10月10日(火)ショパールLUC10周年記念パーティに社長がビュ~ん!13日(金)ブライトリングセミナー2006に竹川、木許両君がビュ~ん!18日(水)カルティエディナーにワタクシがびゅ~ん!24日(火)ショパールフェアへ26日(木)オメガ展示会へビュ~ん!ビュ~ん!びゅ~んと…なんとも出入りの激しい「カサブランカ奈良」であります。この業界、春と秋はメーカーの展示会、セミナー、パーティと盛りだくさんなので大忙しです。なかでも美味しい部分は出来るだけ皆さんにとお勧めするのですが、なんせ真面目でシャイな「カサブランカ奈良」のメンバーはパーティ嫌い。セミナーとか展示会の後で催されるパーティすら苦手と言います。男で良かったよ!壁の花達!それに引き換え大のパーティ好きのワタクシ。美味しいところが回ってくるのを今か今かと待ちます。ヤッパリ…来た!と言うことで今回も行って参りました。カルティエのディナー。
場所は東京麹町の『エメ・ヴィベール』パリ郊外に佇む、瀟洒な邸宅を模して造られたフレンチレストラン。始まりは18:30からです。
当日、少し早めに東京に向かいチェックインを済ませて、久々の銀ブラと洒落てみます。軒を連ねるのはブランドメゾンばかり。とりあえず観るだけは見てみましょう勉強のため…「いらっしゃいませ、よろしければ…」「今日は下見ですので、見るだけ観させていただきます」
ええ~っ!いつの間にやらワタクシ堂々たる “関西のオバちゃん”このノリ、一度経験すると止められません。カルティエ、シャネル、ヴィトン、エルメス、ヴァレンティノ…“関西のオバちゃん”で網羅です。ああ、ええ勉強になったぁ~そろそろ支度をしなければと手ぶらでホテルに戻ります。
この日の為に…洋服もジュエリーも靴も…すべて抜かり無しを確かめて…「は~い!タクシー!」
ホテルからタクシーで15分と書いてあるのになかなか辿り着きません??「ちょっと~大丈夫?」「はい、もうすぐです」もうすぐと言われて10分余り。これ以上黙っている訳には行きません!こうなると“関西のオバちゃん”まる出しで「ちょっと~ええ加減にしてんかぁ!6:30マデに着かんとあかんのに困るやないの!わざとグルグルまわってんのんとちゃうやろうな?」「すいません、もうすぐですから…」表に車が何台か止まり、スーツを着た人達のお迎えが見えます。
やっとのことで着きました。「まさか、そのまま払えは無いやろなぁ~?」「はい、1500円で結構です」「あたりまえやでぇ気ィ揉ましたぶんこっちが貰いたいくらいやわぁ」車を降りると“関西のオバちゃん”は“歴っきとしたマダム”に早変りです。
「いらっしゃいませ、お待ちしておりました」「お招き有り難うございます」ウエルカムドリンクのシャンパンを手に、ウエイティングスペースとなっている庭にエスコートして頂きます。ディナーへのプロローグは始まりました…
既に30名ばかりの人達がシガーを燻らせ、シャンパンを傾けながら和やかに会話は弾んでいます。徐々にメンバーは揃いつつ…黒いスーツ姿がやたら目立ちます。何となくスノッブな感じがしないでもありません。しかし…レディの姿が何処にも見当たりません。今日はお一人ですか?そんな会話を交わしてるうちに、マダムとマドモアゼルのお2人が来場されてテーブルへ。ワタクシを加えてレディは3人。カルティエのディナーのはず??
プレゼンテーションが終わり、グラスにblanc,rougeと注がれてゆくワインは結構美味しい!まあいいかぁ…次々運ばれてくる料理もそれなりに美味しい…かな?(関西人には少し味が濃いかも…)プチフールはなかなかのものです。
ワタクシのテーブルは博識な人達ばかりが揃っています。色々な話題で盛り上がり、へぇ~なるほど、成る程…皆様からの程よい刺激は明日へのエネルギーとなります。暗いテーブルがひとつふたつ。あの暗さは専門店の人達ではありません。では?それはヒミツ。琴の演奏が始まり…まぁとにかくこの場を楽しまなくっちゃあね。
食事を終え、次は場所を変えてシガーとブランデー、ウイスキーを楽しむことに…パートナーと一緒であれば是非参加したいのですが…
「お目にかかる度に御立派になられますね!」「イエイエ、それが例のお洋服ですか?ブログを拝見しています」ええ~っ!いきさつがバレていました。「はい、例の服にございます。奥様にお会いしたかったです。お元気ですか?」まだ言葉を交わしていない方々にご挨拶だけをして、一足お先に失礼させて頂きましょう。びゅ~んと…
折角、張り切ってお洒落もしたのに、このままでは如何にもつまりません。「そうよ!此処は天下の帝国ホテル」とオールドインペリアルバーへ…さすが帝国ホテル。マダムの扱い方が上等です。久々のマダムとしての扱いに気をよくして、グラスを重ねます。やっぱり本物は心地いい…朦朧とした意識で思い返して…先程までのあの集まりはなんやったんやろう??
翌朝、遅い朝食をと『レ セゾン』へ…
胃の中を春風が吹き抜けてゆくような美しく、ヘルシーな朝食。「ボンジュール!マダム、コモンサバ?」あの有名なシェフ ティエリー,ヴォワザン氏自ら挨拶にきてくれました。
人が少なかったこともあるのでしょうか?それとも何処かのマダムと間違えられたのかも?洗練されたもてなしはさすが帝国ホテル。やっぱり本物は心地いい…美しいフランス語を耳にしながら…昨日のあのディナーはなんやったんやろう??