マサル君のエココラム

中央印刷会長の日常をつづったブログです。

6. DNAの素晴らしさと怖さ

2010年04月07日 | Weblog
DNAの素晴らしさと怖さ
 私の若い頃、昭和の半ばまではまだDNAの科学的解明があまり進んでいなかったので、人だけに限らず、動植物の持つ染色体を分析するとDNAの配列は個体ごとにすべて違いがあることは一般に知れわたっていませんでした。昨今は裁判などで犯人を特定する方法や、中国残留孤児の親子関係の確認など広い分野で利用されていることは、テレビ報道などで良く知られています。
 食品もトウモロコシやじゃがいもなど遺伝子組み換えが増産に利用され、食品の袋の表示にも遺伝子が組み換えられた食品は「遺伝子組み換え食品」と明示されています。環境保全団体から十分な実証期間を経ない遺伝子組み換え食品は、人類の将来を危うくするという危惧があるとの見解から、性急な普及と販売に対し反対の声を上げています。
 しかし、親子でも個体ごとにDNAは必ず一部の相違点があるのですが、その近似性は非常に高くそのため、たいがいの親子は他人同士と違い、顔立ちをはじめいろんなパーツが驚くほど似ているわけです。
 そうです、DNAは同じような形態と肉体的能力を伝えようと懸命に働きます。が、まれには外見的に余り似ていない親子もいます。でもDNAは非常に似ていて、身体的特徴をDNAの働きで受け継ぎ生まれているのです。

          


なんと似ているのでしょう
 そんなことを思いながらたまに行くスーパーや道行く親子連れ、電車の向かいの座席で座っている親子連れを何気なく観察してみると、まあなんと目鼻だちそのものが非常に似ていることに驚かされます。年齢は違う分だけ割り引いて、子供さんの将来の顔立ちを想像して観てみると、パーツの大小の違いこそあれ、ほとんどの親子は思わず微笑みが押さえられないほど似ていますね。おまけにご兄弟姉妹が横にいる時もなんと似ているのでしょう。皆さんはご友人の家に電話をかけた時に、電話に出た相手がお子さんであるのに、余りに声が似ているので名前を聞くまで、本人と間違えて話しかけたことが一度ならず何度もあったはずです。遺伝子は姿かたちだけではなく、あらゆる身体的特徴を子供に伝えることが第1使命となっているのです。
 そうです、人間に限らずあらゆる動植物は自分のDNAを次の世代に伝え続けようと必死に頑張っているのです。

 その端的な例として、孵化したばかりのウミガメの赤ちゃんが大海原へ向かって猛ダッシュするのも同じでDNAが脳の経験値に組み込まれ、それが本能的原動力となって自然に行動することが出来る、いわばすべての行動をDNAが司り命じるのです。哺乳類全ての生れたての赤ちゃんが母親の乳房をなぜすぐ飲めるのかも不思議で感動します。  しかし反面、DNAの働きが時には悪い方へ働くことがあります。私はまず人類という特別優秀な動物が、古今よりいつまでも戦争を繰り返すのか子供の時から不思議でなりませんでした。これも自分と同じ種族の人間が滅亡に向かわぬように、先ずは食料に不自由しないように、なるだけ豊饒な領土を確保せよとDNAが命じているとしか思えません。近年、アフリカのルアンダで起こったツチ族とフツ族の民族間の悲惨な内戦や、古くはナチスドイツのユダヤ人撲滅運動も民族間でDNAの悪い作用が極端に働いた例であります。
    
   


幼児虐待事件について
 また、私は以前からテレビで報道している幼児虐待死亡事件が後を絶たないのもDNAが悪い方へ作用している面が大いにあると思っています。変なほうへ話が及びますが、みなさんは「ライオンの怖い習性」をご存知ですか。ライオンは家族単位の群れで生活しているのですが、父親のライオンは息子のライオンに狩りが出来るように教え、狩りが少し可能になるとわざと息子のライオンを追っ払ってしまうのです。群れから追い出された若い雄ライオンは草原をさ迷いながら、別の群れを見つけてその群れの雄ライオンに体当たりの勝負を挑み、万一その雄ライオンに若いライオンが勝った場合、その群れを支配する雄ライオンとして生活します。新しく支配者となった若い雄ライオンは、前の雄ライオンが生ませた子供のライオンを殺してしまうことがあるそうです。理由は雌ライオンは子ライオンを育てることに一生懸命になり、新しい主人たる雄ライオンに興味を示さず、発情しないので雄ライオンは自分の子供を産ませたいために、可哀そうに前の雄ライオンを父とする子ライオンを殺してしまうそうです。

 これを知って思うのは、最近の幼児虐待事件の多くが、再婚した夫婦の男親が新しい妻の連れ子に対して虐待するケースが非常に割合としては多いのです。悲しいことですが、みなさんはご存知でしたか? 多分これもDNAの持つ作用が悪い方に出てしまっていると私は考えます。でも、個人でこんな感想を持つのは許せるかも知れないが、NHKはもちろん民放のテレビや新聞社がこんな見解を述べたなら、人権侵害だと大騒ぎになるのは無理もないことなので、絶対に報道できないし、しないのだなあと、私は理解しています。
 DNA自身の素晴らしさはまさに神業ですが、同時に別の面での悪魔のような怖さも知っておきたいものです。

   


DNAの詩


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