写真は10年前のものです

つれづれなるまゝに日ぐらしPCに向かひて心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつづっていきます

別々

2017-04-29 | 随想

死んでから、いゃ、添い遂げず、くっつかず・・・

 

配偶者が亡くなった後に配偶者側の親族(姻族)との関係を法的に解消する「姻族関係終了届」を提出する人が増えている、という記事が2017年4月25日付の日経新聞に載っていた。「死後離婚」とも呼ばれるこの制度は、あくまで戸籍上の手続きのため、届出さえすれば、親族側は拒否することができないし、通知もされない。遺産相続や遺族年金の受給にも影響しない、つまり、もらえるものはちゃんともらえる、という制度である。

そのためもあってか、「週刊現代」のサイトでは、急増する「死後離婚」という見出しで、「息子が死んだら、嫁が財産持って遁走する舅姑の面倒なんか見たくないから籍を抜く」というヒステリック調の記事を掲載している。

遁走」、ですか・・・・。メンタルヘルス用語にも、突然蒸発するような解離性遁走などもあったりするが、それらの「遁走健康用語)」は過度のストレスが作用しているとのこと。積もり積もった不満とか怨念とかがストレスとなって、溜まりに溜まったマグマのように、ある日、突如として噴火した状態なのかもしれぬ。因果はめぐる、というか、因果応報というか、まぁ、残されたほうに自業自得の「ケ」はありそうだょな。(死語離婚とは一帯なんなのか?

同日付けの日経新聞では、「『死後は女性だけの墓に』 親族と別、変わる家族観」という記事のほうが大きく出ていた。上記の「死後離婚」の記事は、その下でちょこんと載っており、「・・・も、増加」という「ついで」の扱いである。

朝日新聞デジタルでも、「死後は夫と別がいい」 女性専用納骨堂や墓地、各地に という記事を載せている。「近年、女性専用をうたうものが目につく」、のだそうだ。

亡くなる前であっても、会社や組織優先で 心の充足という家族機能の重要な側面をおろそかにし続けた夫への不満を隠そうとしなくなった、という理由から熟年離婚、そして「第二の人生」としての再婚、という生き方が多くなってきている、と「妻の熟考・長き老後へ離別選択」では解説している。まぁ、普通に考えれば、そうなるでしょうなぁ。

そもそも、結婚というものに対して二の足を踏んでいるのが最近の傾向のようだが、ここに興味深い記事がある。「雪国はそもそも結婚できなくなっている」というものだ。

注目したいのは、2015年の生涯未婚率で低いとされていた北陸3県ですが、富山(男4位・女2位)、石川(男6位・女21位)、福井(男11位・女20位)と伸び率では上位にきている」ことであると紹介している。確かに、男性では青森・岩手・秋田・富山・新潟・石川・山形と、軒並み東北・北陸といった「雪国」が上位に来ている。女性では北海道、富山がワン・トゥ。

少子化だ、人口減だ、とかまびすしいが、日本全体の対策という絵に描いた餅のような お花畑的対策でなく、こういう地域性から出てくる現象を注目していくべきではないだろうか。

 

 

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