団塊的“It's me”

コキロク(古稀+6歳)からコキシチ(古稀+7歳)への道草随筆 2週間ごとの月・水・金・火・木に更新。土日祭日休み

セブンルールならぬ私の3ルール

2017年10月12日 | Weblog

①    三日ルール

②    一日10単語10漢字

③    遠回りになっても信号のある交差点

①     フジテレビで火曜日夜11時19分から11時49分に『セブンルール』が放映される。私はもちろんこの時間にはすでに白河夜船である。今の時代は本当に凄い。テレビ番組が2週間にわたって録画記憶されている。そのおかげで私は、観たい番組観たい時に観ることができる。『セブンルール』は、いろいろな職業分野で活躍する女性が、日ごろ自分に課しているルールを一つずつひも解いていく番組である。時々7にこだわりすぎていると感じる。日本のテレビ番組の常道、余計なタレントを並べて喋らせる手法に食傷気味になるが、番組に取り上げられた主人公たちには関心がある。

 私は自分に課してきたルールで役に立ったと思うのは3つある。手紙にしてもメールでも受け取ってから大事だと思ったものには3日以内に返事する。受け取った時点で決定する。この3日ルールを知ったのは、本を読んでなのか、誰かに言われたのか記憶がない。しかしこれは自分の人生で大いに役立っている。ものぐさで何でも先延ばしする私は、明日こそ、こんどこそ、次こそと遂に古稀を迎えた。それでも手紙とメールへの3日ルールはずっと守ってくることができた。

②     塾をやっていた時、私は塾生に毎日10英単語10漢字の10回書きを課し、1週間ごとに提出させた。これは私が小学生の時、尋常小学校を弟たちの面倒を見るために中退した養母に頼まれて漢字やアルファベットを教えたことに由来する。養母は、新聞の折り込みチラシの裏の白いものを糸で綴じてノートを作った。先生の私は、小学校から帰ると、その日学校で習った漢字を養母のノートに書いた。そのノートは、1漢字10回書いて練習できるマス目が引かれていた。そして養母は漢字を覚え、読書するようになった。私も養母を真似ようと努力したが、とにかく先延ばしの天才は、継続できなかった。後悔あとにたたず私の反省を込めて、養母のチラシノートを参考に私は表に英単語裏に漢字が練習できるシートを作った。

小田原のJRの駅に二宮尊徳の銅像がある。その台座に「一日一字ずつ習えば、一年では三百六十五字となるぞ この小僧 譲って損なく 奪って益なし:建立 小田原報徳実践会」と書いてあった。驚いた。あの二宮尊徳も小さな積み重ねを大切にしていた。

③     大きな交通事故に2回遭遇した。その2回とも海外だった。国内でも数回追突されたことがある。交差点での出会いがしらにぶつかりそうになったことは数えきれないくらいあった。東名高速道で注意されたのに腹を立て、追跡してブロックして道路わきに止めさせ、後ろから来たトラックが追突して注意した男性と妻が子供たちの目の前で亡くなった。とろくて小心者の私は、後ろの車にあおられたり、幅寄せされるのは、日常茶飯事である。だから「あせりは禁物、あさりは海産物(沖縄の交通標語)」と唱えながら、制限速度を守り、あおり接近にも反応せず、遠回りしてでも信号のある交差点を通る。おかげで交通事故から免れている。

 自分に何らかのルールを適用しなければ、私は道を踏み外していただろう。ルールがあってはじめて、私は、まっとうでいられる気がする。衆議院選挙真っただ中である。私の投票ルールは、20年30年を見越しているか否かである。残念ながら党利党略、自分の議員としての保身狙いしか見当たらない。私の願いである日本が世界に病院船艦隊で貢献するなどと言ってくれる候補者など一人もいない。でも私には選挙には必ず投票するというルールがある。棄権はできない。頭が痛い。


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