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『ばらの聖女 ヴィテルボの聖ローザ』企画:デルコル神父、文:江藤きみえ 5

2017-05-14 05:03:33 | ヴィテルボの聖ローザ
『ばらの聖女 ヴィテルボの聖ローザ』企画:デルコル神父、文:江藤きみえ 5

 2年半もの厳しい苦業、それから正か月の熱病がつづきます。1247年の6月は、生死の境をさまようローザを、みんなが、はらはらして見守っています。少しも嘆かず祈りつづけるそのすばらしい臨終に立ちあおうと実勢の人が訪れました。土色にあおざめたローザの頬に、とつぜん赤味がさしました。とたんに、むっくりベットに起きあがって叫びました。

「まあ、どうしてマリアさまに、あいさつしないの?天使と聖人たちの后ではありませんか? 早くみんな、ひざまずいてください」

 天使と聖人に囲まれて、ローザに現れたマリアさまの、やさしいみ声がいいました、「わたしは、汚れないばらの花、さあ、お祝いの服を着て、洗者聖ヨハネと聖フランシスコの聖堂で祈ったら、ポッジョのわたしの巡礼堂に行きなさい。そこでミサにあずかり、わたしに自分をささげなさい」と。

 ローザは、すっかりなおりました。もう少しも病気は残っていません。その翌日、感激と喜びにあふれる行列が町を通っていきました。ローザを先頭に両親とたくさんの人々が聖母にいわれた聖堂に回かいます。次は、聖母の巡礼堂です。ローザは、巡礼のつもりで、はだしになり、手に十字架をもって歩きます。あとから、大勢の人もついていきます。

 ミサのあとで、女子フランシスコ会第三会の修道服のシスターが、ローザの長いかみの毛を切りました。そして、フランシスコ会の神父さまは、ローザに第三会の修道服を着せ、なわの帯をしめました。これは、聖母にすすめられて、ローザかもってきたロバのなわです。けんそんと、ロバのように、どんな辛いこともしなければならない"しるし"の帯です。荘厳な賛美歌が式の終わりを告げたとき、ローザは祭壇の前で、信者にむかって立ちました、これから出かけようとするようすで。
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