花は桜木・山は富士

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「『日出づる国』はとてつもない大事業を行なった」

2007-01-12 10:48:05 | 日本について
ジャーナリストの高木一臣さん。現在、アルゼンチンで邦字紙
「らぷらた報知」の編集長をされている方ですが、昭和二十六年(1951)、
大学を卒業して二十六年でアルゼンチンに渡ったときは、
スペイン語がうまくしゃべれませんでした。当時、無一文だった高木さんは、
無料の国立夜間小学校に通うこちにしました。その学校での歴史の授業のときでした。

歴史の先生は、「○○、前に出ろ」と生徒を指名して教壇に呼び出して、
復習してきたかどうかを確認します。高木さんも呼ばれました。
ところが、高木さんのときには、こういいました。
「『日出づる国』の生徒よ!前に出ろ」高木さんは言いました。
「先生、『日出づる国の生徒よ』という呼び方はやめてください」
「なぜだ?」
「先生、太陽は落ちたんです。日本はもう『日出づる国』でなくなったんです」
「君が『太陽は落ちた』というのは、日本が戦争に負けたからなのか」
「そうです」
「君は間違っている!日本が『日出づる国』であるのは、戦争に強かったからではない。
日本はアジアで最初に西洋文明を採り入れて、わがものとし、
世界五大強国の仲間入りした。『西洋文明』と『東洋文明』という全く異質の文明を
統一して、一つの世界文明を創り上げる能力をもった唯一の国だ。
この難事業をやり遂げたのは、日本をおいて他にない。
日本がこの能力を持ち続ける限り、日本は『日出づる国』であるのだ。
戦争の勝ち負けなどという問題は『西洋文明』と『東洋文明』の統一という
大事業の前には、取るに足りないことだ。君は日本が戦争に負けたからといって、
卑屈になる必要は毫もない。俺は『日出づる国』の人間なのだという誇りと
精神を失わず、胸を張って歩きたまえ


異国の先生から、こんな言葉を聞こうとは。高木さんは、このとき溢れ出る涙を
抑えきれなかったそうです。なんという心温かで、しかも見識の高い言葉でしょか。
五十年前のアルゼンチンの夜間小学校の先生に、こんなにも日本のことを
理解してくれている人がいてくれたということを感激せずにはおられません。

「愛国心の教科書 誇り高く生きるための五十の話」渡邉毅 著
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50年前の話とはいえ、現在の日本人も日本人であることを
誇りに感じている人がどれだけいるでしょう。
戦後、日教組の教育により祖国に誇りを感じるという、
普通の感覚が育たなかったのは悲しいです。
しかし、日本の本来の姿に気付く人が増えて来て、そこから更に多くの人に
日本の歴史、誇るべき日本の姿を教える状況に来ていると思います。
戦後、遅まきながら「日本人」であることを誇りに感じましょう。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ジーンときますね (でこサングン)
2007-01-15 19:59:08
できればこのようなシーンが日本人同士で見られる時代になりますように。 「お前は米国人とのハーフゆえ●×」と教室で某女子児童をいじめた小学校の教諭が日本にいましたねぇ。えらい違いだわ。
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思い出しました (マグカップ)
2007-01-15 23:03:10
あのキチ○イ教師のような指導者がいる限り、日本に誇りを感じることはできないでしょう。
しかし、そのキチ○イ教師を「ヨシ」としない層が増えていることが、誇りを持つ日本人になってきていると思います
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