団塊的“It's me”

古希を迎える団塊世代が振り返る何でもランキング・ベスト・3

果物・フルーツ

2017年02月24日 07時13分15秒 | Weblog

①    イチゴ

②    パパイアソロ

③    マルダハマンゴ

①    ユヴァル・ノア・ハラリ著『サピエンス全史 (上下巻)』【河出書房新社刊各1900円+税】を読んでいる。まるで人間(サピエンス)の歴史を天空から俯瞰してみているような感覚になる。その中で果物について触れていた。人間がまだ狩猟生活をしていた時、美味しそうなイチジクを見つけると人々は、むさぼり食べた。ある時に食べられるだけ食べるしかなかった。乾燥させて保存することも、現代のように冷蔵保存冷凍保存もできなかった。私の子どもの頃とあまり違いがなかった気がする。私はイチゴが果物の中で一番好きだ。父親が家の庭にいろいろな果物の木や苗を植えた。イチゴが赤くなって父親の許可が出るまで毎日頼まれもしないのに見張った。当時店でイチゴを売っていたのを見たことがなかった。母親が採れたイチゴをきれいにして練乳をかけてくれた。練乳をつけてもつけなくてもイチゴの甘酸っぱさが私をとても満足させた。毎年イチゴが実をつけるのを楽しみに待った。長い時間待って、やっと口にして、その味に満足したという経験が私をイチゴ好きにしたのだろう。10代後半でカナダへ行き、学校の友人のつてでバンクーバーのイチゴ農家で収穫のアルバイトをした。一日でクビになった。作業中に相当な数のイチゴを食べたのが辞めさせられた理由だった。先日遊びに来た孫がイチゴ好きだと言うので食べ放題のイチゴ農園へ一緒に行った。3歳以上30分間食べ放題でひとり1900円だった。私はとてもイチゴだけをそんなにたくさん食べられる自信がない。外で待った。孫一家は練乳をお替りするほど食べたという。若さをまぶしく感じた。

②    アフリカのセネガルもトロピカルフルーツがたくさんあった。ダカールの市場へ買い出しに行くのは私の大事な日課だった。一年中フルーツが出回っていた。中でもパパイアソロは私をとりこにさせた。普通パパイアは黄色か橙色である。パパイアソロはサーモンピンク色である。甘さも上品で香りも良い。ところが見た目、外側はみな同じ色形なのだ。市場へ行くとパパイア売りはたくさんいる。私「パパイアソロ?」 売り子「ウイウイ、パパイアソロ、セ ボン」 売り手は皆パパイアソロというが、家に帰って切ると8,9割が普通のパパイアだった。やがて正直な中年男性のパパイア売りに出会った。彼は時々しか市場に売りに来なかった。彼がパパイアソロと言ってそうでなかったことは一度もなかった。二つに切って種を取り除き、そこへたっぷりレモン汁をかけスプーンで掬って口に運ぶ。至福の瞬間。

③    ネパールでマルダハマンゴを初めて市場で見かけた時、何で未熟なこんなマンゴ売ってるのと、買う気はまったくわかなかった。しかしマルダハマンゴは緑色のマンゴなのだ。友人がそう教えてくれたのは市場から消えてからだった。結局1年待つことになった。この1年は悔やまれる。それでも2シーズン楽しめた。とにかく美味い。セネガルにもマンゴはあったが、ネパールのマルダハマンゴが最高だった。

 現在の人類はアフリカから地球上に拡がったと言われている。私はかつてそれが不思議でならなかった。しかし『サピエンス全史』を読んで理解できるようになったと勝手に思い込んでいる。狩猟生活をしていた人々は、この先へ行けばもっと美味い果物や食物があるのではの期待に後押しされて、未踏の地を突き進んだのだろう。気が遠くなるような長い時間、あらゆる困難をも挑戦する回数と人数と偶然の組み合わせで乗り越えてきたに違いない。2月23日(木)にアメリカ航空宇宙局(NASA)は「地球から約39光年(1光年は約9兆4600億キロメートル)先の宇宙で、生命が存在する可能性のある惑星が七個も見つかった。すべての惑星の表面に液体の水が存在する可能性があり、一部には海があるかもしれない。質量やサイズは地球と同じぐらいで生命が存在する可能性もある」と発表した。山口百恵の『さよならの向こう側』(作詞 阿木耀子 作曲 宇崎竜童)の出だしに♪何億光年輝く星にも寿命があると~♪を聞いたとき、百恵さんの美しさと何億光年という脳が破裂してしまいそうな時間に圧倒された。NASAが発見を発表した39光年先がすぐそこに感じる。はたしてその七つの惑星にも美味い果物が存在するのかと食いしん坊は、朝食のヨーグルトの中に置かれた大きなイチゴ見て想いを馳せる。

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