セブ島移住者の本音トークⅡ

セブ島でNGO活動に従事する管理人が、フィリピン人家族との奇妙な生活や、現地での国際交流について語ります。

氷解(その5)

2017-06-14 | セブ島移住生活考

アメリカ入国の際、起こった事件とは?

 

僕がその日、到着したのはロサンゼルス国際空港。そこから国内線に乗り換えてアメリカ国内の某所まで移動する予定でした。

ところが、入国審査の列に並んだは良いが、パスポートと一緒に提示すべき復路航空券が何処にやってしまったのか見当たりません

 

これは拙いと、手持ちのバッグからポケットから全て当たって探したのですが、何処にも見当たりません。そうこうする内に入国審査の順番が回って来てしまったので、やむを得ず、査察官には事情を説明し、

 

『飛行機の中に帰り航空券を置き忘れたかも知れません...


…と告げたところ、

 

ちょっとそちらの方へ外して待っているように』


…と言われ、指示に従って待っていると、日本人がもう一人、そこにやって来ましたので、世間話をしていました。

 

彼も僕と同じくカナダでの一定期間の長期滞在の経験があって、再度、アメリカでの定住に挑戦したいと、嘗ての僕が目指した事とほぼ同じ事を話してくれました。

 

そして、程なくして、僕らの前に現れたのは、さっきの査察官とは違うアジア系の若い官吏で、頭ごなしに、

 
『お前たちはアメリカで何をするつもりか!!』


…と凄い剣幕、凄い形相で言い放ったのです。

 

これには僕も唖然として、社用で来た事を手持ち資料で提示しながら説明したのですが、その査察官が、更に突っ込んできたのは、

 

『お前は通訳か?!通訳だったら、ビザが要るだろう?ビザは何処だ?』


…と言う事で、

 

『いいえ、社内会議ですから、ビザは不要だと聞いています』


…と食い下がるも聞き入れてくれません。

 

その内、僕は、コートの内ポケットの底が破れて航空券がその下側に落ち込んでいる事を発見し、取り出してアピールするものの通らず、結局、その場では何処へも連絡することも許されず、入国拒否及び、強制送還という裁定が一方的に下されました。そして、その場に一緒に居た日本人にも同様の措置が取られました

(*後になって、外務省経由調査で、知らされた事には、この査察官、ベトナム移民でアメリカ合衆国の公務員に推挙された中で、自分が‘仕事をしている’事を上層部にアピールする為に、半ば言いがかりをつけてでも実績を作ろうとしていたのではないかという事でした)

 

まあ、今にして思えば、僕も精神状態が不安定で、アリエナイ事をしてしまったのでした。入国審査で並んだ際、実は偶々、航空機内で隣り合った日本人女子留学生と話が合い、色々と喋りながら、列に並んでしまったのが、そもそもの間違いで、ちゃんと航空券の在り処を確かめてから並ぶのが筋というものです。恐らく一人だったなら、そうしたでしょうし、航空券が見つからないとなれば、航空会社の職員に先ず、助けを求めた事でしょう。そんな事も出来ないほど、僕はおかしくなっていました。しかし、それが運命の綾とも言えるのでしょうが

 

さて、その後、僕が帰りの航空券を保持していた事から、同社の日本行きの便に僕は乗せられることになりましたが、その間、1時間程、僕は完全に囚人扱いされました。外部への連絡も禁止され、トイレにすら一人では行かせてくれない状況でした。

 

しかし、程なくして、僕は予定の航空機に乗せられ、日本への到着予定は午後8時ごろとなっていたと記憶しています。

 

取り敢えず、航空機に乗ってしまった後は、一般乗客と全く同じ扱いになり、やっと解放された訳ですが、ふと前を見ると、クレジットカード決済で国際電話がかけられる端末がセットされており、非常に回線の状態が悪い中、先ずは、訪問予定だったアメリカの支社へ電話を入れ、事情を説明しました。

 

そして、その直後、日本のC次長へ電話を入れたのですが、回線状況の悪い中でも受話器にビンビン響くほど、

 

『てめえは何をやらかしたんだぁあああ!!!社長にどう説明すればいいんだぁあああああ!!!!』

 

…とまあ、狂犬の如く、アスペルガー症候群の人がパニックに陥った時の典型的な反応を示しました。

 

回線状態があまりにも悪く、それでも、何とか確認したのは、先ずは日本に着いたら再度連絡する事と、その後、即時、出社する事でした



 

 

 


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