Stelo☆ panero

変態ですがよろしくお願いします。更新は気分次第、気の向くままに。新題名は、エスペラント語で、星屑という意味だったり。

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

【風船魔導士 クオラ】 第十五時限目 アルギナ・アルカは薬草です③

2016-11-04 18:30:19 | 妄想小説

 トラップの先には、背中に蝙蝠の羽が生えている大根がいた。

 クオラが、振り向くと、姿見が背後にある。素直に考えると、姿見の中に引き込まれたらしい。どう見ても逃げられないので、前を塞ぐ謎の大根について、タフィに尋ねてみる。


  「 タフィ、あの大根って、何?」


  「 あれは、マンドレイクの品種で、アルギナ・アルカね。

    ああ見えても、薬草…というより、精神に作用する毒草ね。」


 タフィの説明によると、アルギナ・アルカを乾燥させて、タバコのように吸引すると、途轍もない多幸感を得て、痛みも遠のくが、一旦、薬の効果が切れると、ショック死もありうる地獄の痛みが待っている。要は、覚醒剤だった。


  「 倒すには?」


  「 攻撃すると、耳を突いても聞こえちゃう、狂い死にする悲鳴を出すし。」


  「 うん。」


  「 焼くと、毒の煙が広がっちゃうし。」


  「 うん。って、八方塞がりじゃない?」


  「 だから、歌ね。歌を聞かせると、眠っちゃうから、その隙に。」


 タフィの説明で、クオラは歌うことになってしまった。


【二日後につづく】

 

  







  

 

『小説』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 【風船魔導士 クオラ】 第十... | トップ | 【風船魔導士 クオラ】 第十... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

妄想小説」カテゴリの最新記事