一枚の便り

一枚の便りが届けられた
そっと綴られた言葉から
彼女の心がこぼれてくる

ずいぶんのご無沙汰
時間が経つのは早いもの
いつも気にしていたけれど
私には余裕がなかった

いつも見守ってくれる
母親のように
友人のように
やさしく温かく　
前むきに

アザミ

川のほとりの茂みに
ひときわ目を引く花が咲いていた
紫色のアザミ

手に触れると
とげで痛い

遠まきに眺めていた

アザミのとげは身を守るため
でも、ゆっくりと近くで
眺めて欲しいかもしれない

夢の中から

夢の中から
くり返されるメッセージ
私の心が伝えたいこと

昨日の出来事や
一昨日の出来事のなかで
私が強く感じたこと

忘れないように
ノートにメモして
しっかり心に刻んで

気づいたことは
とても大切だから
ずっと忘れないように

不器用なわたし

不器用なわたし
あたりまえのことができなくて
世間のルールもわからない
ただ夢ばかりおいかけ
かなうことを願っている

そんなわたしが
純粋な愛を知り
世界が変わって見えた

Million Films

信号待ち
買い物袋ぶら下げた
二人の手

僕に内緒のまま選ばれた
夕飯のレシピ
夕暮れ時
自転車に追い越されながら
茜に染まる
外苑沿いのレンガ道

しばらく黙りこくってた僕に
不機嫌そうな君
違うよ 君
に寄り添ってるメロディを
五線紙みたいにぶら下がった
電線の上 並べてるんだ

100万枚撮りのフィルムでも
撮りきれない程の想い出を

君と二人
未来へと焼きつけていけたら良いな
そばにいれるこの瞬間を
切り取ればいつだっていくつだって
溢れる様に 生まれてくる
LOVE SONG