LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ(動画):気流が悪いなかローカルフライトに出かけた

2009-01-18 | Flight Log (機長)

昨日に続きAIRMET Tが出ている天気で、Pilot Reports(PIREPS)でも1万ft以下の低い高度でTurbulenceが報告されている。高気圧のRidgeが南北に伸びる典型的な強風の天気図。本当なら遠くまで行きたいなとも思っていたが、Turbulenceの中を飛んでも楽しくない。とりあえずSanta Paula Airportくらいまで行ってみるかと思い、Torrance Airportを離陸することにした。

いつものようにMooneyのプリフライトを終え、エンジン始動、Rwy29Rまでタクシー、Straight outで離陸し、Palos Verdesを旋回しながら4500ftまで上昇。この一連の流れは自分にとってまるでTorrance AirportのVFR SD(Standard Departure Procedure)のようになっている。高度が3000ft以上になったところで少しずつ揺れを感じ始めた。そしてSpecial Flight RuleでLAXを越え、Santa Monica Airportの上空に来るとかなりの揺れ。特に旅行目的で飛ぶのなら話しは別だが、ただ空に浮いていることを楽しむために離陸したので、”これは無理してTurbulenceの中を飛んでも楽しくない!”と思った。すぐに3500ftまで旋回降下、Special Flight RuleでTorranceに逆戻りすることにした。

さっき飛び越えたばかりのLAXの上空を再び越え、Hawthorne Airportが真横にきたところで、”そうだCompton Airportの友人のハンガーに寄ろう!”と決断した。3500ftのままGoodyearを目指し、ギアを出して降下開始した。3000ft以下の高度は揺れもなく快適、難なくCompton Airport Rwy25Lに着陸。ただComptonは閑散としており、誰もいない、友人のハンガーも閉まっている、、、、。早々にタクシーバックしてLeft crosswindで離陸、3500ftまで上昇しながらTorrance Airport Class Dを越え、そのままPractice areaに向かった。20分ほど肩ならし程度の軽いマニューバーをやって遊び、そのままTorrance Airportに帰還することにした。

Point FarminからTorrance Airport Towerを呼ぶと、Left Base Rwy29Lとの指示。もう一度聞き直すと、Straight in to number 29Lと指示が変更。これは面白い! そのままNumberを目指し、Finalを作らないで着陸することにした。速度を十分に落としきって綺麗なラウンドアウト、フレア、タッチダウン、満足いく着陸。なんとも刺激のないローカルフライトが、凄く楽しいエンディングとなった。

Torrance Airport Rwy29Lにナンバーめがけてアプローチ、そして着陸(動画)
http://www.youtube.com/watch?v=xKFhX25G1x0


あまり無理したり無茶してはいけないが、この機体(Mooney M20C)は本当に自分の手足のように動いてくれる良い機体だ。



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2 コメント

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Unknown (koba)
2009-01-18 13:06:36
手足のように動いてくれる愛機があるって素晴らしいですね。
うらやましいです。

僕の場合、借りる機体もセスナ152だったり172だったりするし、FBOも違うので、何か機体に愛着がわかない気がします。

やはり、MY飛行機って憧れます。

Unknown (C2)
2009-01-19 14:07:04
この機体には200時間くらい乗りましたが、毎週毎週同じ機体に乗り続けると、ほんとうに気持ちよく動くなってくれるようになってきました。今度の172Nは愛機と呼べるようになるのではないでしょうか?

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