MONOGATARI  by CAZZ

世紀末までの漫画、アニメ、音楽で育った女性向け
オリジナル小説です。 大人少女妄想童話

すぱいらる・フォー-8

2017-07-17 | オリジナル小説

ペルセウスのグワナクさんと秘密の小部屋

 

 

 

何だかおかしなことになったな

俺が呟くとかすかに笑う。

見越していたのか?問いかけると反応がある。

俺はコビトが心配だ。そして同じようにオビトのことも。

オビトはどこにいるんだ? 見せられる、頭に浮かんでくるのは暗い場所。

死んだのか?・・そうではないとの反応。

あの時、同じ船に乗っていたはず。だとしたら、俺と同じくということなのか。

だが、そこはここではない。

だとしたら・・・乗っていなかったのか? そう俺が思い込まされただけ?

罠に嵌められたのが俺だけだったという考えの方が、なんだか気に入るな。

また笑っている。肯定か?違うのか?はっきりしろ。俺の考えは筒抜けだというのに相手の考えははっきりこちらに伝わってこない。受信体が違うことは自覚している。例えれば相手は最新式、俺の方がポンコツ受信機ってこと。もともと、こちらとは電波のヘルツが違うから、さらに難しいときた・・・意思疎通、わかっていてもほんとに辛い。

いらつく。やつとの会話は、こんな風に大変なんだ。基本言葉で通じる世界にいないから。

言葉ってはやつにとっては(やつの世界では)物質的な存在なんだと。

非物質界に生きているらしい彼らにとって・・・やつの名前も、特定の個人を指す名前はあってないようなもの。しかももちろん聞き取れない、発音できない。ギュウワァ・・グワァガグァ・・・なんて感じにしか俺の頭では聞こえない。物質界に生きる俺には全く難儀な話だ。(果たして今、俺が今もそこに生きているのか? それは置いといてだ)便宜上の呼び名は不可欠だ。だからペルセウスのグワナクさんとでも呼ばせてもらうか。

ほんとによく笑うやつだ、別にどうでもいい。お好きなようにってか。

よし、わかった。そうさせてもらう。陰気なやつよりは陽気なやつの方が俺は好きだからな。

俺はスキン・カッター、『切り貼り屋』だ。

どこかわからない場所で俯瞰しながらコビトを・・・田町ハヤトを俺は見守っている。

手出しはできない。話もできない、ただ見守るだけ。

こうなることは・・・なんとなく予感はあった。

トラブルありありだ。一か八か、もしかして殺されるかも?ってやつだ。

その挙句がこんな珍妙な事態。俺がいるのは・・・何かわからないがモヤモヤと渦のような光度の暗い光のようなものが盛んに舞っているところときた。もしかして・・・あの世とやらなのか?最初、そう思った。そして、もしそうだとしたら何とも辛気臭い場所としか言いようがないと。今、俺のすぐそばにグワナクがいるのを感じる。眩しすぎない光として。

俺は・・・肉のない存在としてしか・・・わからない。感覚がないんだ。

そう、俺の体は何処へやら。だけども死んだわけではないらしい。

そして体のない俺はこうやって意識を保って、自我として存在し続けていられている・・・想像をはるかに超えているよ。嬉しい驚きってやつだね、全く。

いい加減、笑うな、グワナク。

 

 

俺がコビトとオビト・・・そしてあのニコと(今ではニコすら懐かしいよ)旅発った時から俺には今に至る道が予見できていた、なんてな。いや偉ぶっても無駄か、正確じゃない。

正確には、ニコではなく、あいつが・・・ハヤトが『チチ』と呼ぶあいつが船に現れた時からだ。

 

「なぁ、スキン・カッター、悪いことは言わない。」

俺が果ての地球に行くと言いだした時から一貫してニコはいい顔をしなかった。

「オメェはそこまでの関わりを求められていねぇ。今回の功績を持って総督に恩を売ればいい。」俺が心底驚いたのは、ニコが本気で心配していたからだ。この俺を、あのニコがだ。

船に乗ってからもニコは俺を説得し続けた。

「案内するだけでいいんだ。上がお前に望んでたのは最初からそれだけだ。星に近づいたらおとなしく引き返せ。」声を潜めたニコの目は落ち着きがなかった。

「俺は行かないことになったんだ。あいつがでしゃばってきやがったからな。」

ニコは憎々しげにあいつの名を呼ぶ。

「いいか、あいつはオメェが行くと知って乗り込んできやがった。この意味がオメェ、分かるか?」わからない、と素直に首振る俺を見ずにニコの目は船内のフリースペースをさまよっている。かけてもいい、ニコはそのあいつがいないことを確認しているんだ。

「あいつは不吉だ、オメェにとって。今からでもいい、星にはいかないと言え。」

理由もわからず?昔懐かしい星に行きたくなっただけなのに?もともと俺は素直じゃないんだ。

「ガルバって言ったか?」「口に出すな。」

シッ!とニコは息を鳴らす。そういえば原始星の昔話には名を呼べば現れる魔物がいた。

「あいつは何なんだ?軍人か?」だとしたらニコよりはかなり上位だろう。

「あいつは・・・」ニコの目は誰もいない広い空間を泳ぎ続けている。俺とニコの頭上には展望ガラスの隔てなんかないかのように星々が流れていく。まだワープのカウントには入っていない。『あいつは諜報機関の軍人、工作員だ・・カバナの正式な軍人だけど遊民組織と深い関わりを持っている・・それも非合法な』

驚いたことにニコは意識下での会話を仕掛けてきた。

『今はどっちの方向で動いてるのか、俺にはわからない。オメェにあいつの正体を教えたら俺だって無事でいられるか・・・』

無重力に浮かぶ、怯えきった丸い風船、哀れなニコ。

友情に感謝したいところだったが、ニコの目線で俺は魔物が出現したことを悟った。

「ありがとう、ニコ。俺はやはり『果ての地球』に行くよ。」

だから平常な音声ではっきりとを心がける。

「俺はあの星でまた会いたい人間がいるんだ。」

「ほぅ、それは興味深い。」耳元で声がした。

ウワァ!と驚いて飛び上がってみせる。

「いつの間に。」

空間の広さを思えば驚異的だ。こいつは日常的にダッシュ空間(薄い次元)を歩くニュートロンに間違いない。俺のすぐ後ろに現れたそいつから俺は慌てて遠ざかった。

ごく自然にニコを押しやる。俺がニコにしてやれることはそれぐらいだ。幸いなことにそいつの目はニコの存在を完全に無視している。

「あんたは・・・確か。」俺は息を整える。「船長に紹介されたな、確か」

「ガルバと呼んでいただきたい。」この会話の間に素早くもニコはうまいこと姿を消している。

「俺に用があるのか?」漂うガルバの姿形を見て俺は船に乗る前に肉体改造をしていて本当に良かったと実感した。なんで触手なんかに凝っていたのか、馬鹿らしくなる。ほんと、みっともない。

「なんでそう思う?」「ここにわざわざ、現れたからだ。」俺にはシュッとした二本の腕だけ。「俺に会いたいのかと思った。」

「その前に」ガルバは俺に視線の高さを合わせてくる。

「果ての地球で誰に会いたいのか、教えてもらおう。」

なんでお前に?とか色々思ったが、ニコの話しを聞いた後では無邪気なふりをしていた方が良さそうだ。

「以前、あの星にいた時に知り合ったオリオン人だ。ナグロスとか言った。」

ナグロスは惑星の住人との間に子供を作り連邦に連れ出すという重罪を犯し刑に服していたはずだが「最近、またあそこに戻ったと風の噂で聞いた。」

「風の噂とはどのような。」

「悪い、比喩だ。カバナ空域の35遊民基地で連邦を流してる商隊の一人だ。名前は知らない。」

連邦とカバナを行き来する商隊のほとんどは非合法組織であると匂わせる。もちろん、それは比喩ではないので、俺よりその辺の事情に詳しい工作員には的確に伝わったようだ。

「なるほど。」ガルバは金に光る長い目で俺を見据える。

「さすが付き合いが広いようだな。」

俺は流れる星に目をやる。ワープカウントが始まるのが迫っている。時間がないのだとそれで伝えたつもりだ。

「確かに私はお前に会いに来た。」相手もすぐに察する。

「ペルセウスから無事に帰った話しを聞いたのでな。」「またその話か。」

「もっと早く来るつもりだったが間に合わなかった。」他の秘密任務についていたということか。「それで船に乗ることにした。」「土産話を聞きに?」

『果ての地球』に行く任務に割り込んできた目的はまだ語られない。一方的な尋問ばかりだ。

「お前はペルセウス人にあったのか?それが聞きたい。」

「もう何度も言ったが・・あったとも会わないとも言えない。」

「ペルセウス人はもう何100年もカバナ貴族ともあっていない。ある時点から全く会わなくなった。」「そうなのか?」

ずっと昔からペルセウスとの窓口はカバナリオンの一部の貴族たちだった。そう決まっていた。「ボイドとペルセウス腕を隔てる干渉域もその時に作られた。」

「次元防壁か。」

それは物理的な壁ではなく次元を用いた破壊地域。予測不能、予想外の過度な物質返還を強いられた結果、俺たちの船はほぼ木っ端微塵になった。

「ペルセウスに何が起こったのか。」そういうことか。こいつはカバナ貴族の御用聞きなのか?

「俺は・・・」俺はここは出し惜しみしても仕方がないと思った。

思わせぶりにしてもいいことはないだろう。

「俺が見たのは光の棒だ。」

「我々の先祖たちは輝くナメクジと言った。」

「知ってる。だけどナメクジには見えなかった。形はよく分からない。眩しいからかもしれないが。」ガルバの口は引き結ばれ、目も細くなる。

「お前は・・・『臨界進化体』を知っているか。」

「オリオンの原始体だけに出現している奇跡か。」それは有名な話。遊民にも人気の話題だ。

詳しくはない。お気に入りの怪奇談。「それとペルセウスが関係あるのか?」

「さあな。」ガルバは話を変えた。聞きたいことは聞いたと判断したからだろう。

おそらくガルバが俺を殺す決断を下したのはこの瞬間なのだろう。なぜなら重要な機密をさらりと告げたからだ。「今、連邦とカバナの和平の話が進んでいる。」俺は心底、驚いた。

「カバナは連邦に帰る。それが貴族たちの下した結論だ。」

「それで軍部は納得するのか。」ガルバは首を振る。

「いやでも、納得するしかないだろう。すべては臨界進化体が連邦軍の軍師になったせいだ。そのせいでカバナニュートロンの力をもってしても次元戦に全く勝てなくなった。軍部もそのことはよくわかっている。」

「なるほど。」俺は口を舐めた。「臨界進化体が把握する次元深度は無限だとは噂で聞いている。連邦のニュートロンも敵ではないだろう。」

「まだ、気も狂わず連邦にとどまるらしいな。」ガルバの目は細められたままだ。

「あれでは永久に勝てない。背後はペルセウスに閉ざされ、前は連邦に塞がれ、カバナ貴族たちの遺伝子はボイドで朽ち果てる。それがゾルカのはじき出した未来だ。」

俺こそガルバの率直さに追い詰められている。これの裏は、狙いはどこへ行くんだ?

「残された問題は遊民と結託している軍関係者たち、それぞれの利害関係の清算だが道は遠い。すんなりとは決まらない。連邦内部はもっと複雑だ。よって和平はまだ極秘事項だ。お前は『果ての地球』に行くからいい。ただし、この船のうちではお前が誰かに話をすればその人間に迷惑がかかる、わかるな。」

俺にはわかった。よくわかった。この時に殺されるかもと予感したのは確かだ。ただ楽観もしていた。ことが公になるまで単純に、連邦からもカバナからもさい果てにある『星』に俺が閉じ込められるだけなのではないかと。

ワープのカウントが始まった。

自室に戻らねばならない。首を巡らし戻すと、もう工作員の姿は消えていた。

便利なやつだ。慌てて非無重力ブースに体を叩き込んだ痛みに呻きながら俺は心底、羨んだ。

 

 

今思えばずいぶん、お気楽だったもんだ。危機意識の欠如ってやつか。

俺も笑い、相手も笑う。

なぁ、ペルセウスは臨界進化とやらと何か関係あるのか。

わからない・・・その答えはなぜかはっきりと感じ取れる。

臨界進化とは物質である肉体が非物質化していくことなんだろう?

何だ、その・・・あんたたちみたいに。

ひょっとして何百年か前にペルセウスに訪れた変化ってそれと同じ現象だったんじゃないのか。それには無反応。その沈黙が答えなのか。

まったくいやになる。俺にはわからないことがたくさんありすぎるんだもの。

 

 

こうして、ガルバと初会見は終わり。

俺は思いっきり、秘密を抱えさせられたわけだ。

ワープが終わると、俺はコビトやオビトからほぼ隔離されたことに気がついた。

すでに遅し。本当にガルバは厄介な奴だったんだ。

ただコビトやオビトには既に教えることは教えた後だったから、彼らの安全を考えると別に構わないと考えることにする。寂しがってるだろうが仕方がない。

そして、ニコは・・・消されたかと思ったが消されてはなかった。

遠くから雑用をしながらニコは視線を送ってくる。元気か? OK、そんな感じだ。

オリオン連邦とカバナリオンとの和平交渉はごく一部のそのまた一握りの間でも極秘裏に行われているらしい。ガルバが俺という存在に興味を肥大させつつも、すぐに駆けつけられなかったのはそのあたりの事情らしい。つまるところ、奴はかなりな大貴族様の懐刀ってわけか?。

「ペルセウスに何かあるように、『あの惑星』にも何かがある。」

「『果ての地球』のことか。」

ガルバは最高機密で日々、俺をがんじがらめにし続ける。

やつの言葉を拒み、情報から耳をふさぐ努力をしていたなら、事態は少しはマシになっていたのだろうか。しかし俺は・・・俺は安穏と運輸業なんかで肥え太ってるよりは運任せの人生を選んだ冒険野郎。つまり根っからの知りたがりだ。好奇心を止めるなんて土台、無理な話。

「カバナ貴族の夢はペルセウスで叶わなかった自分たちの惑星を持つことだ。軍部は人工惑星でも充分だと言ってな・・いわば対立している。」

始祖の人類から遠く離れた進化を遂げた貴族たちは生きた惑星の重力下で生きられるはずはない。俺のそんな考えがわかったのか、ガルバが付け加える。

「しかし、民族の誇りというのはそういうものではないのだ。」

今や最悪なことにガルバは俺の旅路の同室の友となりつつある。

「カバナは『果ての地球』から先のオリオン腕の未開地域を望んだ。」

そりゃまた欲張ったもんだ。確かに民族の誇りとはまず形から入ることなのだろうとは理解できなくはない。だが実際、星を開拓していくのは気長で難儀な仕事なのだ。連邦が今の形になるまで約一億年、今の技術を持ってしても宇宙は広く厳しく何世紀もかかる事業なのだ。

だからこそ、そんな和平の生贄として差し出されたのだとしたらあの星一つでお釣りがくると言ってもいい。住民さえ排除すればすぐにでも住める最高の環境。

 

「連邦は渋った。そこで、『あの星』に何かがあこと私は確信したのだよ。」

「そこで自ら乗り込むことにしたのか。この作戦はカバナ貴族・・ゾルカの知るところではないと思っていた。」

「ゾルカは知らないわけではない。分離して黙認しているだけだ。マザーゾルカはあらゆるカバナの人工星や衛星都市、ボイドを航行するすべての船の維持管理、日常を管理するにおいては完全に万能だ。防衛や戦略、軍備においては切り離した分身が担っていたんだが・・・臨界進化体が現れた今となってはそれも、もはや時代遅れだと分析した。ゾルカは新しい未熟な自己をさらに増やし管理下から独立させた。自らを刺激し、進化することを望んだのだ。」

愚かにも?と俺。無論リスクもあるがと、ガルバの唇も歪む。

滑らかに並んだ三角の歯が見える。触手と牙、まことに流行とはキテレツなもの。俺は牙には惹かれなかったのだが。ただし鱗には・・俺は慌てて意識を戻す、魂を持った人工知能に。

「それで進化できればいいな。」

「・・・難しいだろうと私は思っている。元々、我々は臨界進化体の情報を全く持っていないのだからな。」

「あんたは・・・」臨界進化体の情報を得るために「『果ての地球』に行くというのか。」

俺は驚いた。ぽかんとしたと言っていい。あまりの飛躍についてはいけない。

「提供された情報から面白いことがわかった。『果ての地球』に初めて赴任された地上部隊の指導者は軍人ではないのだ。元々臨界進化体の研究者だった。軍との間を取り持ったのも同じ人物だ。当然、今も関係していると私は考えている。その研究者上がりの官僚があの星に価値があるとカバナの要求を退けさせたのだ。あの星には『次元生物がいる』ゆえに研究を続ける必要があるとな。」「次元生物?」俺は首を傾げた。

「俺がいた時にそんなものは・・・」

しかし、本当にそうだろうか。あの星で感じた気配。あれが次元生物だとその研究者は本気で言っているんだとしたら。目に見えない『神』や『魔』を人々が信じているあの独特の世界・・・そこに長くいると自分でもそういうものを信じたくなる下地ができるのを感じる。俺もあそこにずっといたら次第にアミニズムに染まっていっただろう。

「地上部隊が何の目的で送られたのか、興味がわかないか?」

「そりゃ、わくねぇ。」

「あの星へ行き地上部隊に近づいて直接、探らなければ何もわからない。」

言葉とは関係なく俺の脳裏には一人の巫女の姿が蘇っている。俺とナグロスの正体を瞬時に見抜き、なおかつ、そのことを即座に受け入れた女だ。凛とした誇り高い彼女に感じた神秘・・・精神の強さが心を奮い立たせた。ナグロスが惹かれたように俺も惹きつけられた・・ただ、残念ながら辺境の巫女が選んだのは俺じゃなかったという結末だ。

そして神代麗子は死んだ。

(俺が連邦に戻って肉体改造にふけったのは、それがきっかけでじゃないからな。)

「研究者がいう次元生物がいるのか、いないのか。いるとしたらどんなものなのか。それはおそらく臨界進化の秘密と繋がっているに違いない。」

ガルバの話は俺の記憶を鮮やかに呼び覚ました。

「次元生物といえば・・・連邦ではワーム・ドラゴンが有名だが。」

宇宙に張り巡らされたワームホールの中に住む次元生物の一部には、人間と契約する酔狂なドラゴンがいるのだ。

「そういえば・・・ドラゴンと契約するのも原始星人類だな。」

臨界進化する人類も今のところ、原始星人しか確認されていない。そして。

「ワームと臨界進化体は近い存在ではないかと言われている。」

ペルセウスに突入を試みた無鉄砲、冒険心が三たび煽られ走り出すのを止められそうもない。

「それで子供たちはどう使われるんだ?。地上部隊との接触か。」

「もともとその目的で作られたらしい。だが、私ならもっとうまく使ってみせる。」

ガルバの高揚した笑み。

「私はゾルカに与えるに必要な情報を手に入れるのだ。」

案外、ガルバにニコを押しのけさせたものも俺の理由とあまり変わらないのかもしれない。

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