名探偵コナン「疑惑を持った蘭」

案の定、コナンの策でしたね。そして協力者はやはり阿笠博士。たまたま同じ機種だったのか。あまり時間がなかったですし、同じケータイを調達する時間はなさそうでしたものね。たまたま一緒でラッキーでした。というか、こういうことを見越して、あえて同じ機種にしてあったのでは…。疑いすぎですか。

ロックを解除しようとする蘭に大爆笑でした。乙女心は可愛らしくもあり、恐ろしくもあり(笑)。自分の誕生日だったらどうしようとドキドキしているシーンと、無情にも「暗証番号が違います」表示が出たあとのギャップが素敵です。あれで火がついたのでしょうか。ずいぶんムキになっていましたね。0001~2000番台まで順番にやっちゃうとは思いませんでしたよ。ホント根性です。これで 2~ 3時間くらいはかかっていますよね。

コナンも成功率の低そうなことをしますよねぇ。確かにロックをしてなければリアリティがないですし、ロックをしてあったからこそ蘭も偽装だと疑わなかったわけでしょうけど。蘭がロックを解除しようとしないかもしれませんし、ロックを解除できない可能性もあります。ロックを解除しても見るのをやめるかもしれないし、見てもメールは送らないかもしれない。結局、蘭はコナンの意のままに動いちゃったわけですか。ちょっとくやしい。

でも、おかげで新一のケータイ番号ゲットですね。コレがなければ蘭があまりにも不憫でしたが、少しは努力がむくわれてくれて良かったです。本当に嬉しそうな明るい表情をしていましたし。でもコナン的にはかなりのリスクですよね。うっかりコナンの声で出ないように気をつけないと。

というか、蘭はコナンのケータイ番号(メールアドレスも)を知らないのでしょうか? コナンケータイと新一ケータイのふたつあるようには見えませんでしたが…。ワタシ、何かを見逃したのでしょうか?? 勘違いしています??

名探偵コナン@SKY BLUE
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義経「いざ出陣」

義経はどんな話をしたのでしょうか。ぜひぜひ聞いてみたかった。力持ち、船乗りはともかく、カニ(笑)。でも、カニはやはりノリがいいです。やってくれてしまうのですね。弁慶も力持ちぶりを見せてくれましたね。姫たちも楽しそうで良かったです。

あれしきのことで斬首されてしまうのですか。迂闊に酔っ払えません。見せしめですよね。もしかして、これもカゲで政子が? そうではないにしても、政子の考えを大いに反映した決定です。どうも頼朝が政子に操られているように見えてなりません。気のせいかもしれませんが。この件だけでなく、いろいろとね。義経出陣もそうですし…。

主従の間の情。このあたりの考えで義経と頼朝が対立し始めましたね。どちらのいうことにも一理あるように思います。情に溺れてはいけないけれど、情も必要ではあると思うのですよ。主を恐れて進言すら出来ないようでは、不満が大きくなり、いずれ謀反が起こるような。義経のように主従仲良く強い絆で結ばれているような、そういうのが理想です。現実的には甘いかもしれませんが。

巴。かっこいいなぁ。あの強気で勇ましいところが好きです。政子もそうですが、タイプは違いますよね。政子は頭脳派、巴は猪突猛進型。はきはきした声が良い。小池栄子で良かった。

義経出陣。そんなに嬉しいものなのか。死ぬかもしれないというのに。わかるような、わからないような。弁慶と千鳥の別れは良かった。千鳥はいい女ですよっ。

義高はどうなっちゃうのでしょう。なんだか雲行きが…。健気な義高を見ているとせつなくなります。本当は大姫とずっと仲良く幸せに暮らしてくれたらなぁと思うのですけど。

義経@SKY BLUE
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CG「雨上がりの午後」(オリジナル)

レイチェルです。主線はスキャナで取り込んだあと、パスですべて引き直しました。最近はこの方法をよく使います。手前にあるのは紫陽花です。念のため。雨の中こんなドレスでお出かけしたら悲惨なことになるだろう、というツッコミはナシの方向で(笑)。全体的な雰囲気と色塗りは良いと思うのですが、ちょっと微妙に何かがおかしい気がします…。デッサンかなぁ。ラフ段階だと良かったのですけど。

「雨上がりの午後」閲覧はこちらから
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CG「緩やかな昼下がり」(オリジナル)

アンジェリカとジークです。リクエスト絵。

・アンジェリカがそこらへんで寝ているジークを見守っている感じ
・春っぽい感じ
・アンジェリカが髪を結ぶのもいい

というリクエストでした。あんまり「そこらへん」っぽさがなくてすみません。というか、いろいろ失敗していてすみません。失敗したのでだいぶトリミングしました。もう少し足元まで描いてあったのです。本当はジークを丸ごと切りたい気分でしたが、さすがにそれは…(苦笑)。髪の塗りは頑張ったつもりです。

「緩やかな昼下がり」閲覧はこちらから

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名探偵コナン「奇妙な一家の依頼(後編)」

蘭が怖い(笑)。かつてない恐ろしさです。今までは不安げに疑っていたり、ちょっと嬉しそうに確信していたりでしたけど。もしかして、前回の妄想の怒りを引きずっているのでしょうか。

でもですね、そんな蘭を応援してしまうのですよ。「いいところついてるぞ!」「そうそう、相手は新一なんだから! 騙されるな!」とか思いながら見ていました…。なんだか不憫ですもの。新一が正体を隠しておかなければというのはわかっているのですけどね。でもやっぱりちょっとずるいと思ってしまうのです。新一が悪いわけではないけれど、なんていうかシチュエーションというか。蘭は新一の今の状態を何も知らないのに、新一は蘭のことをずっと見ているというのが。蘭と一緒にお風呂まで入ったのですよ!(笑)。

「ちょっと賢い小学生ぶり、見事だわ」。まるまる見抜かれてるし(笑)。そのあとの例えがサッカーでしたね。センターフォワード、ミッドフィルダーにファンタジスタですか。蘭がこんなに詳しいとは思いませんでした。新一はホームズの話だけではなく、サッカーの話もしつっこくしていたのでしょうか。

コナンのことだから、ケータイを落としたのは策だと思うのですが。そんな同じような過ちをすぐにやりませんよねぇ。小五郎ならともかく(…)、コナンですよ。違うケータイ、もしくはケータイ自体は同じでアドレスを変えたものだとか。協力は阿笠博士。

今回の事件。12年も自宅で隠れられるんだ…。いくらなんでも 12年は無理では…。ほとんどいつも誰かいるわけですし、まわりは面識のある人だらけです。お手洗いやお風呂にもなかなかいけませんよ。うっかり姿を見られようものなら大変なことになります。コンビニの屋根裏の方がまだ隠れやすいのではないかと思いました。

ケータイの使い方。よくわかりません、私…。今どきそんな人いないのですか…。

名探偵コナン@SKY BLUE
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義経「鎌倉の人質」

春の雨は気持ちいい…久しぶりに義経のいい笑顔を見た気がします。春の雨で佐藤兄弟の気持ちも洗い流せたのかな。

頼朝はますます義経を冷遇していますね。前回で義経の魅力(=怖さ)に気づいてしまったので、あえて冷遇しているのでしょう。義経をどうするつもりなのでしょう。このまま戦にも出さず、飼い殺しにするつもりでしょうか。義経の方はどうするつもりなのでしょう。それでもまだ頼朝を兄と慕い続けるのでしょうか。

行家は本当に根っからのトラブルメーカーです。浅はかな行動ばかりで引っかき回してくれます。どうにかしてください。こういうのとは関わってはいけませんね。都での根回しとかもどうだかな。大きなことを言っていますが、実は役に立たなさそうな。というか、役に立つとは思えない(汗)。

政略結婚。人質ですね。結婚という建前で断れなくしているのか。うーん、こういうずるさも策なのですね。巴の気の強さは好きです。そして義高の健気さも良いですね。どうなるかと思ったのですが、大姫と義高はいい感じではないですか。大姫、めっちゃ可愛いなぁ。

政子は抜け目ないですね。冷遇されている義経に仕事を与え、同時に義経を試すという。寝首をかくとは思わなかったのでしょうか。義経のことをわかっているようなので、そういう疑いはないのですね。

義経はなかなか子供の扱いが上手い。優しい人なので、いい感じに心をつかむだろうとは思っていましたけど。家来たちは来ないのかな。義経ひとりのお仕事? しかし、蝶を素手で掴んだのには驚きました。つぶれてたらどうしようと、手を開くときハラハラドキドキしました(ありえません)。そして、久しぶりに飛び回ってくれました(笑)。天狗というか、サル?

義経と子供ふたり、ほのぼのしていて良いですね。これからも仲良くしてくれるといいなぁ。と思っていたら、嫌なナレーションが…。

義経@SKY BLUE
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フルーツバスケット 17巻

フルーツバスケット 17巻。慊人が女を毛嫌いしているのは、母親と何かあったからだと思っていました。それは予想どおりでした。楝の女の部分を激しく恨んでいる。ですが、それ以外にも理由はあったのですね。当たり前のように女の子として生きているのを見ると、激しく憎悪してしまうのでしょう。自分には叶わなかったことだから。

慊人がねじれていったわけは、思春期に入って自分が女だということをより強く感じるようになったから、そして紫呉と楝のことを知ったから…でしょうか。

慊人自身が誰よりも呪いに縛られているように思えました。それにすがるしかなかないという状態に追いやられたのが悲しいです。自分でもそれが本物の愛情ではないことは痛いくらいにわかっているでしょう。でも、それを認めるわけにはいかない。だからこそねじれてしまったのではないかと。母親はあんなのですが、父親(晶?)はどうだったのでしょうか。

紅野は呪いが解けていたのか。少し希望が見えてきたか? と思ったのですが、もしかしたらそれは希望ではなく絶望なのかも。呪いは神(慊人)を受け入れたときに解けるものなのではないかと。受け入れてくれれば「呪い(=絆)」で縛らなくても離れることはない。だから必要がなくなる、と。なので、慊人から逃れたがっているうちは、呪いが解けることはないのではないか…。うーん、どうでしょう。

紅野は優しすぎるのだと思う。その優しさは正しい優しさかどうかはわからないけれど。紫呉の言うように、慊人のためには突き放した方がよかったのかもしれない。自分を気持ちを犠牲にして、同情で側にいることでは、自分も相手もどちらも幸せにはなれない。紅野にも、慊人にも、幸せになってほしいです。

うおちゃんと花ちゃん、良かったです。やっぱり親友ですね。花ちゃんの「身柄は預かった」電話は最高。そして、うおちゃんのまっすぐな気持ちも最高。

いちばんわからないのは紫呉。好きだからグチャグチャに踏み潰したくなるって…。自分だけのものにならないから? 紫呉は紫呉でねじれてる。

というか、ひょっとしたら、みんなが素直になれば、みんなが幸せになれるのでは…。なんだか、ねじれにねじれが絡まって、わけわかんない状態になっていっているような。それを少しずつ解きほぐしているのが透なのかな。

紫呉は透を利用しているといっていましたが、それって慊人をひとりじめするために、他の人の呪いを透に解いてもらおうということなのでしょうか。うーん、それでは単純すぎますね。実は十二支の「絆」が慊人を生かしていて、全員の呪いが解けると慊人は死んでしまうとか。慊人が病弱なのは紅野の呪いが解けたせいというわけで。で、紫呉は最後のひとりになって、文字どおり慊人の命綱に…。いやいや、まさか。そんな救われないのは嫌ですし。いろいろ考え出すときりがなくなってきます。

フルーツバスケット@SKY BLUE
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「12個の歌」(川嶋あい)

「12個の歌」(川嶋あい)を買いました。あまり入荷されていなかったらしく、探すのに苦労しました。最初は平台を探したのですがなくて、新作コーナーを見てみたのですがやっぱりない。発売日を勘違いしちゃったかな? と思いながら「カ行」を探してみたら、ささやかに 2枚だけありました。ええっ? そんな扱いなのですか? 私は平台かと思っていたくらいなのに…。まあ、手に入ったので良かったですけど。

iTunesに取り込もうかと思ったけれど、トラック名が取得できませんでした。今まで取得できなかったものなんて、クラシックしかなかったのに…。うーん、あしたくらいになると誰か入れてくれるかな。よろしくお願いしますー(思いっきり他力本願)。

いま聴きながら書いています。声(歌い方)とメロディが心地いいのですよ。それに尽きると思います。あまり音で飾り立ててないのも、声を引き立てていて良いですね。ちゃんと声が主役になっていますよ。
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探偵学園Q 20巻

探偵学園Q 20巻。団先生とキング・ハデスが同級生だったとは。黒王星彦ってまたすごい名前ですね。しかし、バリバリ日本人名がわかってしまうと、彼が自ら「キング・ハデス」なんて名乗っているというのがちょっと恥ずかしく思えます…。確かにキング・ハデスの名にふさわしい感じはしますが、自分でそれを決めたのだとしたらやっぱり恥ずかしいような。ケルベロスにしても、思いっきり日本人の名前がついているわけですよね。もしかしたらごくフツーの名前だったり…(笑)。

キング・ハデスの父親が九頭龍匠というのは想定の範囲内でしたが、母親が犯罪者だったというのに驚きました。九頭龍匠の方が犯罪の天才だったのではないかと疑っていたのですが、どうやら母親の血を受け継いだようですね。

若いときの団守彦は、キュウと似ていますね。ボケてなくてキレているキュウといった感じです(オイ)。まさか、キュウのおじいさんが団守彦なんてことは…。互いの素性を知らず親友になったふたりが、キング・ハデスの孫と団守彦の孫だった…なんていったらちょっとドラマチックかなと。…さすがにそれはないか(笑)。

しかし、団先生も意味深です。「何が起こっても」って、何が起こるというのだ。本当にただの覚悟の話なのでしょうか。リュウが星彦のようになることを予知しているかのよう…。

そして本当にリュウが…。血が目覚めた? あの怖く冷たい感じも好きですが(オイ)、やっぱりリュウ本人やキュウのことを考えると、今までのリュウに戻ってほしいです。思い出してしまったからには、完全には元に戻れないのかもしれませんが、せめてあれ以上向こう側にはいかないでほしい。

冥探偵ケルベロス。いやー、カッコ良かったです(笑)。堪能させていただきました。本当に探偵していましたよ。しかし、えっらいペラペラしゃぺるなぁ…と思ったら、催眠術という手がありましたね。

探偵学園Q@SKY BLUE
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名探偵コナン「奇妙な一家の依頼(前編)」

蘭はまたコナンを新一だと疑い始めたのかと思ったら、今度は新説でしたね。私はずっと思っていましたけど。蘭がそういう疑いを持つのではないかと。コナンが新一に電話している様子だったり、新一とコナンがたまに会っている様子だったり、蘭へのメッセージをコナンにことづてしたり。そのくせ蘭にはまるきり姿も見せない…ですもんね。「博士やコナン君には連絡先を教えているのに、どうして私には…!」と思っちゃいますよ。

しかし、コナンのごまかし方は下手です。言えば言うほどあやしいのに(笑)。慌てっぷりもすごいぞ。こういう場合は平然としておくに限ります。推理をするときなんかは、危ない目に遭っても冷静なのに、プライベートだとやっぱり動揺しますか。

エンディング。絵がかわいいです! かなりメルヘンな雰囲気。こういうのってめずらしいですよね。劇場版とリンクさせてます?

来週はまたいつもの疑いになっちゃうようですね。まあ、あたってますもんね(笑)。

肝心の事件の方はさっぱりわかりませんです。蘭のことで頭がいっぱいで、あんまり意識がいきませんでした(汗)。

名探偵コナン@SKY BLUE
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義経「兄へ物申す」

そういえば、義経はずいぶん五足とは会っていませんでしたね。長く会わないまま死んでしまったのか。つらいですね。子供の頃からの友達ですから。刀で斬りまくるという怒り悲しみ方を見ていると、昔の清盛を思い出しました。清盛も怒ってあんなことやっていましたよね。

範頼と義経はいい感じですね。頼朝よりだいぶ打ち解けているように見えます。生い立ちも立場も似ているからでしょう。とりあえず義経がひとり孤立ということにはならなさそうで良かった。

手古奈。まさかあんなところに行こうとは…。鎌倉から逃れてきた手古奈を使ってくれるのでしょうか。きちんと信用されるのでしょうか。スパイだとは思われないのかな。いろいろ心配。

行家はアレですけど、義仲は頑張ってますね。源氏は源氏で結束した方がよいような気もしますが、自分が旗頭や頭領になりたがっている人が多くては、なかなか手を携えるというわけにはいかないのでしょう。

佐藤兄弟。健気です。しかし、そこまでさせているのは義経の人柄なのでしょうね。

あれだけ控えめにしてきた義経が、とうとう物申しましたよ。批判ではなくお願いですけども。しかし、これで頼朝がますます義経を警戒しそうですね。政子の「一途さには怖さもある」に同意していましたし。ところで、あの噂を流したのは政子のような気がしてなりませんが…。義経が来たとき、目をそらしていませんでしたか?

義経@SKY BLUE
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「遠くの光に踵を上げて」第62話 捩れた一途

「こんなところに呼び出して、どういうつもりだ」
 レオナルドは扉に背をくっつけ、こわばった面持ちで前を睨んだ。彼の視線の先には、頬杖をつき、何かの書類に目を落とすサイファがいた。ここは魔導省・最上階にある彼の個室である。背後の大きなガラス窓から見える空は紅に染まり、沈みゆく陽の光は最後の悪あがきのように強い輝きを放っていた。そして、赤みを帯びた逆光が、彼の濃青色の上着をふちどり、鮮やかな金の髪をよりいっそう眩しく煌めかせた。
「ひどいものだな。どれもこれも地を這っている」
 サイファは呆れ顔でため息まじりに言った。レオナルドは、初めは何のことだかわからず怪訝に眉をひそめていたが、しばらくしてはっと気がついた。青ざめたひたいに脂汗がにじんだ。
「まさか、それ……」
「おまえの成績表だ」
 サイファはひじをついたまま、無表情で書面を彼に向けた。レオナルドはカッと顔が熱くなると同時に、全身から血の気が引くのを感じた。
「き……汚いぞ!! 職権濫用だ!! そこまでして俺を馬鹿にしたいのか!!」
 狼狽しながら噛みつくレオナルドに、サイファは鋭く冷たい視線を突き刺した。
「自惚れるな。おまえごときのために、そんな労力を使うと思うか」
 静かだが威圧的な口調。レオナルドは息を詰まらせたじろいだ。ごくりと唾を飲み込む。
「じゃあ、何でそれがおまえの手元にある」
 上目遣いでじっと睨み、低く抑えた声で問いかけた。
 サイファはわずかに右の口端を上げた。
「おまえの担任が持ってきたんだよ」
「なっ……」
 思いもよらない答えに、レオナルドは絶句した。なぜ担任が……。彼には皆目見当がつかなかった。
「親のところに行っても取り合ってもらえず、ラグランジェ家当主である私に泣きついてきたというわけだ」
 サイファは涼しい顔でそう言うと、ゆったりと背もたれに身を沈めた。
「かわいそうに、必死だよ。名門ラグランジェ家の者を留年させるわけにはいかないと重圧を感じているようだ。特別措置で進級させ、補習を受けさせているが、それもずるけることが多い。いつまでたっても一向にやる気を見せない。このままでは、今度こそ留年させざるをえないそうだ」
 レオナルドはいまいましげに歯噛みしてうつむいた。耳元から次第に紅潮していく。それでも精一杯の反発心を口にした。
「ラグランジェの名前に泥を塗るなとでもいいたいのか、ご当主サマ」
「特別扱いせず、遠慮なく落とすよう言っておいた」
 サイファは、レオナルドが言い終わるか終わらないかのうちに、それを打ち消すような強い語調で言った。
「なに?!」
 レオナルドは顔を上げ、目を見開いた。サイファは厳しい視線を彼に向けた。
「当然だろう。アカデミーはすべての生徒が平等であるべき場所だ。ラグランジェの名前に胡座をかく奴など、いるべきではない」
 一分の隙も迷いもない表情で、容赦なく言い放った。
「俺はあぐらなんてかいていない!」
 レオナルドは感情的に言い返した。しかし、それはなんの釈明にもなっていなかった。
「特別措置であることはおまえに伝えてある、担任はそう言っていた。ならば当然ラグランジェの名前に救われている自覚はあったのだろう。そのうえで何の努力もしないというのはどう説明する」
 サイファは論理的に問いつめた。完全に図星をつかれたレオナルドに、反論する余地はなかった。だが、素直に反省をする彼ではない。青い瞳を激しくたぎらせ、燃やし尽くさんばかりの勢いで目の前の当主を睨みつけた。
 しかしサイファはまるで意に介さず、冷淡なくらいに平静だった。レオナルドが何も言い返せないのを確認すると、彼を見据えたまま、さらに別の話題を持ち出した。
「今、ユールベルのところに転がり込んでいるそうだな」
「なっ……おまえには関係ないだろう」
 レオナルドは強気に言い返しつつも、胸の内は大きくざわめいていた。
「出ていけ」
 予想どおりの言葉がサイファの口から発せられた。しかし、予想以上にきつく端的な物言いだった。
 レオナルドは奥歯を噛みしめ、キッと睨みつけた。
「そんなことまで口を出される筋合いはない!」
 自分の気持ちを奮い立たせるように、大きく声を張り上げた。対抗するすべはそのくらいしかなかった。しかし、それもサイファの前では徒労に終わった。
「私は彼女の親代わりだ。彼女のためにならないものは排除するさ。それに、あの部屋は彼女と弟のために用意したものであって、おまえのためではない」
 彼は一気にそう言うと、ぞっとするほど冷酷なまなざしでレオナルドを睨めつけた。
「偉そうに言うのは、一人前になってからにしてもらおうか」
 有無を言わさぬ圧倒的な迫力。レオナルドは背筋に寒気が走り、腹の底に冷たいものが落ち込んだ。額から頬に汗が伝う。怯えたように目をそらし顔を歪ませると、小さくうわごとのようにつぶやいた。
「昔からおまえは嫌な奴だった。俺を目の敵にしていた。今だって俺のことを……」
「ああ、嫌いだよ」
 サイファは事もなげに言った。あまりにはっきり認めたので、レオナルドは思わず動揺した。そして、言いしれぬ不安と恐怖が沸き上がってきた。

…続きは「遠くの光に踵を上げて」でご覧ください。
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TRICK

TRICK。2005年にテレビスペシャル、2006年に劇場版2だそうです。嬉しくないわけではないのですが、ちょっと複雑。上田と奈緒子はどうなってるのでしょう。何事もなかったようにあいかわらずなのでしょうかね。そうだったらちょっと寂しいなと…。プロポーズまでしておきながら、ねぇ。

TRICK@SKY BLUE
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名探偵コナン「辛く苦く甘い汁」

小五郎とコナンはごはんでも食べに行くところだったのでしょうか。蘭がいないと作る人がいないですしね。

警官とも女将さんとも知り合いですか。刑事だけでなく警官とも親しいのですね、小五郎は。そりゃ事件に巻き込まれやすいですなぁ。というか、事件に巻き込まれまくっているので警官とも親しくなってしまうのか。

小五郎。コナンを部屋から放り出すのはいいけれど、その前にケータイを取り上げましょうよ。重要な証拠かもしれないのに。コナンはあいかわらずちょろちょろしていますね。マンションから追い出されても、用を済ませていつのまにか戻ってくるとまたちょろちょろ(笑)。警官も止めないのですね…。

コナン。麻薬は手に取っただけですぐわかるのに、片栗粉はわからないのですね(汗)。和菓子に片栗粉が使われているのをコナンが知らなかったのも意外。

殺害のトリック的にはありがちなものでしたが、女将さんが事件をややこしくしてくれましたね。しかし、メールのトリックの方はどうでしょう。あんな不規則な動きをするものが、そんなうまいことマウスの上に落ちてくれるものでしょうか。仮にクリックできたとしても、その前にちょっとポインタがずれてもだめでしょうし。

ところで蘭の試合はどうなったのでしょうか。ちょっと気になってしまいました。

名探偵コナン@SKY BLUE
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義経「清盛死す」

久々にうつぼ登場。やはり義経のことを想っているようで。思いっきり気にしていましたよね、奥方のこと。初対面の手古奈も察するほどわかりやすい。しかし、手古奈のごまかし方は上手いと思いました。ああでなければ政子の側に仕えることはできないか。

うつぼと静が対面してくれると面白いなと思っているのですが。いろいろ語り合ってほしいです。勝手な希望ですみません。

清盛。さすがに弱気になってきていますね。昔語りとか始めるとやばいですよね。と思ったとたんに倒れましたよ。あんな状態の清盛を見るのはつらかったです。最期まで夢語りでした。夢を追いかけ続けたというか、夢にとりつかれたというか…。思い残すことは、本当に頼朝の首だけなのか。夢半ばで去ることに、思いは残らなかったのでしょうか。

五足。清盛に忠実でしたね。ここまでとは…。なのにあの仕打ち。ひどいですよ。ひどいですけど、こうなりそうな気はしました。五足も覚悟していたのでしょうか。五足を運ぶシーンが、今回いちばんショックで印象に残っています。清盛が亡くなって、また昔のように元気な五足が見られるのでは、と期待してしまっただけに…。

義経。やはり心穏やかではないですよね。複雑な思いでしょう。でも清盛を思う気持ちを見せるわけにはいきません。でも、あの場で義経が言ったことも本当のことだと思うのです。清盛の存在が自分を縛っていたと。

記憶にない実の父より、一度は父と思った清盛に対する思いの方が深くても当然だと思うのですが。実の父を討った仇といっても、その実感はないわけですしね。それにしても複雑ですよね。義経の立場というのは。

義経@SKY BLUE
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