も発音も全部崩れる(笑)。教わっていた当時は、よほど下手だったらしくベタで弾いていたことを思い出す。このフレーズが難なく弾けたらなあ。
このシリーズもこれで終わりにして、練習に専念しよう。
ついでながら、いつも参考にしている動画です。チェロもいいが、伴奏ピアニストが熱い。
10 year-old MARGARITA BALANAS (cello) Popper Gavotte No. 2 in D Major