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魯迅小説ゆかりの地・紹興

2008年01月23日 15時10分35秒 | 添乗報告
你好、東京本社の袁です。
皆様この写真ご存知ですか。
実はこの写真に写った店と人物は中国でとても有名です。
店は作家・魯迅の小説「孔乙己」に登場した酒場・咸享酒店で、
この像は主人公の孔乙己でした。
孔乙己というあだなは彼の口癖からつけられました。
本当に名は孟、孟夫子とも呼ばれていたそうです。
「孔乙己」は20世紀中国文学史で著名な短編小説。
魯迅は孔乙己という人物を通じて
当時、中国の封建社会制度を批判し、
この暗い社会に呑み込まれた貧しい知識人の原型です。
孔乙己は元々封建教育を受けたことがあったが
出世ができず、「知識人」という身分は何よりも大事、
そして、体力労働のような仕事はしたくない、
古い封建思想に縛られて、最終的に物を盗んで、
人に殴られて死んでしまったという残酷な現実です。
もちろん、魯迅だけではなく、
紹興はまた、色んな歴史深い所があります。
東晋時代の書法家・王義之ゆかりの蘭亭、
南宋の詩人・陸遊と妻・唐琬再会の沈園、
周恩来と唐代詩人・賀知章の故居、
江南園林の東湖など、
中国の歴史がお好きな方は是非一度お越し下さい。
この水郷の雰囲気と歴史感はきっと一生の思い出になると思います。

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