Cellologue

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消える幻のヴァイオリン

2016年12月26日 | チェロ
 私の場合、チェロの前にヴァイオリンをやっていたので、チェロを始めた当初はその癖が抜けずにだいぶ混乱した。
 具体的に言うと、楽器を水平に構えるヴァイオリンと、ほぼ垂直に構えるチェロに身体がついていけなかった。つまり、身体が覚えたヴァイオリンの幻影を消すことができなかったのだ。内なるヴァイオリンとでもいうのだろうか(そんなものがあるのか分らないが)。その幻影が、チェロという楽器の感覚を覚え込むのに障害となったのだ。

 チェロとヴァイオリンは同族の楽器だけにややこしい。弓の運動方向、弦の配置や音の高低の位置関係が相違するので特に混乱した。例えば、ヴァイオリンでは、自分側に左手が近付くほど音が高くなるが、チェロではその逆。大したことではないようだが、私の感覚と身体は混乱した。その原因は、身体にヴァイオリンの感覚ができていたことによることが大きいと思われるのだ。

 この幻のヴァイオリンは、その後も消えることはなく、チェロの感覚が定着することを阻害し続けた。それほど強固にヴァイオリン体勢が染み込んでいたのだ(あるいは染み込みつつあった)。
 ヴァイオリンは、今でも好きだし、その音楽は昔以上に好きになっているかも知れない。やはり、あの高く透き通った音には、チェロは敵わないと思う。

 ところが、最近はそ体内ヴァイオリンが出現しなくなった。代わりにチェロの感覚がはっきりしてきたように思う。ようやく、チェロが内在化してくれたのかも知れない。そうなのであれば、この感覚を大事にしていかなければならないと思う。(写真は、記事内容とはあまり関係がありません)

Nikon D7100/TAMRON SP AF60mm F/2 Di II

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