りんごを食べた。
あ、タネだ。
土にうめたら芽がでるかな?
芽がでて、葉っぱがでて
ぐんぐん育って
大きな木になるかな?
大きな木になったら、
木の下でお茶が飲のみたいな。
そしたらみいちゃんをよぼう。
みいちゃんはなんていうかな?
「すてきな木ね
風がなんて気持ちがいいんでしょう」とか?
そうだ、
ティーカップをつくろう。
しゃれたティーカップをつくって
それにお茶をいれよう。
そしたらみいちゃんはなんていうかな?
「あらかわいい、このティーカップ」とか?
ぼくは言う
「うん、ぼくがつくったんだ」
そしたらみいちゃんなんて言うかな?
「器用ねえ。絵もきれい」とか?
なんの絵をかこうかな。
魚かな。
いや、やっぱ花かな。
そうだ、
花もうえよう。
花が咲き乱れる庭に、
大きなりんごの木、
手作りのティーカップ
なんてすてきなティーパーティー!
まてよ、
お茶菓子がいるな。
お茶菓子はなににしよう。
そうだ、
りんごの木なんだから
りんごがなるよね。
まっかなりんご
りんごがなったら
アップルパイを作ろう。
ジャムも作ろう。
それをお茶菓子にしよう。
花が咲き乱れる庭に
大きなりんごの木
手作りのティーカップに
手作りのアップルパイ
みいちゃんなんて言うかな?
「とってもおいしいわ、このアップルパイ」とか?
ぼくは言う
「うん、ぼくがつくったんだ」
そしたらみいちゃんなんて言うかな?
「本当?すごいわ、お料理も上手ね」とか?
まてよ、
ここで音楽があるといいな。
うっとりするような音楽が
そうだ、
ハープをつくろう
ハープは木の枠に
弦をはるだけでいいんだよね
ハープは
音色もきれいだし、
テーブルの前で弾けるし
かき鳴らしながら
歌も歌える。
花が咲き乱れる庭に
大きなりんごの木
手作りのティーカップに
手作りのアップルパイ
そしてぼくは
ハープをかき鳴らしながら
自作の歌を歌う。
これは
みいちゃんにあげたい
ばくからの贈りもの
みいちゃん、なんて言うかな?
あ、
みいちゃんだ・・・
「み、みいちゃん」
「こんにちは」
「こんにちは、どこ行くの?」
「パンを買ってきて、帰るところよ」
「そりゃ、ちょうどいい、
ぼくのこれ、 あ・・・」
「なにそれ?りんごの芯?」
まだなんにもできてない・・・
でも、なにか言わなくちゃ・・・
「タネをね、まくとね、木になるよ」
「なるわね」
「りんごがなる」
「なるわね」
「アップルパイもつくれるし、ジャムもつくれる」
「つくれるわね」
「だから・・・」
「ええ、だから?」
「そのパンととりかえてくれない?」
何を言ってるんだぼくは!
みいちゃん
いっちゃった・・・
あ、タネだ。
土にうめたら芽がでるかな?
芽がでて、葉っぱがでて
ぐんぐん育って
大きな木になるかな?
大きな木になったら、
木の下でお茶が飲のみたいな。
そしたらみいちゃんをよぼう。
みいちゃんはなんていうかな?
「すてきな木ね
風がなんて気持ちがいいんでしょう」とか?
そうだ、
ティーカップをつくろう。
しゃれたティーカップをつくって
それにお茶をいれよう。
そしたらみいちゃんはなんていうかな?
「あらかわいい、このティーカップ」とか?
ぼくは言う
「うん、ぼくがつくったんだ」
そしたらみいちゃんなんて言うかな?
「器用ねえ。絵もきれい」とか?
なんの絵をかこうかな。
魚かな。
いや、やっぱ花かな。
そうだ、
花もうえよう。
花が咲き乱れる庭に、
大きなりんごの木、
手作りのティーカップ
なんてすてきなティーパーティー!
まてよ、
お茶菓子がいるな。
お茶菓子はなににしよう。
そうだ、
りんごの木なんだから
りんごがなるよね。
まっかなりんご
りんごがなったら
アップルパイを作ろう。
ジャムも作ろう。
それをお茶菓子にしよう。
花が咲き乱れる庭に
大きなりんごの木
手作りのティーカップに
手作りのアップルパイ
みいちゃんなんて言うかな?
「とってもおいしいわ、このアップルパイ」とか?
ぼくは言う
「うん、ぼくがつくったんだ」
そしたらみいちゃんなんて言うかな?
「本当?すごいわ、お料理も上手ね」とか?
まてよ、
ここで音楽があるといいな。
うっとりするような音楽が
そうだ、
ハープをつくろう
ハープは木の枠に
弦をはるだけでいいんだよね
ハープは
音色もきれいだし、
テーブルの前で弾けるし
かき鳴らしながら
歌も歌える。
花が咲き乱れる庭に
大きなりんごの木
手作りのティーカップに
手作りのアップルパイ
そしてぼくは
ハープをかき鳴らしながら
自作の歌を歌う。
これは
みいちゃんにあげたい
ばくからの贈りもの
みいちゃん、なんて言うかな?
あ、
みいちゃんだ・・・
「み、みいちゃん」
「こんにちは」
「こんにちは、どこ行くの?」
「パンを買ってきて、帰るところよ」
「そりゃ、ちょうどいい、
ぼくのこれ、 あ・・・」
「なにそれ?りんごの芯?」
まだなんにもできてない・・・
でも、なにか言わなくちゃ・・・
「タネをね、まくとね、木になるよ」
「なるわね」
「りんごがなる」
「なるわね」
「アップルパイもつくれるし、ジャムもつくれる」
「つくれるわね」
「だから・・・」
「ええ、だから?」
「そのパンととりかえてくれない?」
何を言ってるんだぼくは!
みいちゃん
いっちゃった・・・