名古屋美味しいもん、不味いもん食べある記

美味しいものは、自分の脚と舌で探すもの。ガイドブックやフリーペーパーは全て広告。本当にいいものを見つけよう。

もっとも危険!産地直送。

2013年01月04日 | 日記
【産地直送】と言う言葉に騙される人が多いのには驚きだ。

産地直送と言うのは、どういう意味だと思う?

「新しい」と考える人が多いのかも知れない。

とんでもない。

【産地直送】と言うのは、「古い」「売れ残り」「品質が悪い」の3大要素を含む
【激悪商品】である可能性の高いものなのだ。

特に、魚に関しては、現地の中央市場が一番新鮮である。

「地方の市場」・・・ここでは金沢の近江町市場について説明してみよう。

この市場は、新鮮なものを扱う老舗の寿司屋などは使わない。

街の商店くらいだ。

そして、客の大半は、観光客だったりする。

地方にある【業務用スーパー】と同じレベルだ。

いや、名古屋のサントやタチヤのほうが新鮮かもしれない。

観光客用の食材は、漁から1日以上過ぎたものだし、
業者が買わなかった質のよくないものであることが多い。

それを買って、店まで送ったとしたら、
漁から3日も経った物になってしまう。

それらがわからないように、
昆布で締めたり、塩を敷いた氷の上においたりするのだ。

個人店で、【産地直送】を謳い、氷の上に刺身が乗せて出てきたら、
僕ならこんな店は決して行かない。

店の中や外に、市場から送ってきた宅急便の箱があったら、
僕は決して入らない。

もちろん、全てがそうだとは言わないが、漁船と契約して捕りたてを送ってもらわない限り、
市場からの転送が新しいはずが無い。

魚は新しいものは刺身か焼き魚、次に天ぷら。煮物。そしてフライ。
古くなって使い道の無いような臭いが出てるものでも、タレに漬け込んだ唐揚げならごまかせる。

最後の締めに魚の唐揚げが出る店も僕は行かない。

名指ししたいが、それは問題になる。

個人個人がいろいろ体験しながら判断しなくてはならないものなのだ。

【流行ってる店】と【宣伝上手な店】は一致しても、
【本当にいい店】とか【客のことを考えている店】はいいものをお値打ちに、美味しく出してくれるはずだ。

たとえ客におべっかを言わなくても・・・・。