キャロリン。の日記

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フランスでのHPVV被害者の裁判~親の広義な愛

2014年06月19日 | 医療、福祉、介護、ワクチン被害

フランスでも、裁判になっているHPVV被害。

ガーダシルの責任も判決として出ている。

プライベートで、このワクチン被害のことでめげていた一昨日と昨日でした。

が、この両親の

「単に自分たちのためだけの判決では不十分だと考え、ガーダシルの副作用に苦しむ被害者全員のための正義を望んだ。」

この勇気に力を貰った。

フランスのHPVV被害者の裁判から

2013年9月18日、Patrick Mairé判事は、「2回のHPVワクチン(ガーダシル)接種を受けた10代の女子に生じた恒久的健康被害について、責任の50%はガーダシルにある」との判決を下した。残り50%の責任は、自己免疫疾患を発症しやすい本人の遺伝的体質にあるとした。Patrick Mairé判事はフランスのCRCI(米国のワクチン被害補償プログラムVICPに相当)の地方裁判官である。

 患者マリー(Marie-Océane)の両親は、HPVワクチンの潜在的な危険性についてみなさんに知ってもらいたいと思い、娘が受けた健康被害のことを公開することにした。ワクチン接種前に副作用の危険性について知らなかったばかりに、娘は健康被害を受けてしまったが、これと同じ被害を他の人には繰り返してほしくないと望んだからである。

 2010年、マリー(Marie –Océane Bourguignon) 15歳は、ガーダシルの接種を2回受けた。1回目は10月11日、2回目は12月13日であった。1回目の接種から2週間後、両側の上肢に感覚異常と運動障害があらわれ、およそ2週間持続したが徐々に軽快した。

 2回目の接種から3ヵ月後の2011年3月13日、マリーは健康状態悪化のため、中央病院に入院した。大脳—前庭機能障害と感覚—運動障害(運動失調、回転性めまい)を発症していた。3月15日、脳MRI検査にて、白質に異常が認められた。

 最初の診断は、多発性硬化症またはADEM(急性散在性脳脊髄炎)との診断であった。その後何度も入院して検査した結果、マリーは多発性硬化症と診断された。多発性硬化症は、脳・脊髄の神経線維を被っている神経鞘が慢性的、進行性に傷害される疾患で、しびれ、会話障害、協調運動障害、視力障害、全身倦怠感などの症状を呈する。マリーは、このような健康障害を抱えて残りの生涯を過ごすことになる。

 そこで両親は、2012年1月28日にCRCIボルドー地区医療補償法廷に提訴した。その判決は、2013年9月18日に下された。ここに判決文の全文を紹介するが、マリーと家族は勝訴していた。(判決:製薬企業MSDの保険会社は、マリーの受けた健康被害に対して、請求補償金額の50%相当額を支払うよう命ずる)
マリーと家族は、判決に従ってワクチン補償プログラムによる補償金を受け取り、そのまま生活することもできた。

 しかし彼らは、HPVワクチンによって180度人生を変えられたのは自分たちだけではないこと、そして今回の判決は非公開であり、HPVワクチン接種に伴う潜在的な危険性を他の家族に警告するために公開されることはないということを知っていた。

 そこでマリーの両親は、今回の医療補償法廷による補償金を断り、判決が一般公開される通常の刑事裁判所に提訴することにした。単に自分たちのためだけの判決では不十分だと考え、ガーダシルの副作用に苦しむ被害者全員のための正義を望んだ。そして、HPVワクチン接種に伴う潜在的な危険性について人々に警告する機会を作りたいと考えた。HPVワクチンは、ある種の体質をもった人にとっては極めて危険な薬であるという事実を、一般に広める機会を持ちたいと考えた。

http://sanevax.org/france-permanent-injury-attributed-gardasil


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