我が家の青空(My Blue Heaven)

スージィーとロバート、キャッシュとバンクの
2人と2匹の我が家のディリー・ライフ。

「必ず、外に現れる」

2017年04月27日 | 日記

春がきて、
小さな蕾をつけた枯れ木は
暫くして花を咲かせた。

いつしか花は満開となり、
再び、衆目を一身に集めたのは、
桜。

「奇麗だこと、私も桜のように
もう一度、春を取り戻したい!」

誰もが美しくなりたいと、
みめかたち(容姿)を
若く見せたいと願う。

ある人は化け薬(化粧品)に、
ある人は健康食品に、
ある人は美容室にエステに、

ある人は空腹も厭(いと)わず、
朝な夕な歩き走り、

涙ぐましい努力の後に、

そっと体重計に乗り、
じっと鏡を見つめる。

期待の効果の自覚や、
周りの評価は兎も角、

若かりし頃の容姿を取り戻した
私を
衆目(人の目)に
表現したいと願う、
美への憧れは、
いつの世も変わらぬ
乙女心

努力の末の、本人の満足よりも、
周りからすれば、

口に、頬に、紅を差し、
アイシャドウを塗ったところで
一向に代わり映えもしないが、

年がら年中、
枯れ木のままでいられるよりは、

赤や青のカビでも生えた方が、
多少なりとも〝色気″があって、
まだまし」

冷ややかな、
そんな声を知ってか知らずか、
せっせと、
若返りへの
たゆまぬ努力を続ける、
永遠の乙女。


一方で、
「古さを善し」とする
趣向もある。


前回に続き、
D-35のリペア(修復)画像が届いた。

取り付けたバインディングの
真っ新(さら)な白色を、
他のパーツの色と違和感なく
合わせるために、あえて、

ギターが製造された時代の
古き良さを出すための塗装の画像。

ボディを養生し
バインディングのみを塗装。

 

塗装からの養生紙を外した画像

 

ワインの品質を表す言葉の
「ヴィンテージ」とは、

「新しい物よりも、古い物ほど、
 味が出て良い」

という意味。

「Oldies but Goodies」とは、
古き良きもの。

ワイン然り、ギターも然り。

醸造、製造した年を公にするのは、

由緒ある名品であることを
表すこと。

 

ボディに違和感なく馴染んで、
古さを感じさせるバインディング。
 

ところで、我思うに
「若返りの秘訣」とは、

目じり、頬、口元、二の腕、
胸、尻 、諸々を元の位置へと、

ニュートンの「引力の法則」
に逆らうような努力を、
日々、続けること。

継続することに意義はあり、
そこに生まれるのが、

「引き寄せの法則」

「求めよ、さらば与えられん」。

常に「自分は若い」
と信じること、思い込むこと。

新鮮なものを、
目、耳、口より体内に注ぎ、

体と心に新鮮さを蓄え、
感性を 若く保つこと。

一も二もなく、兎にも角にも
明るく生きること。

心の中の悩みや老けは、
必ず、外に現れる。 
 

D-35が帰ってくるのは、
5月末。

年季の入った歳相応の容姿で、
我が家に帰ってくる。 
 

曲は
残念ながら、先月亡くなった
歳老いて、容姿は古くても、
感性は頭が下がるほど若かった

ムッシュかまやつさんの

「あの時君は若かった」 

ムッシュが亡くなってから、
どうしてもこの曲をアップしたかった。

コメント (2)
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