セブ島移住者の本音トークⅡ

セブ島でNGO活動に従事する管理人が、フィリピン人家族との奇妙な生活や、現地での国際交流について語ります。

氷解(その7)

2017-06-15 | セブ島移住生活考

 ...さて、これまで、僕が離婚し、更には再就職先も辞めた経緯を述べて来ましたが、書き出す内に色んなことを思い出して、随分と長ったらしい話になってしまいました。


序章にも書きましたように、僕は20年近くの長い年月を経て、自分の中にあった、ドロドロしたモノがやっと解消できたと感じた事から、これまでハッキリとは言わなかった、僕がNGOに携わり、フィリピンへ来ることになった最大のキッカケについて書こうとしたのが、この連載の主旨でした。


…書いている内に気が付いたのは、知らず知らずに押し殺して来た思いがまだ、自分の中に残っていて、こうして整理しながら、表に出してみたら、本当にスッキリして来たと言う事です。


前妻の事、問題のC氏(作中C次長)の事について、僕の書いた文章が皆さんにどう伝わったか、分かりませんが、自分の中では、もう、恨みとか変な気持ちは残っていません。


イマ、ココに僕がいて、生きがいとか幸せを感じている訳で、そのチャンスを作ってくれた最大のキッカケは彼らであり、寧ろ、僕は感謝しています。



実際の所、今、僕がNGO以外の仕事の中で、機械他のマニュアルを翻訳する際、ベースになっているのはC氏に教えて頂いたものであって、それが、今の僕を支えてくれているのです。また、もっと言えば、今、僕がこうしてPCで文書を作って投稿しているのも、あの会社に入って、初めて本格的にPCを触らせて頂いたお陰です。


前妻については、同じ日本人でありながら、その考え方、感じ方、或いは、育ちの違いから、かみ合わなくなって行った事、当時、僕は彼女のわがままと捉えましたが、単純にそれは、相違であり、どっちが悪いとかって事ではなかった…と今では思います。


僕が、時に前妻のわがままをコントロールしようとして、声を荒げ、上から目線で𠮟りつけたり、怒鳴ったりした事を、離婚協議の中で、彼女に、


『あなたに、そうされる度に、私が私では無くなるような感じになって辛かった』




…と言われた事があり、それは、実は、僕が、C氏に人前で怒られ、こき下ろされた体験によって、僕自身に再現され、理解する事が出来たのです。そう、僕がC氏とその周囲の影響で精神不安定になり、自分が自分で無くなってしまったかと思える事をしてしまった事で...


今も、嫁(フィリピン人)に対して、年齢差が16歳もある事で、つい、そうした対応になってしまう事もありますが、‛ハッと’気づいて、適当な所で、ブレーキがかけられるのも、この経験があればこそです。


前妻にしても、C氏にしても、健常者とアスペルガー症候群という違いはあれど、極端に違う人とのお付き合いは、本当に難しいのです。これは文化の違いと正に一緒の事であり、今、僕がここでやっていられるのも、当時の経験があればこそです。



人夫々、違いがあるのは普通の事ですが、その相違の距離が夫々の許容範囲であるか否か…ここは大事なところで、どうにもならないとなれば別れるしかありません。


今、僕がこうして、彼らに寧ろ、感謝の気持ちを持てるのも、彼らと別れる事が出来たからであり、そうでない場合、最悪、鬱病を発症して自殺したか、殺し合いになったか…とした悲惨な結果に行き着いたかも知れません。

実は、この文章を書いていて、気づいた事がもう一点あります。


僕は、若い頃、弱虫で、逃げてばかりで、運も悪かったと思い込んでいましたが、実は真逆で、僕は強かったし、運も良かったが、経験が不足していただけだと言う事です。


アメリカ入国が出来なかった一件も捉え方の問題で、もし、あれで、何事も無く、入国が出来ていた場合、その実、僕は‛御前会議’で、大失態を演じたかも知れませんし、成功したとしても、C氏との関係性の中で、逆に彼の恨みを買ったかも知れません。実は、あの事件は、僕にとって(天の?神様の?仏様の?)最高の回答(ハカライ)だったような気もするのです。


また、C氏と周囲の反応をあの状況下で冷静に見つめて、辞める判断が出来たのは、僕が強かったからに他ならないと思います。弱かったならば、辞める事も出来なくて、精神を病み、最悪の場合は自殺する羽目に陥っていたかも知れません。


何だか、言葉と言うか、僕の語彙、表現力に限界を感じながら、この辺りを書いていますが、次回では、‛あの夜の取り調べ’以降の事について、軽く触れてみたいと思います。



 


 

 

 

 

 

 


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