先日、このブログに「針で病気は治らない」と書きました。そのことについて自分
なりにまとめてみました。
「病気が治る」とは?
元来人間の身体には病気を起こすものに抵抗し、それに対処する自然の力が備わっ
ていると言われています。(この力は「自然治癒力」と呼ばれています。)例えば、
擦り傷をしたときに、少しの傷であればほっておいてもかさぶたができ自然に剥れ
もとの肌と変わらないまでに快復します。これは自然治癒力が働き「身体の内側か
ら治った」ということですよね。
現代医学は外部からそのときの「症状を抑える」治療(=トリートメント)を施します。
現在ではどうもこの症状が抑えられることを「治る」と勘違いされているように思
われます。本来、治癒(治る=ヒーリング)とは身体の内側から起こるもので、
その言葉のもつ本来の意味は「ひとつの全体にすること」(*)です。
(最近では「ヒーリング」がリラクゼーションのような使い方をされているのであえて
訂正しておきます。)
東洋医学は自然哲学を陰陽論や五行論などに類型し、具合にわかりやすく言葉にし
た医学です。さらに人間のからだに「ツボ」と呼ばれるエネルギースポットやそれ
らをつなぐ「経絡」が発見され、先人達がそれらのツボや経絡を使って「この症状
にはこのツボを使うと改善する」という経験を体系だって理論付けたものです。そ
れが今日にまで至っており、今でも研究し続けられています。
そして、東洋医学の特徴は「自然治癒力を高める」ことにあります。つまり、身体
の内側から自然治癒する力(セルフヒーリング)を活性化させ、症状改善に導くの
です。
ですので「針で病気は治せない」けれども「症状は改善する」というのは、あくま
でも針は自然治癒力を高めるお手伝いはするけれども「身体の内側から治る」のは
本人の治癒力次第です。ということを伝えたかったのです。
(*)「ひとつの全体にすること」についてはまたお話してみたいと思います。
なりにまとめてみました。
「病気が治る」とは?
元来人間の身体には病気を起こすものに抵抗し、それに対処する自然の力が備わっ
ていると言われています。(この力は「自然治癒力」と呼ばれています。)例えば、
擦り傷をしたときに、少しの傷であればほっておいてもかさぶたができ自然に剥れ
もとの肌と変わらないまでに快復します。これは自然治癒力が働き「身体の内側か
ら治った」ということですよね。
現代医学は外部からそのときの「症状を抑える」治療(=トリートメント)を施します。
現在ではどうもこの症状が抑えられることを「治る」と勘違いされているように思
われます。本来、治癒(治る=ヒーリング)とは身体の内側から起こるもので、
その言葉のもつ本来の意味は「ひとつの全体にすること」(*)です。
(最近では「ヒーリング」がリラクゼーションのような使い方をされているのであえて
訂正しておきます。)
東洋医学は自然哲学を陰陽論や五行論などに類型し、具合にわかりやすく言葉にし
た医学です。さらに人間のからだに「ツボ」と呼ばれるエネルギースポットやそれ
らをつなぐ「経絡」が発見され、先人達がそれらのツボや経絡を使って「この症状
にはこのツボを使うと改善する」という経験を体系だって理論付けたものです。そ
れが今日にまで至っており、今でも研究し続けられています。
そして、東洋医学の特徴は「自然治癒力を高める」ことにあります。つまり、身体
の内側から自然治癒する力(セルフヒーリング)を活性化させ、症状改善に導くの
です。
ですので「針で病気は治せない」けれども「症状は改善する」というのは、あくま
でも針は自然治癒力を高めるお手伝いはするけれども「身体の内側から治る」のは
本人の治癒力次第です。ということを伝えたかったのです。
(*)「ひとつの全体にすること」についてはまたお話してみたいと思います。
友人が「そりゃ 自然治癒力だよ」
西洋薬の副作用さえも乗り越えた治癒力だ~ なんてね。
針は確かに「滞り」を流す力がありますよね。萌芽は「完治」ってニュアンスがないでしょ「あとは自分でやれよ!」ってメッセージもちょっとあるんです^^
よちこ先生文章上手ですね。参考にさせていただきます。続きもたのしみでちゅ
ここに鍼では治らないって書いているけど、じゃな、鍼灸師の役割ってなんなのか?と考えます。みんながみんな自分だけで治るわけではないですからね。わたしたちのような役割がある。
先日、先輩と話していて「確かにその本人の治癒力に因るところが大きい。」ではわたしたちは何をするか?それは「寄り添う」ということではないだろうか?ということになりました。これもちょっと間違うと「依存」になってしまうことになるのでとても難しいことではありますが・・・。