3次元紀行

手ぶらで地球にやって来ました。生きていくのはたいへん。そんな日々を標本にしてみました。

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

約束の森の植樹祭 1

2009-02-03 10:23:49 | メルヘン
新連載を始めます。ジャンルは絵本。ただし、絵がありません。筆者は絵が下手だから(描けないわけではありません)★じるしごとに読んでいる方が絵を思い浮かべてください。


月がきれいな夜でした。
だれかが窓をたたきます。
「だあれ?」
「電報です」
窓をあけると うさぎさん。
紺の制服に、黒い大きなかばん。
かばんには赤い〒マークがついています。


「はい、電報」
「ありがとう」
あけてみるとひとことだけ。

   * ソノウチオウカガイシマス *

「え?これだけ?」
差出人も何も、他には何にも書いてありません。
「 誰が来るの? いつくるの? これを出したのは誰?」


うさぎさんはすまして言いました。
「知りませんよ。わたしはただの郵便屋ですから。じゃ」
そう言って、回れ右をして帰っていきました。
「どうも・・・」
窓をしめた後、はっと気付きました。
「ここ2階じゃない!」
あわてて、窓を開けてみました。
だけど・・・
窓の外はいつもの町とお月様


翌日。
また窓をたたくものがおりました。
「あなたはきのうのうさぎさん!」
紺の制服、黒い大きなかばん。
かばんには赤い〒のマーク。
今度手わたされたのは招待状。
ひらいてみました。

   * 植樹祭においでください。*

「植樹祭においでくださいですって。でもまたこれだけ? 
いつあるの? どこであるの? これを出したのはいったいだれ?」
「知りませんよ。わたしはただの郵便屋ですから。じゃ」
うさぎさんはそう言って回れ右をして帰っていきました。


今度は窓を閉めませんでした。
窓の外には銀色の道。
窓を乗り越え、道にそっと足を置いてみました。
大丈夫、おっこちない。
見るとうさぎさんははるかむこう。
いそがなくっちゃ。
後をつけてみよう。
きっとなにかわかるはず。



あたりいちめん、なのはなばたけ。
そのあいだを、
うさぎの郵便屋さんは走っていきます。
後すがたを見せて、とっとことっとこ、走っていきます。
肩から背負った黒い大きなかばん。
赤い〒マークがお尻の上ではねています。
空には大きなお月様。


   またね 



ジャンル:
その他
コメント (2)   トラックバック (1)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« デジブックを作ってみました | トップ | 約束の森の植樹祭2 »
最近の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
むぅ! (オニギリ ジョー)
2009-02-05 21:09:09
これね~・・・。

かなりいい感じですね!!!
うん♪
そう? (catmouse)
2009-02-06 08:23:28
よろしく

コメントを投稿

メルヘン」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
色の道おしえます (もののはじめblog)
ムふふ・・・