LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:久々に飛んだ

2017-03-01 | Flight Log (機長)

雨が続き、仕事も忙しく、全然飛べなかった。あと、なんとなくサンタモニカ空港に近づきたくない感じもしていた。空港閉鎖が決まったことで、空港反対派の意見などがテレビで目に付くことが多く、人類に幻滅してしまうほど残念に感じていた。いまサンタモニカ空港の付近に住んでいる最年長者より、サンタモニカ空港の歴史は古いのだ。全員が空港ができた後に越してきた人たち。ジェット機の音がうるさい!という議論はわかる。だけど、小型機が墜落したら地域住民の命に関わるし、こんな危険なところには住めない!と堂々とテレビインタビューに答える人たちに幻滅する。ここ30年、サンタモニカ空港の小型機の数は半減しているのだ。彼らが越してきたときより、小型機は空を舞っていないのだ。何より、命に関わる問題!とまで声を荒げるなら、何で空港近くに越してきたのだ。呆れてものがいえない。

そんなこんなで、1ヶ月ちかく飛ばずにいた。30分くらい空港に立ち寄り、エンジンをかけたりはしていた。ただ、流石に飛ばずにはいられないという気持ちが湧いてきた。愛機ボナンザも鶏になっていたら可哀想だ。カバーを外し、プリフライトをしながら、綺麗に拭き掃除してあげた。そしてエンジン始動、Rwy21へ。ランナップをしていると、なんだかCHTが高め、エラーがでている。あと、ちょっとだけFuel flowが少ない感じがする。普段1700rpmだと6.8-7gphくらいだが、6gphの前半という程度。フルスロットルにするとfuel flowが戻る。かなり入念にエンジンチェックをした。

Rwy21から離陸、Right turn at shore line。そしてSpecial flight ruleに入る。ずっと不愉快な揺れがある。地上は数ノット、無風に近いのにどうしでだろう。3500ftでLAXを越える。トーランス空港に向かうセスナ172と128.55で交信。あまりにも無線の音質が悪く、Do you have comm2? と私。すると、全然違う高音質。これで交信が可能となった。向こうはトーランスへ、こちらは向こうより30kt以上速く、早々に左ターン。そしてロングビーチを越えて東へ。2500rpm 23inch、170ktくらいで巡行。

Santa Ana Class Cの北端に近づくにつれ、不愉快な揺れが強くなる。2400rpm 20inchまで減速し、Va132ktより5-10ktくらいで飛行。ただ、この速度飛んでも、クロカンは楽しくない。眼下のコロナ空港に降りることにした。トラフィックが多く、あまり好きじゃないのだが、燃料の安さにつられた。Fuel pitも混雑。週末のコロナは忙しい。

燃料満タン、早々に退却。せっかくなので、空港併設カフェにでも行こうと、隣のフラトンを目指す。コロナのカフェは店内が暗い感じで好きじゃない。コロナから離陸、左ターンをして谷間を抜ける。すぐにフラトンのATISとり、早々に管制塔を呼ぶ。そして Rwy24にそのままstraight inとなる。そのまままっすぐ飛び、フルフラップで着陸、機体をタイダウンする。ところが、なんとカフェは長蛇の列。せっかくなのに、残念無念。ここで30分−1時間もまてない。仕方ないなので、すぐに離陸、エルモンテに向かうことにした。フラトンのRwy24から離陸、Right standard departureで、1700ft巡行。2400rpm 20inchの設定でのんびり快適飛行。エルモンテ空港のClass Dが目の前に迫ってきたが、Citationが降りてくるようにで、なかなか交信に入れない。ファーストコンタクトでLeft traffic Rwy19となる。しばらくして、右ターンしてFwyを北上するベースをとってくれとのこと。Citationとのスペーシングの問題だろう。しばらくして、山沿いを西向きに飛ぶCitationを発見。ATCは女性の声だった。ちなみに管制塔も女性。そのCitationに続いて着陸。ただ、1機離陸させたいとのことで、make your base-to-final turn squareと管制官。ちょっとオーバーシュート気味になってしまったが、普通にフルフラップで着陸。そして空港併設カフェへ。ところが、なんと長い待ち時間。またフラれた。

これではダメだと、再び空港を後にする。目指すはトーランス空港。Rwy19から離陸し、1700ftで南下する。ここでも2400rpm 20inch、IAS135-140ktで飛ぶ。静かで快適、ローカル飛行向きの設定。そしてコンプトン空港上空で管制塔を呼ぶ。Right base Rwy29Rと管制官。トーランスではノーフラップで着陸。綺麗に決まり、そしてtransient parkingへ。空港併設カフェはないが、近くのモールまで歩いていった。結構な距離があるが、ぷらぷら歩くのも悪くない。空港内も歩いて散策。トーランス空港のいいところだ。サンタモニカ空港内は歩いて移動してはいけない決まりがある。自転車もだめ。

トーランス空港でしばし休憩。その後、Rwy29R straight out。海岸線で右ターンし、パロスバーデスを一周しながら4500ftへ。そして2500rpm 23inchの巡行。174ktまで出た。180ktの数字をみたかったが、かなわなかった。しばらくして減速、パシフィクパリセイズ上空からサンタモニカ管制塔を呼び、Right traffic Rwy21 squawk 0271となる。そしてなぜが0275とコード変更。ジェット機のIFRリリース前に着陸させてもらえたので、フルフラップで短い制動距離の着陸、早々に滑走路を開ける。そのままフラップをたたまず、駐機スポットへ。ここでノーズギアがTの字の真上にドンピシャ。You know where your nose gear is!と隣のグラマンのパイロット。どうやら共同オーナーたちが整備、オイル交換していたようだ。こちらは拭き掃除、そしてカバーをかけた。

2.6時間のフライト。空港併設のカフェはどこも混雑、サンタモニカ空港では共同オーナーパイロット達が皆で仲良く機体を拭き掃除。アメリカのGAはまだまだ行ける。元気付けられた。Noisy minorityの言葉に惑わされ、Silent majorityとFriendly aviatorに目が向かずにいた。この空港が閉鎖されるまで居続けてやろう、そんな気持ちになった。

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