LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:帰りはナイトフライト

2016-09-18 | Flight Log (機長)

最近続いている飛行機通勤。できれば気軽に飛べるVMC、そして帰りがあまり遅くならない日程を選んで飛行機通勤していた。ただ、この日は仕事が長引く可能性があり、しかもIMCとなる確率が五分五分だった。早朝のサンタモニカ空港に到着。カバーはかけていなかった。プリフライトをしてエンジン始動。朝露のついたウィンドシールド、前が見えにくいがタクシー開始。外は涼しく暖気にちょっと時間がかかった。暖気後1700rpmでランナップ。ウィンドシールドの水滴が飛び散る。3ktくらいのテールウィンドの中、Right turn at shorelineでRwy21から離陸。やはりtail windは怖いなと思うほど、普段より低い高度でRwy21 West-endから飛び出す。285BPHの一人乗りボナンザでこれだから、夏場で3人乗りでテールウィンドなんて考えただけでも恐ろしい。ちゃんと昇るだろうが、アップウィンドでの安全マージンが少なすぎる。

海岸線で右ターン、そして3000ftくらいでさらに右ターンしてSpecial Flight Ruleに入る。外気温は67度だった。Altimeter setting 30.03、3500ft、IAS160kt、23inch 2500rpm 50ROPの設定で、TAS170.5ktと出た。計算したかのように、毎回TAS170ktきっちり出る。涼しくなり、巡航時のAngle of attackがちょっと小さい感じがする。そのままトーランス空港の上を抜け、そしてちょっとPractice Areaまで出てみた。あまりにも気流が安定していて、10分くらい海上飛行しながらmaneuverなどして遊んだ。その後、ロングビーチ空港に向う。Angeles Gateの上から管制塔を呼ぶと、Left traffic report downwindとのこと。少しずつスロットルを絞り、15inchまで戻す。これで140kt/300-500fpmの降下をしてくれる。いつでもギアを出すことができ、ほど良い巡航降下設定だ。ちなみに、巡航時もカウルフラップを開けたままだが、この時ばかりは閉じた。Signal Hillの手前でギアを出し、115ktまで減速。降下率は800fpmくらい。綺麗に高度処理が決まり、ダウンウィンドに入る。ちょうどPhenom JetがRwy30のintersection take off をリクエストしているところだった。その離陸を待つ形でベースターン。そのままノーフラップで着陸した。最近ボナンザのノーフラップランディングが多いが、やはり翼の特性を感じ取るのにノーフラップはいい。B3でタクシーアウトし、Pacific Jet Centerに駐機。マーシャラーが案内してくれた。

帰りは黄昏時。気象を調べたり、支払いなどの手続きをしていたら、完全に日が暮れてしまった。Single pilot, Single engineのNight IFRは避けてきたが、この時はさけられないかもしれないと思った。サンタモニカに低い雲が入ってきている。もしかしたらIMCとなるかもしれないが、とりあえず離陸はVFRを選択。エンジン始動、そしてRwy25L at Dまでタクシー。離陸はleft turn over the river。離陸滑走を始め、アップウィンドでスロットルを戻す。すると、すぐにin bound traffic, start xwind turn!と管制官。言われた通り早めのleft turnをして海を目指す。あとはのんびりと上昇。トーランスクラスDの上を飛び、4500ftまで上昇。オートパイロットを使ってSpecial Flight Ruleを飛ぶ。IAS160kt、TAS174kt、きもちいい!。サンタモニカ空港はScatteredのままだけど、アップウィンドはOvercast, Brokenの状態。VFR departureは厳しい。ただ、ファイナルには雲がほとんどないので、アプローチクリアランスなどなしでそのまま降りれる。パシフィックパリセイズ上空で旋回、Right trafficでRwy21へ。Squawk 022Xをもらった。1機キングエアーがリリース待ち。ファイナル6mileにはCirrusが1機。その間にこちらを着陸させてくれるようだ。Fwy405の手前でベースを曲がり、make your final turn squareと管制官。その間にKing Airが離陸していく。それを確認してファイナルターン。ちょっとオーバーシュート気味。そしてフルフラップのナイトランディングとなった。左手には満月、それに照らされる雲、目の前には滑走路、綺麗な光景だった。

日も短くなり、あとちょっとで夏時間も終わる。飛行機通勤で帰りがナイトフライトになる頻度も増えてしまうかもしれない。

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