(3/20)電動工具のマキタ、富士ロビンにTOB・農林機器強化

2007-03-21 08:04:13 | Weblog
 
電動工具大手のマキタは20日、富士重工業子会社で草刈り機やチェーンソーなどの農林機器を手がける東証二部上場の富士ロビンを買収すると発表した。マキタが富士ロビンにTOB(株式の公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。富士重も同日、TOB賛同を表明した。マキタは買収で農林機器の海外事業を強化し、富士重は自動車分野に経営資源を集中する。

 富士重は富士ロビンの発行済み株式の58.07%を保有する。マキタは一株260円でTOBを実施する。TOBに応じなかった株主には株式交換でマキタ株を割り当てる。取得総額は約30億円。

 富士ロビンの06年3月期の売上高は111億円で、小型農林機器では国内三位グループ。マキタは1991年に富士ロビンに10.03%を出資して二位株主となり、草刈り機を共同開発してきた。小型農林機器は東南アジアなど海外で市場拡大が見込まれ、マキタの主力事業の電動工具と販路が重なることこともあり富士ロビン買収で事業を拡大する。

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