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CELLOLOGUE

偏愛!ネジバナ

ネジバナを撮るようになって何年だろう。
このブログを辿ると2007年7月に至るので10年以上の関係ということができよう。それ以来、カメラをとっかえひっかえ追いかけてきたのだが、ロクな写真が撮れていないのは御承知のとおりでございます。

お付き合いが長くなったためか、撮影の前にはネジバナに声をかけるようになって来た(もちろん、心の中で(笑))。美しい個体に出会えば素直に「きれいだね」と言って、最も美しく撮れるアングルを探す。これは彼女たちに対するエチケットかも知れない。こちらもそうすることでなお偏愛の度を増そうというものだ。

思えば、ネジバナは撮影のむずかしい被写体である。細長いし、花は極小だし、背が低い。さらに微風でも揺れ動いてブレてしまう。ピントの合わせにくさはトップクラスだ。花がらせん状につくので、絞りを絞らないとどこかでピンボケになってしまう。絞り過ぎると鬱陶しい画面になる。

草刈りにも生き残り、踏みつけられもせず、摘み取られもしなかった彼女たちも、そろそろ終わりを迎える頃である。
彼女たちに「さよなら」を伝えに行かなくては。

 
Nikon D7100/AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G
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