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街の散歩…ひとりあるき

孝霊五年 不二峯出現...『富嶽百景』初編

2018年02月17日 | 絵画・彫刻

孝霊五年 不二峯出現。

孝霊五年に富士山が
とつぜん出現という伝説にもとづく。
孝霊とは孝霊天皇の代
神武天皇からはじまり代7代目の天皇。
神代の時代に
とつじょとしての富士の出現に
江戸時代の武士役人と村人が
不二峯の頂上を指差しみつめる。
おかしい、とはいうものの
江戸時代に、とつじょとして
不二峯が出現したとしたら
驚きだろうな、ということか。

実際は
富士山がいまの姿になったのは
七十万年ほどまえから
大きくは三度ほど大噴火をかさねたのちの
一万年ほどまえだという。

この不二峯出現の不二を
かの赤富士『凱風快晴』におきかえ
色づけしてみた。
Illustratorによるトレース。


コメント
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