まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.756 滋賀の旅冬編(4)・登録有形文化財、ケーブル坂本駅

2017-06-10 20:38:38 | 文化財
おはようございます。










滋賀の旅冬編、ムシムシした季節にお送りするのも何か、何かな~てな気もしますが、このシリーズもう少し続きます、お付き合いいただけたらありがたいことです。と言うことで大津市内を坂本方面へと向けて走っています、県道はほとんどが京阪石山坂本線に沿っているのでここは前に各駅巡りで走っている所、その時は今回とは逆向きだったが坂本からは急な下りを下りてきた記憶が残っている、と言うことは今回は上りを行くことになるわけか。京阪線沿いの県道は町の中心地を抜けると寺院や神社など歴史を感じる所を経て住宅地へと入って行く、進行方向左手側の比叡山から吹き下してくる風が冷たい。国道161号線と交差する所を過ぎるといよいよ上り坂へと差し掛かってくる、各駅巡りの時はこちらの道ではなく旧街道の方を走ったので県道を行くのはこれが初めて、穴太駅前を過ぎると上りは更にきつくなってくる。道は線路から外れて厳しい上り、風は冷たいが汗が噴き出してくるので寒さが余計に染みてくる、いよいよ坂本界隈へと入って紅葉の森の中を通る所となって上りもやっと落ち着いてくる、さて、次の目的地はもうすぐそこ、行ってみることとしましょう。














たどり着いたのは比叡山へと向かうケーブルカーの始発駅である坂本駅、県道から外れて坂道を上った所にある、周囲は森に囲まれていて駅のすぐ横には甲子園で初めて完全試合を献上してしまった比叡山高校がある。この学校もしばらくは甲子園から御無沙汰となっている、今の滋賀県と言うと夏の準優勝校の近江、帝京にミラクル逆転の八幡商、今年の春名勝負を繰り広げた滋賀学園など、そろそろ旗を持って帰りたい頃。でもええやん、滋賀県は高校サッカーでは草津東と野洲が決勝まで行っていて野洲は全国優勝を果たしている、奈良県なんてベスト4に行ったのが一度だけ、近畿では唯一決勝まで行ってないんやから肩身が狭い思いです。話が逸れちゃいましたね、僕の悪い癖、坂本駅の話へと戻りましょう。
四角が基調となった駅舎、その入口には見慣れたプレートが、そうなんです、この駅は登録有形文化財に指定されていて今回の目的は駅巡りと言うよりもこちらの方と言った感じ。写真4枚目にあるように地味だがしっとり落ち着いた雰囲気の内装がいかにも文化財っぽい、ってどんなんや文化財ぽいって、要は派手に手を加えてなくて創建された頃のままの姿を残していると言った感じ。その構内の一角には写真6枚目、7枚目にあるように登録有形文化財の登録証が冊子に展示されている、今までたくさんの文化財を見てきたがそのどこもがこの登録証を持っていると言うことか。その冊子にはこのケーブルカーの終点、と言っても2駅しかないわけだが、延暦寺駅も登録有形文化財に指定されている、このままケーブルカーに乗って行くわけにもいかないし自転車で行けるような所でもないので、この駅には行くことはないだろうな・・・








駅を後にして坂を下ってさっきの県道へと戻る、道は木々に囲まれた森の中、紅葉も盛りは過ぎたがまだまだ見頃と言った感じで風景に退屈するようなことはない。この道が坂本界隈では一番標高の高い所にあり、最後の写真の道路の表示板にあるように道はこの先のお堂がある所で右に曲がっていて、そこからは坂本のメインストリートとして下り坂となっている。さて、ポイントとなる所なので写真を撮っておこうとカメラを構えると、道を曲がった所にあったのは大きな鳥居、ありゃ~、これじゃ写真撮れないわ~・・・と言うことで坂本の町巡りは次回でのお伝えとしておきましょう、古くからの歴史のある町はなかなか巡り甲斐がありました。この冬編シリーズ、もう夏に差し掛かっていて季節外れなお話になってしまっているのですがあと2回ほどのお伝えになると思います、そんなわけで次回もお付き合いよろしくお願いします。         まちみち

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