『ばらの聖女 ヴィテルボの聖ローザ』企画:デルコル神父、文:江藤きみえ
わたしの魂は、主をあがめ、わたしの精神は、救い主である神により、よろこびおどりました。主が、いやしいはしためにおん目をとめられたからです。これからのち代々の人々は、わたしをさいわいなひとと呼ぶことでしょう。 ルカ 1:46-48
聖女ローザは、いま天国で、マリアのことばをくりかえし、感謝と愛にみちて、神をほめたたえます。
◆ ヴィテルボの聖女ローザ
750年も遠い昔のこと、中央イタリアのヴィテルボの町に、信仰ぶかい夫婦が住んでいました。貧乏でも、心は神への感謝でいっぱい、とても豊かな日々でした。ただ、子どものいないのが悲しくて、朝夕、神に長い祈りをささげました、「ああ、天のおとうさま、わたしたちに子を与えてくださいませ」
祈りは、ついに聞きいられて、1235年3月6日、玉のような女の子が生まれ、家には、天国のよろこびがあふれます。それは、日曜日、当時の典礼ではばらの主日といわれるその日曜日に、子どもに洗礼をさずけてもらい、ローザ「ばら」とその名を叫びました。
なんと、かわいくて、やさしい子どもでしょう! 娘は両親のなぐさめ、小さな鳩も、2つか3つの幼ないローザと遊びます。
わたしの魂は、主をあがめ、わたしの精神は、救い主である神により、よろこびおどりました。主が、いやしいはしためにおん目をとめられたからです。これからのち代々の人々は、わたしをさいわいなひとと呼ぶことでしょう。 ルカ 1:46-48
聖女ローザは、いま天国で、マリアのことばをくりかえし、感謝と愛にみちて、神をほめたたえます。
◆ ヴィテルボの聖女ローザ
750年も遠い昔のこと、中央イタリアのヴィテルボの町に、信仰ぶかい夫婦が住んでいました。貧乏でも、心は神への感謝でいっぱい、とても豊かな日々でした。ただ、子どものいないのが悲しくて、朝夕、神に長い祈りをささげました、「ああ、天のおとうさま、わたしたちに子を与えてくださいませ」
祈りは、ついに聞きいられて、1235年3月6日、玉のような女の子が生まれ、家には、天国のよろこびがあふれます。それは、日曜日、当時の典礼ではばらの主日といわれるその日曜日に、子どもに洗礼をさずけてもらい、ローザ「ばら」とその名を叫びました。
なんと、かわいくて、やさしい子どもでしょう! 娘は両親のなぐさめ、小さな鳩も、2つか3つの幼ないローザと遊びます。