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良い授業のための勧め  聖ヨハネ・ボスコ(ドンボスコ)

2016-12-10 00:14:39 | 格言・みことば
良い授業のための勧め

 多くの先生は成績や頭の優秀な生徒を自慢したりして、説明の水準を彼らに合わせることがある。トップクラスの生徒が理解したなら、これで満足し、学年の終わりまでそのまま先へ進む。かえって弱い人や勉強に遅れている人に対して、怒ったり、そのまま放置したりするのである。

 私はこれと正反対の考え方である。私の考えでは先生はかえって先ず弱い生徒に気を配るべきである。他の生徒よりも質問をあて、彼らのために詳しく、繰ワ返し説明してわかるようにする。宿題も、授業も彼らに合わせる。先生がこうしないなら、生徒に教えたといえない。ただ、ある生徒に教えたと言わざるを得ないのである。もちろんよくできる生徒を十分に指導するために彼らに、宿題と課題を追加させ、その勤勉さのためにさらに良い評価を加えればよい。遅れている生徒を放置するよりも、彼らのために必要でない所を免除してあげればよい。だが重要な科目のみ彼らに合わせるようにすべきである。

 なお説明は教科書に沿って行なって欲しい。用語をよく説明してほしい。脱線して、えらそうな事を説明するのは、無駄な事である。

 また質問を多くするように。できることなら、毎日でもみんなに質問すること。このことから測りしれない効果が生ずる。

 聞くところによると、ある先生は教室に入ったら、一、二名に質問した後、すぐに講義に入るようである。私はこのやり方を大学でさえも使ってほしくない。質問し、しばしば質問し、たくさん質問すること。生徒に発表させればさせるほど、効果があがる。そして教科書を批判しないように。生徒の前で教科書の信用を落とすのは簡単である。しかし生徒が信用しなくなったら、勉強する気持ちもなくなる。足りない所があったら加えれば良いが、批判することをしないでほしい。

聖ヨハネ・ボスコ(ドンボスコ) "Memorie Biografiche 9" p.217
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