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今週末行ける、オススメの展覧会やアートイベントをご紹介しています。
(関東地方・現代アート中心です。)

● 2016年 展覧会 BEST 5 ●

2016年12月31日 | アート・今年のBEST展覧会・作品
2016年も、一年で足を運ばせていただいた展覧会を振り返りたいなと思います。
今年足を運んだ展覧会・アートイベントは大小合わせて170。(一覧はこちら:● 2016年に伺った展覧会・アートイベント 一覧 ●
 
今年は山口、大阪、新潟、茨城…と展覧会目当てに各地に出かけました。
芸術祭も多かったので、瀬戸内、あいち、茨城県北、富士の山…とめぐることができました。(岡山とさいたまに行けなかったのが心残りです…)
 
感想をなるべくイラスト入りで書きたいなと思っていましたが、後半はなかなか書けずじまい…>_< 来年は再び気合を入れて書いていきたいとおもいます!
 
では、わたしの個人的な 「2016 展覧会 BEST5」を振り返ってみようと思います!
”作品”のBEST5は、次の記事で書こうと思います!)
 
 
(なお、過去の「BEST展覧会」はこんな感じでした↓↓↓
 
 2013年:展覧会2013。(展覧会BEST3)
 2012年:展覧会2012。(展覧会BEST3)
 2011年:展覧会 2011。(展覧会BEST3) )
 
 
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2016 展覧会 BEST5
 
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さまざまな意味で”すごい”展覧会でした!
今、世の中に対して疑問に感じること・不快に感じることを、少し荒っぽくもあるけど形にして表してくれる展覧会でした。
様々な意味で”美術館では絶対にできないような展示”を、大きな都市開発の中から取り残されたようなビルの中で、自分たちの運営で作り上げてしまっていたのがとても印象的で、今年、多くの地域で開催された”芸術祭”とも対照的だったようにも感じましたし、東京都現代美術館で開催された「キセイノセイキ展」(こちらも良い展示でしたが)とも対照的であったように感じました。 
展覧会の後も、twitterで継続的に取り壊されるビルの様子がupされていたり、これらの残骸でつぎの展覧会がつくられるというのも楽しみです。
 
 
 

 
ギャラリーでの小さな個展でしたが、とても刺激的な展覧会でした!
モノを見ただけでは作品とは思えないのに、その意味を知った瞬間に目の前のオブジェクトが別モノに見えてくる、心が揺さぶられるような作品でいっぱいの展示でした。
普段”常識”だと思っていることを疑わせてくれる作品でいっぱいでありながら、そこで誰かを不快にさせたり不安にさせたり…という要素がなかった(”「常識」を疑わせるような作品” =ショック療法 ではない)という事もとても印象的でした。
 
 
 
 
 
 
緻密な描きこみと大胆な構図、華やかな色遣いとシンプルな色の濃淡、精密なデッサンと大胆なデフォルメと、一つの作品のなかに相反するような要素が共存していて、古い作品でありながらこんなにも豊かな表現があったのかと驚く展示でした。特に釈迦三尊像と動植綵絵30幅を円環状に並べた展示室は、遠くから見たときの鮮やかな色彩も近くで見たときの緻密な筆使いも楽しめ圧巻でした。
写真ではなく”実物”を見られて良かった!と感じる展覧会でした。
 
 
 
4位:ヤノベケンジ個展「CINEMATIZE シネマタイズ」 @高松市美術館(高松)
 
 
ヤノベケンジさんの巨大な立体作品をまとめて見ることができることにまず感激しましたが、時代を追って考え方やテーマの変化をわかりやすく見せてくれる構成も魅力的な展覧会でした。原子力という扱いの難しいテーマの展覧会でしたが、”良い・悪い”という主張ではなく、見た人がそれぞれに考えさせられるような構成になっていたように感じられました。子供でも受け入れやすいような作品の中に、今起こっている重いテーマが隠れていて、ふとしたときにそのメッセージがキャッチできるようになっているのがすごいなぁ…と改めて感じられる展覧会でした。
 
 
 
 
 
 
テーマパークのような趣もありましたが、美術館では体験することのできない魅力的な展示でした!
裸足になって、足元の柔らかさや、湿度、温度などを感じながら作品を見るというのがこれまでにない体験で、例えば冷たい水に浸かりながら「冷たい生命」を見るのは、美術館で見たときとはまったく違う印象で、作品の中の木の”生命”とともに自分自身の”生命”をともに意識できるようでした。これだけ巨大なスケールの作品を次々とみられるというのもなかなかない機会でした!
 
 
 
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BEST5に入りきりませんでしたが、ほかにも印象的だったのは…
 
圧倒的な質と量!の作品群に囲まれて、見ながら頭がくらくらしてくるような展示でした。
どこまでが骨董でどこからが現代アートなのか、どこまでがアートでどこからがガラクタ(?)なのかもわからない「村上隆の脳内世界」は圧巻でした。
 
 
こちらは、様々な意味でずっと”もやもや”した気分が残る展示で、展示を見終わったあとにもずっと考え続けてしまう展覧会でした。特に藤井光さんの作品が印象的でした。
 
版画や写真といったものの新しい魅力を知ることができるユニークな展示でした。ヴァルター・ベンヤミンの「複製技術時代の芸術作品」 を読むきっかけを与えてくれ、写真の登場が社会に与えた影響を知ったり(現代と重なる部分も感じられたり)した点でも印象的な展示でした。
 
 
インスタレーション的な展示が多く、造形の美しさだけではなく、その音や動きなどを楽しめる展示になっていたのが良かったです。特に”エーデルワイス”シリーズの世界観が表現されていたのが印象的でした!
 
  
 
また、「展覧会」とは少し違うかもしれませんが、NAKEDのプロジェクションマッピングの作品群も新しい表現方法を感じさせてくれて魅力的でした。
 
は、日本精工のさまざまな製品をつかってアーティストたちが作品をつくるという試みで、どの作品もとてもユニークであるうえに、”どこに製品がつかわれて、どうやって動いているのか?”が分かるようになっており、ファッションブランドなどがスポンサーについた展覧会とは趣向が異なるのがとても面白い展覧会でした。
 
 
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今年も多くの魅力的な展覧会に出会えました。
1位のChim↑Pomをはじめ、”美術館”とは違ったスペースでの展示で印象に残るものも多かったのが印象的です。
美術館ごとに見ると、「村上隆のスーパーフラット・コレクション」「複製技術と美術家たち」「BODY/PLAY/POLITICS」展など、今年は横浜美術館での展覧会が面白いものが多かったです。
また、今まであまり古い作品を見る事がありませんでしたが、「若冲」展では、過去にこんなにユニークな作品があったことを知る事ができたというのも印象的で、2017年はもう少し幅広く展示を見てみたいなと思いました。
 
”展覧会”ではなく、印象に残った”作品”や”アーティスト”については次の記事で触れようと思います。(● 2016年 アート作品 BEST 5 ●
 
 
2017年も素敵な展覧会と出会えますように! 
ジャンル:
芸術
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