団塊的“It's me”

古希を迎える団塊世代が振り返る何でもランキング・ベスト・3

ジャガイモ・Potato

2017年06月02日 08時26分56秒 | Weblog

①    じゃがいも 天ぷら

②    マッシュポテト

③    フレンチフライポテト

①    子どもの頃のご馳走と言えば、カレーか天ぷらだった。カレーは誕生日の定番メニュー。天ぷらは、お盆などやはり年数回しか食べられなかった。天ぷらの中で私が一番好きだったのがジャガイモだった。食卓にあがったジャガイモの天ぷらには手を出せなかった。なぜなら私は母が天ぷらを揚げている脇でつまみ食いしたので、食事の時間にはもうお腹がいっぱいになっていた。揚げたてのジャガイモの天ぷらは、旨かった。冷めたジャガイモの天ぷらには手を出さなかった。残念ながら現在私は揚げ物を食べることができない。糖尿病を発症してから、食事療法を25年以上続けている。カロリー計算をしているつもりだが、やはり自分には甘くなる。揚げ物が好きである。今でもジャガイモの天ぷら、かつ丼の夢をみる。そんな時は必ずよだれの跡がある。

②    カナダの学校へ入る前、私は大きな期待に胸含まらせていた。アメリカ映画でアメリカの食べ物を見て、自分もあんなでかいステーキを食べられるのだと思っていた。ところが入った全寮制の学校は、自給自足の学校だった。(写真参照:ジャガイモの収穫)食料はおろか電力まで学校内でまかなっていた。私の勝手に描いていた新天地での食生活は、私の子どもの頃の食事と大差なかった。朝はトースト、昼はマッシュドポテト、夜はスープ。ステーキのスの字も聞いたことがなかった。最初馴染めなかった食事も、それしか食べられないとなると段々受け入れ始めた。私は基本的にジャガイモが好きなのである。日本ではマッシュポテトと言っていたが、何度私がマッシュポテトと言っても、皆にマッシュポテトと直された。英語は「する側」「される側」を厳格に区別する。英文法で習った「能動態」「受動態」である。ジャガイモが擦りつぶされるからマッシュドポテト。このような英語のものの考え方が少しわかったおかげで伸び悩んでいたカナダの学校での英語も新しい展開に突入できた。マッシュドポテトが好きになった。大きな皿にお玉でポテトをガバッと置き、お玉の裏でググ グッと押しまわす。マッシュドポテトが浅間山の火口のように真ん中にくぼみをつける。そのくぼみにグレービーソース(ひき肉がほんの少し入っている)を入れる。食べる時は砂山で遊んだ“棒倒し”のように、ポテトの山を崩さないようにソースとポテトを混ぜながら食べ進める。ご馳走ではなかったが恋しくなる味だった。

③    フレンチフライポテトもフライド、つまり揚げられたジャガイモである。アメリカ人ばかりでなく世界中で食べられている。フランスへ行った時、ここぞ本場なのだからさぞかし旨いだろうと妻と試してみた。エッフェル塔近くの公園のベンチに座って食べた。旨かった。イギリスのフィッシュアンドチップスのジャガイモも悪くない。

妻と回って暮らした国々のどこでもジャガイモは、容易に手に入れることができた。ジャガイモは、飢餓を救うかもしれない。

妻はジャガイモがあまり好きではない。理由はサツマイモのように甘くないからだという。夫婦でも食べ物の好き嫌いはそれぞれである。好き嫌いを言っていられるうちは、花である。日本は飽食の国であることは間違いない。食べるものを選べることは、幸せなことだと改めて思った。

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